PRESS RELEASE (事例)
2015年6月18日
富士通株式会社
島屋様にタブレット端末を活用したポイントカード受付システムを導入
強固なセキュリティ環境でのポイントカード入会・変更手続きのデジタル化を実現
当社は、株式会社島屋(本社:大阪府大阪市、取締役社長:木本茂、以下 島屋)様のタカシマヤポイントカードの入会申込みや変更手続きをタブレット端末で行う受付システムを構築し、島屋様はこのたび日本橋店でサービスを開始しました。
本システムにより、来店されたお客様はタカシマヤポイントカードの入会申込みや変更手続きを行う際に、売り場やカードカウンターに設置してあるタブレット端末に必要項目を入力して手続きすることができます。今回、インターネット網を使わない閉域LTE網でシステムを構築することで、外部にデータを漏らさないセキュリティ対策を図ったほか、万が一のタブレット端末の紛失・盗難の際にはリモート操作によるデータ消去が可能です。また、受付端末として導入した「FUJITSU Tablet ARROWS Tab(フジツウ タブレット アローズ タブ)Q775/K」(以下、ARROWS Tab Q775/K)にスタイラスペンでの高性能な手書き文字認識エンジンを搭載し、高い認識率とスピーディーな入力を可能にします。これにより島屋様では、タカシマヤポイントカードの受付を強固なセキュリティ環境の中でより安全により便利に行うことができるようになります。
なお、本システムは今後、全国の各店舗への導入を予定しています。
写真:タブレット端末を活用したポイントカード入会申込み風景
背景
これまで島屋様では、タカシマヤポイントカードの入会申込みや変更手続きを、紙による申込書で行っていました。
そのため、年間約33万件にのぼる紙の申込書をデータ化する際の入力作業や、記入した申込書の管理・保管業務などが大きな負担となっていました。今回、これらの課題への対策として、タブレット端末上で手続きを行う当社のポイントカード受付システムを導入いただき、業務負荷を軽減するとともに、万が一の申込書紛失による個人情報漏えいの危険性を防止します。
導入システムの概要
- 強固なセキュリティ環境を構築
今回、外部への情報漏えいの強化策として、当社のネットワークサービス「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSⅡ(フェニックス ツー) ユニバーサルコネクト」により、インターネット網を経由することなく、閉じた環境でのセキュアな通信を高速・低遅延に実現する閉域LTE網を構築しました。また、受付端末として導入した「ARROWS Tab Q775/K」は、万が一のタブレット端末の紛失・盗難時にシャットダウン状態でもリモートで端末内のデータを消去できるリモートデータ消去ソリューション「CLEARSURE 3G/LTE」に対応しているため、安心・安全に利用することができます。
- 手書き文字を高精度に認識するタブレット端末
受付端末として、ハイスペック防水タブレット「ARROWS Tab Q775/K」を導入しました。高性能な手書き文字認識エンジン「FUJITSU Software Inspirium(インスピリアム) 手書き文字認識ライブラリ」により、氏名や住所などの必要事項の入力において高い認識率で読み取りを行います。
- 作業負担の軽減および業務スピードの向上
タブレット上で手書き文字をそのつど認識するため、紙の申込書の情報を手入力でシステムに打ち込む際に漢字の判別ができないなどの従来の問題を解決し、入力データの精度を向上させることが可能です。また、手入力作業により従来は約1週間かかっていた顧客情報システムなどの関連システムとのデータ連携が翌日に可能となり、作業負荷軽減と業務スピードの向上を実現します。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
関連リンク
- ARROWS Tab Q775/K 製品詳細
- FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSⅡ ユニバーサルコネクト
- リモートデータ消去 CLEARSURE(クリアシュア)ご紹介
- 組込みソフトウェア FUJITSU Software Inspirium
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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