PRESS RELEASE
2016年8月12日
株式会社みずほ銀行
富士通株式会社
みずほ銀行と富士通、
請求支払業務電子化・売掛金消込自動化サービス提供に向けた実証実験を開始
企業の経理業務を大幅に効率化するFinTechの取り組み
背景
昨今、金融とITの融合を意味する「FinTech」の動きが国内外にて加速しています。中でも、決済電文(振込データ)に商取引に関わる情報を付帯して交換・共有する「金融EDI」の活用は、取引の自動化・効率化などのさまざまな効果が期待されています。そのような中、金融界・産業界にて検討が進められている「企業間送金のXML電文への移行」(注3)との連携を視野に入れ、下図のようなサービス提供の実現に向けたパイロットシステムの構築と、効果を検証する取り組みを開始します。
図 EIPP・金融EDI活用のイメージ
本件概要
- 目的
商取引の請求や支払業務にEIPP・金融EDIを導入することで、請求から支払・入金までの一連の取引を全て電子化し、企業における売掛金消込自動化の飛躍的な向上を目的とします。
- 期間
パイロットシステム構築 : 2016年7月~2016年10月(予定) 効果検証 : 2016年11月~2017年3月(予定) ※富士通および富士通グループ各社間の取引で実証を予定
- 内容
本実証実験では、以下の項目への有効性の検証と事業化の可能性を検討します。
- 業務最適化、コスト削減
- 内部統制高度化、決算早期化
今後の展開
- ICT技術などを活用し、利便性の高いサービスや新たなビジネスの創出に努め、今回の実証実験を通じて、企業の経理業務の効率化につながる先進的な決済サービスの開発に取り組んでいきます。
- 金融界・産業界にて検討が進められている「企業間送金のXML電文への移行」に対応するサービスの提供を目指していきます。
- 企業の間接部門生産性向上、債権管理業務のBPO化も視野に入れた共通環境の構築・検証を行っていきます。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 EIPP:
- Electronic Invoice Presentment and Paymentの略称。電子請求書発行・決済のこと。
- 注2 EDI:
- Electronic Data Interchangeの略称。商取引に関する情報を標準的な形式に統一し、企業間で電子的に交換する仕組み。
- 注3 XML電文への移行:
- 2015年12月、金融庁・金融審議会より、企業間の国内送金指図で使用する電文方式について、2020年までに、現「固定長電文」を廃止し、情報量や情報の互換性などに優れた「XML電文」に移行することが提言されております。
詳細については、金融審議会「決済業務等の高度化に関するワーキング・グループ報告」をご参照下さい。
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン(総合窓口)
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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