PRESS RELEASE （サービス）

2014年9月30日
富士通株式会社

自治体、道路利用団体向けに、急ブレーキ多発地点情報提供サービスを提供開始

全国約3万台の商用車走行データを道路改善と安全運転指導に活用

従来は、各自治体の道路管理者などが、運送事業者などにヒアリングし、地図に書き記すという方法で急ブレーキ多発地点やヒヤリ・ハット地点などの情報収集が行われてきました。しかし、この方法では、広範囲かつ長期間継続的に情報を収集し、定量的な分析結果を出すことが難しい状況でした。

今回、当社は、この課題に対応するため、貨物商用車のデジタコデータから急ブレーキ多発地点情報を集計し、自治体などの道路管理者による道路改善、道路利用団体の安全指導や教育、注意喚起などに活用しやすい形状にまとめた、急ブレーキ多発地点情報提供サービスの提供を開始します。

なお、本サービスは、先行して一般社団法人（以下、一社）千葉県トラック協会様、（一社）埼玉県トラック協会様、（一社）神奈川県トラック協会様、（一社）茨城県トラック協会様、（一社）富山県トラック協会様に導入され、安全運転指導に活用されています。

急ブレーキ多発地点情報提供サービスの内容

1. 急ブレーキ多発地点情報提供サービス

   曜日別、時間帯別、地点別に急ブレーキ発生回数を集計し、急ブレーキが発生している地点の住所と発生回数を一覧表にしたPDFデータをオンラインで提供します。これにより、何曜日に、どの地点で特に注意して運転するべきかがわかります。

   
   急ブレーキ多発地点情報提供サービス
   （曜日別一覧）
   拡大イメージ

   
   急ブレーキ多発地点情報提供サービス
   （曜日時間帯別一覧）
   拡大イメージ

   
   
2. 急ブレーキ多発地点付加情報提供サービス

   急ブレーキ多発地点に、視覚的にわかりやすいマークを付けたA4サイズ（210ミリ × 297ミリ）地図のPDFデータをオンラインで提供します。

   また、詳細な道路状況がわかるように、現場の詳細地図と写真、進行方向別の急ブレーキ発生回数の集計結果をまとめたPDFデータもオンラインで提供します。これにより、特にどの方向へ進行している時に注意すべきかがわかります。

   
   急ブレーキ多発地点付加情報提供サービス
   （県別地図抜粋）
   拡大イメージ

   
   急ブレーキ多発地点付加情報提供サービス
   （現地写真・詳細地図抜粋）
   拡大イメージ

   
   
3. 急ブレーキ多発地点情報加工サービス

   急ブレーキ多発地点をマッピングした、A0サイズ（841ミリ × 1189 ミリ）のポスター型道路地図を提供します。このポスターには、急ブレーキ発生頻度の高い上位15地点の詳細道路地図も掲載され、さらに、その詳細道路地図には、急ブレーキ発生頻度の高い曜日と時間帯、進行方向が記載されます。

   
   急ブレーキ多発地点情報加工サービス
   （多発地点マップ抜粋）

販売価格、および提供時期

販売価格、および提供時期

製品・サービス名	販売・提供価格（税別）	提供時期
急ブレーキ多発地点情報提供サービス （標準サービス）	224,000円から 地点数・範囲により個別見積り	2014年9月30日
急ブレーキ多発地点付加情報提供サービス （オプション）	地点数・範囲により個別見積り
急ブレーキ多発地点情報加工サービス （オプション）	地点数・範囲により個別見積り

販売目標

2016年度末までに売上2億円（当社の決算期は3月末日です。）

推奨環境

OS	：	Microsoft Windows XP Service Pack 3以上 32bitのみ（日本語版） Mircosoft Windows 7 Service Pack 1以上（日本語版）
CPU	：	2.0GHz（2CPU）以上推奨
メモリ	：	2GByte以上
ソフトウェア	：	Microsoft Internet Explorer 8 / 9 Acrobat Reader 5.0以上 / Adobe Reader 6.0以上 / Acrobat 5.0以上
モニタ	：	解像度1024 × 768ドット以上

---