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PRESS RELEASE

2014年10月22日
富士通株式会社

船井電機様、国内初のクラウドを活用した特許管理基盤へ刷新

当社の「ATMS PROPAS」を導入し、知財管理業務を効率化

当社は、このたび、SaaS型特許管理クラウドサービスとして国内初である当社の「FUJITSU ビジネスアプリケーション ATMS PROPAS(アトムス プロパス)」(以下、ATMS PROPAS)を船井電機株式会社(本社:大阪府大東市、代表取締役 執行役員社長:林 朝則、以下、船井電機)様に導入いただき、運用を開始しました。

「ATMS PROPAS」は、企業と特許事務所で個別に管理している特許管理データをクラウド基盤に統合し、双方向からデータの更新などができるデータリンク機能により、情報共有・伝達の効率化が可能となります。

今回、船井電機様は、「ATMS PROPAS」を導入し、同社と取引のある国内特許事務所へ展開することで、双方で行っていたデータ入力などの重複業務を削減し、また、これまで紙でやりとりしていた運用を電子化することで、知財業務をスピードアップさせるとともに、特許データの管理負荷を軽減させることができます。なお、クラウドを活用したシステム構築により、オンプレミス型システムを導入する場合と比較して、短期間かつ約3分の1の費用で実現できました。

当社は、今後、船井電機様と取引のある海外の特許事務所への「ATMS PROPAS」の展開についても支援していく予定です。

背景

船井電機様は、主にAV機器を中心に北米での売上が全体の7割を占めるグローバル企業です。新製品を世界市場へ投入する場合、国際的な知財紛争、模倣品対策など、知的財産と密接に関連した課題が多く、特許、意匠、商標含めた複合的な権利保護と権利活用が重要です。一方で、顧客の求める製品をタイムリーに世界市場へ投入していくスピード感も不可欠であり、知財業務の迅速化および特許データの管理負荷の軽減を図り、限られたリソースを戦略的業務へパワーシフトさせることが求められています。

これまで、船井電機様では、オンプレミス型の特許管理システムを活用し、特許事務所との間は紙でやりとりを行っていたため、情報伝達のタイムラグやシステムへの二重入力による作業のムダが発生していました。

今回、船井電機様は、クラウド上で特許事務所と連携可能な「ATMS PROPAS」を導入することで、これらの課題を解決すると同時に、クラウド活用により短期間、低コストでシステムを構築しました。

システムの概要

図.システム概要図
図.システム概要図

今回導入いただいた「ATMS PROPAS」は、データリンク機能により、クラウド上で企業と特許事務所のデータ統合を実現します。船井電機様は、国内の特許事務所と「ATMS PROPAS」で接続することにより、お互いに入力したデータをリアルタイムに更新・確認でき、特許・意匠・商標の管理や、特許の届出・出願・権利消滅までの一連の手続きにおいて、双方でのダブルチェックや正確な情報のやり取りが可能となり、知財業務を正確かつ迅速に行うことができるようになりました。

また、従来のオンプレミス型システムで同等環境を構築するには、特許事務所のような外部からのアクセスを可能にするための専用サーバを企業内に設置する必要があり、かつ厳しいセキュリティ要件を満たすために専用のセキュリティ装置を導入するなど高額な初期費用が必要でした。「ATMS PROPAS」はクラウド上で特許事務所との連携を実現するため、そのような新たな設備を必要とせず、短期間・低コストで特許事務所との接続環境を構築できました。

なお、当社は、「ATMS PROPAS」および本導入事例を、科学技術館(東京都千代田区)で、2014年11月5日(水曜日)から7日(金曜日)に開催される「2014特許・情報フェア&コンファレンス」にて紹介します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

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本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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