PRESS RELEASE （サービス）

2015年7月14日
富士通株式会社

放送局向けテレビ営業放送システム「TV@ONAIR」を販売開始

番組・CM編成における作業漏れを未然に防ぐ機能を搭載

背景

テレビ営業放送システムは、番組のスケジュール、CMの契約、CM放送のスケジュール、映像コンテンツ、各放送機器の制御情報に関する情報などを一元的に管理する民間放送局向けの基幹系業務システムです。放送局では、番組の編成作業、CM契約、放送実績管理など、複数部門が並行して行う作業が多く、リアルタイムでの情報連携が重要となっています。

当社はこれまで、テレビ営業放送システムとして、1981年に「ONAIR/TV」を、2003年にアナログ・デジタル放送対応の「Digital@ONAIR」を発売してきました。このたび、放送局内の部門間におけるリアルタイムでの情報連携機能を強化するとともに、最新の業界・業務動向、放送局の現場の声を反映した200項目を超える改良を加えた「TV@ONAIR」を販売開始します。また、今後、キー局を中心としたグループ局間の情報連携の強化や業務仕様の共通化のニーズに応えていきます。

「TV@ONAIR」の特長

1. ポータル画面による情報共有や、作業漏れ防止機能を搭載

   「TV@ONAIR」のポータル画面では、番組枠やCM販売枠で構成される放送進行データの作成状況や、構成上のエラーの有無などを一覧表示します。また、どの画面からも、放送進行データの作成状況の詳細を確認する画面に直接遷移でき、迅速な状況確認と対応が可能になります。さらに、作業完了済みの番組枠やCM販売枠に対して、他部門が行った変更により修正作業が必要となった場合などに、TODO機能によりシステムから自動通知されるため、作業漏れを防止することができます。また、利用者間で、情報の投稿や確認が行える電子掲示板の機能を搭載しているため、多人数でリアルタイムな情報共有が図れます。

   
   画像2：TODO機能画面イメージ

2. 作業の効率化を支援する高い操作性とビジュアル性

   「TV@ONAIR」では、システム全体の画面遷移を大幅に改善したことで、使いやすさを向上させ、作業の効率化に貢献します。さらに、新聞のテレビ番組表のような上下左右にスクロールをして見る必要がある大きな画面においては、現在見ている箇所が全体のどこに位置するかを示すサブウィンドウ（ナビゲーションウィンドウ）を表示するとともに、参照したい箇所に迅速に移動することができる機能を備え、高い操作性を実現しています。また、システム全体において、長時間の使用でも目が疲れにくい色調のビジュアルを採用しています。

3. 帳票の電子化による情報の利活用の効率化

   番組表やCM契約一覧など、ほぼすべての情報をExcelに出力することが可能です。さらに、従来、紙で管理していた放送運行表や広告主に提出したCM放送確認書を、電子化してpdfファイル形式で保管することができ、データ保管におけるコストや手間の削減が図れます。また、電子化した帳票は検索できるため、事後に広告主から問い合わせがあった場合などに、迅速な回答が可能になります。

4. 作業効率化を実現するシステム連携の強化

   キー局を中心としたグループ局間のテレビ営業放送システムのデータ連携において、従来は、グループ各局のシステムからは、キー局の情報は参照するだけでしたが、今回、情報連携機能を強化したことで、キー局で作成した番組情報、CMの差し替え情報、CMの放送実績情報などをグループ各局のシステムに取り込むことが可能となります。

販売価格、および提供時期

販売価格、および提供時期

製品名	販売価格（税別）	提供開始時期
FUJITSU Media Solution TV@ONAIR	個別見積	7月14日

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

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