PRESS RELEASE (サービス)
2016年2月25日
富士通株式会社
介護サービス事業者向け業務支援システム
「HOPE LifeMark-WINCARE」を販売開始
スマートデバイスの活用により、情報共有と介護記録業務時間を短縮
当社は、介護サービス事業者向け業務支援システム「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE LifeMark-WINCARE(ホープ ライフマーク ウインケア)」(以下、「HOPE LifeMark-WINCARE」)を2月29日より販売します。
本製品は、当社がこれまで提供してきた介護サービス事業者向け業務支援システムに、任意の医療機関や自治体、訪問看護事業者などとのSNS形式の情報共有機能や、介護施設内での正確な情報共有を効率的に実現する掲示板機能、スマートデバイスで、いつでも、どこでも、介護スケジュールや介護記録(注1)の入力・参照が可能なスマートデバイスオプション機能などが追加されています。
これにより、介護職員は掲示板を見ることで、要介護者1人ひとりの容体や介護サービススケジュールなどを、より正確に把握できます。また、介護現場でスマートデバイスを使って要介護者の容態や行動を即座にシステム入力でき、情報共有機能を利用し、その場で要介護者を担当する医師や看護師の専門的なアドバイスを求めることも可能です。現場で情報入力できるため、記録業務時間を短縮でき、従来よりも介護サービスに注力できます。
当社は、今後、医療機関の電子カルテシステムや自治体の介護保険システムなどとの情報連携機能を強化し、介護サービス事業者、病院、自治体などが一体となって地域の高齢者を支える地域包括ケアシステムの実現に貢献することを目指します。
システムのイメージ
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背景
団塊の世代の高齢化に伴う病院や介護施設などの不足が一層深刻化すると考えられており、地域包括ケアシステムの整備が急務となっています。また、介護サービス事業者、病院、自治体などが、それぞれ保有している情報をネットワークにより共有し、活用することが地域包括ケアシステムの体制化には欠かせないと考えられています。当社は、このネットワークの実現に向け、病院、自治体などとの情報共有機能を兼ね備えた介護サービス事業者向け業務支援システム「HOPE LifeMark-WINCARE」の販売を開始します。
「HOPE LifeMark-WINCARE」の特長
1.病院、自治体など多職種間での情報共有機能≪新機能≫
本製品を導入する介護サービス事業者は、任意の病院の医師やスタッフ、看護師、自治体職員などに専用のIDを提供し、そのID保有者間でSNS形式の情報共有が可能です。(2016年4月提供開始予定)
本製品のWebサイトから情報共有機能にログインし、専門医から病状への対応や服薬の効果説明などの助言を受けたり、自治体職員に介護保険の申請手続きについて相談したりと、様々な活用が可能です。
SNS形式 情報共有画面
2.必要な情報がワンストップで確認できる掲示板機能≪新機能≫
掲示版画面
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介護サービスにおいて必要となるスケジュールや介護記録、スタッフ間の連絡事項などの各種情報を俯瞰できます。
また、事務員や介護職員などの職員ごとに、頻繁に参照する項目を画面トップに配置するというような、画面レイアウトのカスタマイズが可能です。
3.いつでも、どこでも、現場で即座に介護記録が可能なスマートデバイスオプション機能≪新機能≫
スマートデバイス 要介護者一覧画面
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従来、介護職員は、介護施設の事務所に立ち寄り、その日の介護スケジュールや連絡事項を確認してから介護施設内や要介護者宅などの介護現場に向かい、介護が終了すると介護施設に戻り、パソコンでその日の介護記録を入力する必要がありました。
本製品では、スマートデバイスを利用可能な機能を拡大し、ネットワーク接続が可能であれば、いつでも、どこでも、介護スケジュールや介護記録の入力・参照が可能になりました。介護をしながらその場で要介護者の容態やバイタル情報、実施したサービス内容などをシステム入力できます。
また、介護プランニングのプロセスでも、ケアマネージャーが作成した介護プラン案をスマートデバイスを使って要介護者やその家族に見せながら一緒に検討し、その場で介護プラン案を修正できます。
さらに、2000年の介護保険制度施行以来、当社が1万カ所以上の介護事業所に業務支援システムを提供し、蓄積してきたノウハウを活かし、介護システムに入力される頻度の高い文章を定型文として搭載しているほか、介護職員が使いやすいように本システムの画面レイアウトを変更できるカスタマイズ機能や、介護スケジュールと連動したアラーム機能なども搭載しています。
なお、本製品を利用するスマートデバイスには、要介護者の情報などのデータを蓄積しない仕組みになっています。また、スマートデバイスと介護施設内のシステムを当社のリモートアクセスサービス「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSⅡ(フジツウ マネージド インフラストラクチャー サービス フェニックス ツー) ユニバーサルコネクト」でVPN接続し、高度なセキュリティ対策により24時間365日運用管理を行っている当社データセンター内の認証機構で利用者認証を行った後、介護施設内のシステムにアクセスします。
これにより、盗難や紛失による情報漏えいの心配がなく、訪問介護先でも安心して介護記録の参照・入力が可能です。
販売価格、および出荷時期
製品・サービス名 | 提供価格(税別) | 出荷時期 |
---|---|---|
HOPE LifeMark-WINCARE | 個別見積 | 2016年2月29日 |
※提供価格はクライアント台数、介護サービスシステムの組み合わせなどにより変わります。
販売目標
2017年度末までに2,000システム(当社の決算期は3月末です。)
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
公共・地域営業グループ ヘルスケアビジネス推進統括部 第三ヘルスケアビジネス推進部
03-6252-2502(直通)
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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