PRESS RELEASE (導入事例)
2015年10月22日
富士通株式会社
株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
富士ゼロックスサービスクリエイティブ様、聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール「LiveTalk」の本格運用を開始
リアルタイムな情報共有による業務効率化とコミュニケーションの活性化を実現
富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中達也、以下 富士通)と株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:川口浩幸、以下 富士通SSL)は、富士ゼロックスサービスクリエイティブ株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:小巻弘和、以下 富士ゼロックスサービスクリエイティブ)様に、聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール「FUJITSU Software LiveTalk(フジツウ ソフトウェア ライブトーク)」(以下 「LiveTalk」)を導入し、このたび本格運用を開始しました。
「LiveTalk」は、会議など複数人が情報を共有する場において、複数の発話者の発言を音声認識し、即時にテキストに自動変換して参加者のパソコンやタブレット画面に表示することで、聴覚障がい者を含む参加者全員がリアルタイムに情報を共有できるソフトウェアです。
富士ゼロックスサービスクリエイティブ様は、聴覚障がいのある社員が在籍する事務サービス部に「LiveTalk」を導入したことにより、会議の進行がスムーズになり会議時間が従来より短縮されたうえ、情報共有も容易になり、業務の効率化と職場のコミュニケーションのさらなる活性化を実現しました。
今後、富士ゼロックスサービスクリエイティブ様は、聴覚障がいのある社員が在籍する他部門での利用も予定しています。富士通と富士通SSLは「LiveTalk」のさらなる機能拡充を図るとともに、企業や自治体、学校などに向けて幅広く提供していきます。
[関連リンク] FUJITSU Software LiveTalk ホームページ
背景
富士ゼロックスサービスクリエイティブ様では、契約・請求関係の業務を行っている事務サービス部において、聴覚障がいのある社員とのコミュニケーションツールとして、音声認識ソフトを利用していました。しかし、音声認識ソフトがインストールされたパソコンに接続されたマイクで発言すると、そのパソコンに文字が表示される形式のため、会議など複数人が発言する場合は、一本のマイクを共有し、一人ずつ順番に話す必要がありました。また、音声認識の際に生じる誤変換を補うため、会議に参加した社員が筆記通訳を行っていました。そのため、リアルタイムな情報共有ができない、正確に認識させるため発言に時間がかかり会議時間が長くなる、筆記通訳を担当する社員が会議に集中できない、といった課題がありました。
また、音声認識ソフトは専用のパソコンではなく業務用のパソコンで兼用していたため、普段の会話は筆談を中心に行われていました。
富士ゼロックスサービスクリエイティブ様は、このような状況を改善し、さらなるコミュニケーションの活性化を図るため、「LiveTalk」を導入しました。
導入効果
- 業務の効率化を実現
事務サービス部では、会議参加者がそれぞれ「LiveTalk」をインストールしたタブレットとマイクを持ち寄って会議を行うことで、聴覚障がいのある社員を含む参加者全員が発言内容を即時に共有できるようになったため、会議進行がスムーズとなりました。さらに、「LiveTalk」用のタブレットは利用者が固定のため、使用頻度の高い単語をあらかじめ登録することや、繰り返し「LiveTalk」を利用し話し方の特徴を覚えさせることで音声認識率が向上し、筆記通訳がなくてもコミュニケーションが容易になり、業務の効率化を実現しています。
また、急な打ち合わせや社外の会議でも「LiveTalk」をインストールしたタブレットを携行使用することで、円滑に業務を行うことが可能になりました。
- 職場のコミュニケーションのさらなる活性化
複数の発言内容を同時にテキスト化できる「LiveTalk」の導入によって、聴覚障がいのある社員もタイムラグ無く会議の進行を共有できるようになり、リアルタイムなコミュニケーションを実現しました。
また、これまで日常の業務においては筆談を中心に会話を行っていましたが、「LiveTalk」の導入により簡単なことはメモ書きで、情報量の多いときは机の上に常時設置している「LiveTalk」専用のタブレットとマイクを使用するなど、状況に合わせて使い分けることで、コミュニケーションのさらなる活性化を実現しました。
図. 「LiveTalk」の利用イメージ
今後の展開
今後、富士通と富士通SSLは、富士ゼロックス関連会社への展開を支援するとともに、「LiveTalk」の機能強化を行いながら、企業や自治体、学校など幅広いお客様に「LiveTalk」を提供していきます。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
- 富士ゼロックスサービスクリエイティブ株式会社様 ホームページ
- FUJITSU Software LiveTalk ホームページ
- 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ ホームページ
- 聴覚障がい者参加型コミュニケーションツール「LiveTalk」を発表(2015年4月14日 プレスリリース)
本件に関するお問い合わせ
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株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ
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