PRESS RELEASE
2015年10月13日
富士通株式会社
東京海上日動火災保険様提供のデータヘルス支援サービスを
健康診断・レセプトデータ分析システムで支援
企業と健康保険組合が連携したコラボヘルスの事業化を目指す
当社は、東京海上日動火災保険株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:永野 毅、以下、東京海上日動)様と共同で、10月より、東京海上日動様のグループ会社である、東京海上日動リスクコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:安田 成喜)様を通じ、国内の企業(人事)・健康保険組合向けに、健康診断やレセプトなどの健康医療情報を分析し、健康状態に即したより効果的・効率的な保健事業を支援する、データヘルス支援サービスを提供します。
当社は、これまでの健康診断・レセプトデータ分析システムに東京海上日動様の健康経営に関する研究成果を融合した新型データヘルス支援システムを活用し、東京海上日動様のビジネスを支援します。このシステムには200種に上る複合分析パターンが装備されており、健康組合から提供される健康診断・レセプトデータに基づき、従業員の健康課題や施策の方向性を分析し、健康事業計画を作成します。さらに、データヘルスのPDCAを回す上で必要となる、健康事業実施内容に対する効果測定機能も装備されており、効果的な健康活動を支援します。
背景
超高齢少子化が進み、1人ひとりの社員が、健康で生産性高く働き続けることに対する企業側の対応や、企業と健康保険組合が連携したコラボヘルス(注1)の必要性が一層高くなっています。
東京海上日動様のデータヘルス支援サービスの特長
- 高度なセキュリティ
本サービスで取り扱う健康診断やレセプトなどの健康医療情報は、センシティブな情報を多く含むため、厳重な取扱いが求められます。本サービスでは、企業や健康保険組合から健康医療情報を受け取り、最先端のセキュリティと堅牢な設備を備え、24時間365日、厳重に管理されている当社の日本国内データセンターで保管します。また、個人情報を秘匿化した上で、データ分析をデータセンター内のみで行い、データを持ち出しません。
- 多面的な分析と低廉な価格水準
当社は、1975年より医療機関向けに病院情報システムを提供し、地域医療ネットワークの構築を支援するとともに、2011年からは、国内の各種企業・団体の健康診断結果や従業員の診療費データを分析する健康診断・レセプトデータ分析システムを開発し、当社グループの株式会社ベストライフ・プロモーション(注2)が、企業・健康保険組合向けにデータ分析サービス・健康管理支援サービスを提供してきました。これらの実績で培った当社のノウハウと健康診断・レセプトデータ分析システムに、東京海上日動様の健康経営に関する研究成果を融合した新型データヘルス支援システムを活用することで、多面的な分析の提供とリーズナブルな価格水準を実現します。
新型データヘルス支援システムの特長は以下のとおりです。
- あらゆる企業、健康保険組合から、多様なフォーマットで提供される、レセプト、健康保険情報などから、分析に必要な情報を適切に抽出。
- 健康保険組合の実情に即した可視化分析機能を標準装備。
- 健康医療情報分析結果を可視化する帳票 200種を標準装備。
- コラボヘルスの支援
東京海上日動様が従来から取り組んできた、コラボヘルスの研究成果を活用し、コラボヘルスサービスとして、生き生きとした職場の実現に向けて企業の労働生産性を可視化するデータ分析サービスも提供します。
- 今後の取り組み
一般家庭向けサービスとして、センシング技術などを用い、個人の生活情報(歩数、バイタル、食事など)を収集、蓄積する健康情報基盤を構築し、個人が自身の健康を管理するための予防医療サービスや、臨床研究などを促進するサービスも提供していく予定です。
以上
注釈
- 注1 コラボヘルス:
- 企業(人事)と健康保険組合が連携して、従業員に対する健康施策の立案・実行を進めること。
- 注2 株式会社ベストライフ・プロモーション:
- 本社 神奈川県川崎市、代表取締役社長 斉藤 稔
関連リンク
- プレスリリース:「株式会社ベストライフ・プロモーション」の設立(2007年2月15日発表済み)
本件に関するお問い合わせ
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