PRESS RELEASE
2015年11月16日
富士通株式会社
アプリケーション運用保守「Transformational Application Managed Services」を
グローバルに販売開始
加速するビジネス環境の変化に対応するお客様の業務変革を支援
当社は、このたびアプリケーション運用保守サービスを強化し、「FUJITSU Transformational Application Managed Services(フジツウ トランスフォーメイショナル アプリケーション マネージド サービス)、以下、Transformational AMS」としてグローバルに販売を開始します。今後、2016年度中に欧州、米国、オセアニア、日本を含むアジアで順次提供開始予定です。
「Transformational AMS」は、これまでに当社グループが長年行ってきた多様な業種のお客様サポートで培ったノウハウを活用し、お客様アプリケーションの全ライフサイクルをサポートする運用保守サービスです。
これにより、これまでお客様が投資されてきた既存アプリケーションの有効活用を実現し、デジタル化による急速なビジネス環境の変化に対応したお客様の業務プロセス変革を支援していきます。
本サービスは、当社グループ世界6拠点(注1)で展開する41言語に対応したグローバルサービスデスクや、世界4拠点(注2)でインフラ管理とアプリケーションサービスを提供するグローバルデリバリーセンターなどを活用し、グローバルに標準化されたサービスを提供します。
なお、本サービスは2015年11月18日(水曜日)から19日(木曜日)まで、独ミュンヘンで開催される「Fujitsu Forum 2015」で紹介します。
背景
多くの企業では、業務の柔軟性やお客様向けサービスの向上を実現するために、デジタル化が必要と認識されています。しかし、可用性、効率、精度が求められる従来の業務プロセスを支えるITシステムの維持に、IT投資の2/3が占められ、業務とITの変革に必要なリソースを十分に割けていないことが課題となっています。
「Transformational AMS」では、お客様の業務プロセスに密接に関わることでコンサルティングも含め、従来型のアプリケーションとクラウド環境などで構築された新アプリケーションの双方を同時に保守サポートすることで、業務プロセスの変革を支援し、お客様満足度向上、および業務の効率化を実現します。
「Transformational AMS 」の特長
- お客様の視点に立ったカスタマーサービス手法「Sense & Respond」の適用
「Sense & Respond」は、当社グループが英国で開発し、世界中で広く適用しているカスタマーサービス手法で、お客様視点でサービスを提供することにより、そのサービス価値を高めるアプローチです。本手法を適用した「Transformational AMS 」では、従来型の保守サービスではなく、積極的にお客様の業務に関わりながら、ビジネス環境の変化に対応し、継続的にシステム運用の改善を提案することで、システムの運用コスト削減だけでなく、業務プロセスの改善など付加価値の創出を実現します。
- お客様の業務に着目したコンサルティングサービスの提供
業務プロセスを分析・可視化するソフトウェア「FUJITSU Software Interstage Business Process Manager Analytics(フジツウ ソフトウェア インターステージ ビジネス プロセス マネージャー アナリティクス)」などのツールを活用し、お客様業務プロセスを可視化し、課題の発見を支援します。さらに、当社が実践しているフィールド・イノベーション活動や当社グループがこれまでのビジネスで培ってきたコンサルティング手法を活用し、変化し続けるビジネス環境に対応した業務プロセスの改善提案を行います。これにより、お客様の業務の柔軟性やコスト削減に貢献します。
- DevOps(注3)を活用したアプリケーション開発
従来のウォーターフォール型のアプリケーション開発手法に代わり、DevOpsを実践したアプリケーション開発で、改修期間を短縮化します。これにより、アプリケーションの改修サイクルを短くすることが可能となり、日々変化する業務プロセスに応じた短いスパンでのアプリケーション更新を求めるお客様ニーズに対応します。
「Transformational AMS」の概要
「Transformational AMS」は、Transition、Manage、Business Insight、Transformの4つのメニューで構成されるサービスで、お客様システムの全ライフサイクルをサポートします。
- Transition(現行運用保守サービスから「Transformational AMS」への移行支援)
他社が提供するアプリケーション運用保守サービスから「Transformational AMS」へ移行するお客様向けに、システム仕様、関連する業務プロセス、アプリケーションの利用形態などを継承した上で、最適なアプリケーション運用保守プロセスに移行するサービスです。
- Manage(アプリケーション運用保守)
カスタマーサービス手法「Sense & Respond」やDevOpsを適用した、当社グループのノウハウを組み込みグローバルに標準化したアプリケーション運用保守サービスです。
- Business Insight(コンサルティングサービス)
変化し続けるビジネス環境に対応して、様々な業種のお客様における業務プロセスの改善に向けた提案を行うサービスです。
- Transform(モダナイゼーション)
コンサルティングフェーズで提案した業務プロセス改善を実現するためのアプリケーション改修など、お客様システムの改修を行うサービスです。
販売価格および提供開始時期
サービス名 | 販売価格(税別) | 提供開始時期 |
---|---|---|
FUJITSU Transformational Application Managed Services | 個別見積り | 2016年度中に順次 提供開始予定 |
販売目標
アプリケーション運用保守サービス売上についてグローバルで年率10%の伸長
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 世界6拠点:
- 富士通グループがグローバルサービスデスクを行っている、マレーシア、フィリピン、ボルトガル、ポーランド、コスタリカ、モロッコの拠点。
- 注2 世界4拠点:
- 富士通グループがグローバルデリバリーセンターを置いている、インド、フィリピン、ロシア、ポーランドの拠点。
- 注3 DevOps:
- 開発(Development)と運用(Operations)が協力することで頻繁なリリースを可能とするソフトウェア開発手法。
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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