PRESS RELEASE (導入事例)
2016年3月31日
富士通株式会社
千葉県様、SNSを活用した外国人観光客ニーズ・動向調査結果を公開
外国人観光客の満足度向上に役立つ意見やアイデアを抽出
当社は、千葉県商工労働部観光企画課(以下、千葉県)様より、SNSを活用した外国人観光客のニーズ・動向調査事業を受託し、このたび、千葉県様に調査結果を報告しました。千葉県様は、3月31日に、本調査結果をホームページで公開します。
今回、当社は、千葉県への外国人観光客増加を目的とし、海外11の国と地域(中華人民共和国、台湾、大韓民国、アメリカ合衆国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、フランス)のSNSへの投稿から、外国人観光客の日本に対する意識や期待、宿泊実績などを分析し、これまで観光関係事業者などが一般的に行ってきたアンケート調査などでは明確になっていなかった、外国人観光客の食事や宿泊施設に関する国別のニーズや嗜好、動向などを明確化しました。
千葉県様は、今後、県内の市町村と連携して本調査結果を活用し、外国人観光客にとっても魅力的な環境整備に取り組むとともに、県内事業者などとも本調査結果を共有し、外国人観光客のニーズに合った商品やサービスの開発を支援することでビジネスの活性化を図ります。
当社は今後も、ICTとビッグデータの活用により、地域の新しい価値創生と活性化を支援する提案を行っていきます。
背景
政府は、2020年までに訪日外国人4,000万人を目標としており、その達成に向け、国内における外国人受入環境の整備が重要とされています。千葉県様は、多種多様な文化を背景に持つ外国人観光客のニーズを把握することは、効果的な観光施策を立案する上で必要不可欠と考え、今回の調査事業実施を決定しました。
調査概要
- 実施期間: 2015年11月~2016年 3月(5カ月間)
- 調査対象国と地域: 以下の11の国と地域。
中華人民共和国、台湾、大韓民国、アメリカ合衆国、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、フランス。
- 調査テーマ:
(1) 日本および千葉県に関する外国人観光客の嗜好・意識
(2) 千葉県内の観光地に関する意見
(3) スポーツ競技への興味 - 調査体制:
- 日本
当社内で専任チームを結成し、千葉県様の調査要件分析、分析方針立案・データ収集方式・データ抽出キーワードなどの決定・調査報告書デザインなどを行う調査設計、プロジェクトマネジメント、各国での調査・分析結果の統合分析、ファインディングスの抽出と活用案の検討を実施。
- 11の国と地域
各国の話しことばで書かれている投稿データを分析するため、各国現地のことば、生活環境、趣味、嗜好を理解できる調査官を、各国・地域に配備。
- 日本
- 調査方法の特長:
- (1)11カ国の並行調査
- 調査対象各国で、2015年9月からの3ヵ月間に投稿されたデータを対象に、一斉に調査・分析を実施。
- (2)調査・分析
- グローバルなSNS、および各国内で利用されているSNSへの投稿から、大量の検索ワード設定が可能なシステムを活用し、分析対象となる投稿を抽出しました。その投稿から、日本、千葉県、およびスポーツ競技に関する外国人の嗜好や意識、興味をできるだけ細やかに分析するためのデータ収集キーワードを、まず日本国内で決定し、調査対象各国の現地調査員と、文化や習慣を検討しながら国別に複数のキーワードに展開した上で、各国言語に対応した分析システムを活用しながら分析を行いました。
- 調査結果(概略)
各国ごとに、旅行の目的や日本での行動、食事や宿泊などの嗜好、意識、日本で感じたカルチャーギャップなどの傾向が、データとして現れる結果となりました。また、今後、訪日外国人の方々により千葉を楽しんで貰うために、千葉県様が県内観光事業者と連携して進めていく周遊ルート策定や受入体制整備、各種観光施策をより高度化するための様々な事実やアイディアを抽出することができました。
詳細は、千葉県様のホームページ(http://www.pref.chiba.lg.jp/kankou/sns/tyousakekka.html)をご覧ください。
商標について
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以上
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