PRESS RELEASE （導入事例）

2014年12月22日
富士通株式会社

りそなホールディングス様が営業店システム更改を完了

営業店システム環境の最適化と管理一元化により、顧客サービス向上とTCO削減を実現

背景

りそなホールディングス様は、営業店窓口でのお客様対応の向上とシステム運用の効率化を目的として、2004年度よりオペレーション改革を開始しており、2008年10月に、グループ3行の営業店システム更改プロジェクトに着手しました。

当社は、新業務に適合するシステムの企画段階からこのプロジェクトに参画し、りそなグループのITアウトソーシング企業である株式会社NTTデータ（注2）、NTTデータソフィア株式会社（注3）とともに、りそなホールディングス様グループ3行の新営業店システム更改を行いました。

新営業店システムの特長と導入効果

1. 営業店システムの更改、最適化によるTCO削減と業務効率化

   りそなホールディングス様は、今回の営業店システムの統一とサーバ統合により、営業店システム環境の最適化と、運用管理、後方事務などの業務の一元化を実現しました。また、新営業店システムのサーバをりそなホールディングス様のデータセンターに集中し、業務アプリケーションをWeb化することで、営業店端末のアプリケーション運用管理負荷も軽減しており、TCOを削減できると見込んでいます。

2. 伝票類のイメージ化による事務効率化

   新営業店システムでは、営業店で発生する紙の伝票をイメージデータとしてデータセンターのサーバに保存するため、どの拠点からでも伝票類の閲覧や更新が可能です。また、回送中の伝票の状況をシステム上で逐次確認できるため、プロセスの進捗状況を把握しやすくなりました。

   さらに、りそなホールディングス様は、現物回付事務の削減と、従来は各営業店で対応していた伝票入力業務（データ作成）やクレンジング業務の事務センターへの集約により、業務処理の一層の効率化を実現しています。

3. コミュニケーション端末と事務ナビゲーションなどによるセールス支援機能強化

   新営業店システムには、当社がりそなホールディングス様向けに開発した、お客様用と行員用の2つのディスプレイを搭載したコミュニケーション端末が装備されています。行員用のディスプレイ上で、各種金融商品のシミュレーション結果などのお客様に見せたい画面や、お客様自身の操作が必要となる画面だけを選択してお客様向けディスプレイに表示できるため、スムーズに対話型の業務を遂行できます。

   また、新営業店システムには、複数の業務システムの情報を参照し、各種の窓口業務向けに情報を集約して画面に表示できる、マッシュアップ機能が装備されており、行員はタイムリーな顧客情報や外部情報を収集することができます。

   さらに、事務オペレーションやシステム操作を行員に示し、実行された事務手続の記録を自動的に保存する、事務ナビケーション機能も新規に装備されており、正確でスムーズ、かつ効率的な窓口業務の遂行を支援します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 グループ3行：

株式会社りそな銀行（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：東 和浩）様、株式会社埼玉りそな銀行（本社：埼玉県さいたま市、代表取締役社長：池田 一義）様、株式会社近畿大阪銀行（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：中前 公志）様

注2 株式会社NTTデータ：

本社：東京都江東区、代表取締役社長：岩本 敏男様

注3 NTTデータソフィア株式会社：

本社：東京都目黒区、代表取締役社長：鈴木 実様

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