このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. UNIXサーバ「SPARC M10」が従来比20%減のCPUリソースで2階層SAP® SDベンチマーク世界最高性能を再度達成

PRESS RELEASE (サーバ)

2015年2月27日
富士通株式会社

UNIXサーバ「SPARC M10」が従来比20%減のCPUリソースで
2階層SAP® SDベンチマーク世界最高性能を再度達成

「SPARC M10」と「Oracle Solaris」、「Oracle Database 12c」の持つスケーラビリティが
大規模な基幹業務に最適であることを実証

当社のUNIXサーバ「SPARC M10-4S」は、基幹業務アプリケーションのベンチマークテスト「2階層SAP® SD(Sales & Distribution:販売管理)ベンチマーク」において、オラクル・コーポレーション(本社:カリフォルニア州、レッドウッドショアズ、以下、オラクル)の「Oracle Solaris 11」及び「Oracle Database 12c」との組み合わせにより、従来比20%減のCPUリソースで、153,050 SAP SD ベンチマークユーザーの世界最高記録(2014年12月2日現在)を達成しました(注1)。

「SPARC M10」では、2014年4月にも整数演算性能のベンチマーク(SPECint®_rate2006)、浮動小数点演算性能のベンチマーク(SPECfp®_rate2006)およびメモリアクセス性能のベンチマーク(STREAM Triad)などで世界最高性能(注2)を達成しています。今回の2階層SAP SD ベンチマークの測定結果は、SAPをはじめとする大規模な基幹業務アプリケーションの動作においても「SPARC M10」とOracle Database 12cのスケーラビリティが優れた性能を発揮することを示すものです。

2階層SAP SD ベンチマークは、「SAP enhancement package 5 for SAP ERP 6.0(以下、SAP ERP)」を使用し、1秒以内のレスポンスが維持、継続される同時アクセスユーザー数をカウントします。ビジネスアプリケーション、データベース、プラットフォームを組み合わせた実際の企業ユーザーを想定したシステム環境で測定するため、SAP ERPに限らずエンタープライズシステム全般のプラットフォーム選定における有効な指標の一つと考えられています。

今回、当社が開発したプロセッサ「SPARC64™ X+」を32CPU搭載した「SPARC M10-4S」と「Oracle Database」の最新世代である「Oracle Database 12c」を組み合わせた構成で測定し、従来の「SPARC M10-4S (SPARC64™ X、40CPU搭載(注3))」より20%少ないCPUリソースで世界最高記録を更新しました。

Oracle Database12cのマルチテナント・アーキテクチャーの特徴であるリソースの効率化と卓越したスケーラビリティが、SPARC M10-4SのCPUコア アクティベーション、スケーラビリティとマッチすることが実証されました。

今回の世界最高性能は、オラクル及びSAPとの長年に渡る協業関係の成果です。当社は今後も本協業をふまえ、お客様に最適なプラットフォームを提供してまいります。

SPARC M10-4Sの概要

「SPARC M10-4S」は、2コア単位での細やかなCPUの性能増強が可能なCPUコア アクティベーション機能と、ビルディングブロック方式の採用により、小規模構成(4CPUコアを搭載した4Uサイズ筐体)で初期導入後、お客様のビジネス拡大にあわせて、大規模構成まで段階的に拡張することが可能です。この優れた拡張性・柔軟性により、お客様のTCO最適化に大きく貢献します。

商標について

  • SAPとすべてのSAPの製品、サービス及びロゴは、ドイツおよびその他の国におけるSAP SEの商標または登録商標です。http://www.sap.com/corporate-en/legal/copyright/index.epx for additional trademark
  • OracleとJavaは、オラクルおよびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
  • すべてのSPARC商標は、ライセンスを受けて使用されており、SPARC International, Inc. の米国およびその他の国における商標です。SPARC64商標は、SPARC International, Inc. の米国およびその他の国における商標であり、ライセンスを受けて使用しています。
  • UNIXは、米国およびその他の国におけるオープン・グループの登録商標です。
  • SPECおよびベンチマーク名のSPECint、SPECfpは、米国およびその他の国におけるStandard Performance Evaluation Corporation(SPEC)の商標または登録商標です。
  • その他、記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 「SPARC M10-4S」による2階層SAP SDベンチマークの測定結果:
測定値:153,050 SAP SDベンチマークユーザー
測定環境:「SAP enhancement package 5 for SAP ERP 6.0」、「Oracle Solaris 11」、「Oracle Database 12c」、「SPARC64 X+」(32プロセッサ、512コア、1,024スレッド)、8,192GBメモリ [認証番号 2014047 (2014年12月2日)]
注2 SPARC M10-4Sによる他の世界最高性能:
性能は、SPECint_rate®2006、SPECfp_rate®2006、STREAM TriadでのHPC用途のサーバを除いた登録値との比較(2015年2月27日現在)
【SPECint_rate2006の性能値および測定環境】
「SPARC M10-4S」
・測定値(Peak):31,400
・測定環境:「SPARC64 X+」(3.7GHz)× 64CPU(1,024コア)、「Oracle Solaris 11.1 SRU15.4」、「Version 12.3 of Oracle Solaris Studio, 10/13 Patch Set」
【SPECfp_rate2006の性能値および測定環境】
「SPARC M10-4S」
・測定値(Peak):19,700
・測定環境:「SPARC64 X」(3.0GHz)× 64CPU(1,024コア)、「Oracle Solaris 11.1」、「Oracle Solaris Studio 12.3, 1/13 Platform Specific Enhancement」
【STREAM Triadの性能値および測定環境】
「SPARC M10-4S」
・測定値:4,002GB/s
・測定環境:「SPARC64 X」(3.0GHz)× 64CPU(1,024コア)、「Oracle Solaris 11.1」、「Oracle Solaris Studio 12.3, 1/13 Platform Specific Enhancement」
注3 「SPARC M10-4S」による2階層SAP SDベンチマークの測定結果:
測定値:153,000 SAP SDベンチマークユーザー
測定環境:「SAP enhancement package 5 for SAP ERP 6.0」、「Oracle Solaris 11」、「Oracle Database 11g」、「SPARC64 X」(40プロセッサ、640コア、1,280スレッド)、10240GBメモリ [認証番号 2013014 (2013年5月23日)]

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。