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PRESS RELEASE (サービス)

2014年8月28日
富士通株式会社

業務プログラム開発支援ツール「Interdevelop Designer」販売開始

プログラムソースの自動生成により、開発・保守コストを40%削減

当社は、システムの開発と保守作業を効率化する業務プログラム開発支援ツール「FUJITSU Software Interdevelop Designer(フジツウ ソフトウェア インターデベロップ デザイナー)」(以下、「Interdevelop Designer」)を、8月28日より販売します。

本製品は、日本語の設計書からプログラムソース(COBOLおよび Java)を100%自動生成(注1)します。また、設計を変更する場合は、設計書上の記述を変更することで、プログラムソースを自動的に変更できます。プログラムソースの改変を行う必要がなく、設計書とプロブラムソースが常に一致するため、文書管理やプログラムの保守も効率化できます。さらに、富士通研究所の技術(注2)により、プログラムのすべての処理ルートを効率的にテストできる、単体テスト仕様書、テストデータ、およびテスト環境(注3)を自動生成します。

これにより、プログラミングを行う従来の方法と比べ、開発・保守コストを約40%削減(当社比)できるうえ、プログラミングスキルに依存しないシステムの構築と保守が可能となります。

企業の大規模システム開発では、システム構築ノウハウの属人化、システムの保守や機能改善時に必要となる設計書やテスト仕様書などの部分的な文書欠如、開発要員の高齢化による今後のシステム保守作業への不安などの課題を抱えています。

ビジネス環境の変化に柔軟かつ迅速に対応するためには、システム開発や保守を効率的かつ迅速に行う必要があり、これらの課題解消が急務となっています。

このような中、当社と株式会社富士通ミッションクリティカルシステムズ(注4)は、「Interdevelop Designer」を開発しました。

システムのイメージ
システムのイメージ

Interdevelop Designerの特長と導入効果

  1. プログラムソース、テスト仕様書、テストデータ、テスト環境を自動生成

    日本語の設計書からプログラムソースを自動生成します。また、そのプログラムのテスト仕様書やテストデータ、テスト環境も自動生成するため、人手作業により発生するミスを排除でき、高品質なシステムを低コストで開発できます。保守フェーズにおいても、設計書を変更すれば、プログラムも自動的に変更されるため、保守コストも削減できます。

    システム開発コスト比較(当社比)
    システム開発コスト比較(当社比)

  2. システム開発の属人化を防止

    本製品でシステムを開発する場合、まず「データ辞書」に、プログラムで使用するすべての業務用語やデータ定義などを登録します。

    次に、「設計書エディタ」に用意されている定義書パターンを利用し、「データ辞書」から「設計書エディタ」に表示される業務用語やコード、項目名などを利用して、日本語の設計書を作成します。

    これにより、設計書のレベルを均一化できるとともに、プログラムの自動生成により特定のプログラム開発言語スキルが不要となることから、プログラマーによる品質のバラツキも解消することができます。また、技術者の高齢化に伴うシステム開発・保守担当後継者不足の問題にも対応しやすくなります。

    さらに、設計書エディタで使用する業務用語やコードなどをデータ辞書で一元管理しているため、プログラム変更時にも影響箇所を特定することができ、保守も容易になります。

  3. 富士通のアプリケーションフレームワーク「INTARFRM(インターファーム)」との併用

    クラウド時代に対応する当社のアプリケーションフレームワーク(注5)「FUJITSU Software INTARFRM」と併用することで、Webアプリケーションの画面処理への最新インターネット技術活用やインフラの変更、OS/ミドルウェアのバージョンアップなどの外的要因から業務アプリケーションへの影響緩和が可能になり、より効率的なシステム構築やシステム改変を行うことができます。

販売価格、および出荷時期

販売価格、および出荷時期
製品名 価格(税別) 出荷時期
Interdevelop Designer COBOL V1 開発サーバ(注6 840万円~ 2014年8月
Interdevelop Designer COBOL V1 開発クライアント 58万8千円~
Interdevelop Designer COBOL V1 開発クライアント(月額レンタル) 4万9千円~

販売目標

2017年度末までに、開発サーバ60ライセンス、開発クライアント1500ライセンス(当社の決算期は3月末日です)

動作環境

動作環境
製品名 対応OS 必須ソフト
Interdevelop Designer COBOL V1 開発サーバ Windows Server 2012 なし
Interdevelop Designer COBOL V1 開発クライアント Microsoft Windows 7 SP1(32bit版) Microsoft Excel 2007, 2010 のいずれか
Microsoft Internet Explorer 8以降
Interstage Studio Standard-J Edition V11
NetCOBOL Windows x86 Base Edition 開発パッケージ V10

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 プログラムソースを100%自動生成:
Java言語のプログラムソース自動生成は現在開発中。2015年3月末提供開始予定。
注2 富士通研究所の技術:
短時間でプログラム処理の分岐条件を抽出する技術。
注3 テスト環境:
テスト対象となるプログラムを実行する際に必要となる機能(入力データの受け渡し機能、外部処理からのデータ応答機能)。
注4 株式会社富士通ミッションクリティカルシステムズ:
本社 神奈川県横浜市、代表取締役社長 宮田 一雄。
注5 アプリケーションフレームワーク:
アプリケーション開発において開発量の削減と標準化を実現し、プラットフォームへの依存を緩和する実行環境を提供するもの。
注6 Interdevelop Designer COBOL V1 開発サーバ:
当該機能を動作させるには最少構成で2台のサーバライセンスの購入が必要です。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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