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PRESS RELEASE

2014年5月7日
富士通株式会社

国内初、社内実践知を反映した
サイバー攻撃検知後の対処時間を大幅削減するソフトウェアを提供

運用プロセスの自動化により社内実践において初動対応時間を従来比約97%削減

当社は、お客様・社会のICTの安心安全を支えるセキュリティに関する製品・サービス群を体系化した「FUJITSU Security Initiative(フジツウ セキュリティ イニシアチブ)」の継続的な取り組みとして、マルウェア検知から初動対応までの時間を大幅に削減し被害拡大を防ぐ「FUJITSU Software Systemwalker Security Control(フジツウ ソフトウェア システムウォーカー セキュリティ コントロール)」(以下、Systemwalker Security Control)と、制御システムのセキュリティ強化を目的とした「FUJITSU Security Solution 情報セキュリティ強化支援コンサルティング」(以下、情報セキュリティ強化支援コンサルティング)の新メニューを、本日より販売開始します。

「Systemwalker Security Control」は、サイバー攻撃を受けた際の対処について、これまで手動で行っていた運用プロセスを自動化するソフトウェアです。本製品の活用により、当社内での運用実践において、初動対応時間の従来比最大約97%削減を実現しました。

また、「情報セキュリティ強化支援コンサルティング」では、制御システムのセキュリティ強化を目的に、セキュリティリスク抽出やセキュリティポリシーを確立するためのメニュー2種を提供します。

当社は今後も、「FUJITSU Security Initiative」に基づき、セキュリティベンダーや外部団体などと協力しながら、セキュリティ製品・サービスをトータルに提供し、お客様と社会の安心安全に貢献していきます。

[関連リンク] FUJITSU Security Initiative

背景

昨今、ICTの活用領域が広がる一方、日々、高度化、巧妙化するサイバー攻撃への対策は、企業にとっても大きな課題となっています。これらのサイバー攻撃に対しては、侵入を防ぐ対策はもちろんのこと、侵入前提の対策も必要となり、侵入された場合はいかに迅速かつ確実な対応が行えるかによって、情報漏えいや感染拡大のリスクに大きく影響します。従来は、マルウェア検知後の対処として、攻撃のリスクレベルの判定や感染端末の特定、対象者への対処依頼などを人手で行っており、当社はこれらのプロセスの自動化により迅速かつ適切に対処することができる仕組みづくりが必要と考えています。また、対処プロセスを自動化することにより、限られた運用リソースによる対応も可能となります。

さらに、サイバー攻撃の標的は情報システムにとどまらず、重要インフラや製造現場で使用される制御システムに対しても拡大しています。制御システムがマルウェアに感染することにより、機器やシステム全体の稼働停止や破壊を引き起こすなど重大な被害を及ぼすことが懸念されており、当社は制御システムにおけるセキュリティマネジメントの強化が必要であると考えています。

図1.「FUJITSU Security Initiative」体系図
図1.「FUJITSU Security Initiative」体系図

新製品・サービスの概要

  1. 「FUJITSU Software Systemwalker Security Control」<新規>
    1. 運用プロセスの自動化による迅速な初動対応

      当社内で培った手順を基にした運用シナリオにより、マルウェアの侵入検知後の一連の対処(ネットワーク遮断、感染機器の特定、対象者への対応依頼など)を自動化することで、初動対応までの時間を大幅に削減します。情報漏えいや感染拡大のリスクはマルウェアの活動時間に伴い増加するため、迅速かつ適切な初動対応を行うことで、リスクを低減することができます。

    2. 社内実践のノウハウを継続的に反映

      日々、高度化、巧妙化するサイバー攻撃の新しい脅威からお客様システムを継続的に安全に保つため、運用シナリオを継続的に更新します。

      図2.「FUJITSU Software Security Control」システム構成のイメージ図
      図2.「FUJITSU Software Security Control」システム構成のイメージ図

  2. 「FUJITSU Security Solution 情報セキュリティ強化支援コンサルティング」<強化>

    「情報セキュリティ強化支援コンサルティング」に制御システム強化を目的としたコンサルティングメニューを2つ追加いたします。

    1. 「制御システムセキュリティアセスメント」

      制御システムのセキュリティマネジメント規格IEC62443-2-1に沿って、現場の制御システムの評価を実施し、制御システム環境に内在するセキュリティリスクを抽出した上で、今後の改善策を提示します。

    2. 「制御システムセキュリティポリシー策定支援」

      制御システムのセキュリティマネジメントシステムを確立するために、制御システムとして守るべきセキュリティの基本方針と対策基準を明確にした、お客様ごとのセキュリティポリシーの策定を支援します。

  3. 「教育・訓練」<申込開始>

    当社におけるセキュリティ対策の社内人材育成のノウハウを活用した「セキュリティ人材育成コース」の申込を開始します。この教育サービスでは「経営者」「インシデントマネージャー」「セキュリティエキスパート」「システム開発者」を対象に、それぞれの役割に求められるスキルに応じた教育・訓練を実施します。

販売価格および提供開始時期

販売価格および提供開始時期
製品名・サービス名 販売価格(税別) 提供開始時期
FUJITSU Software Systemwalker Security Control 1,980万円から 2014年8月
FUJITSU Security Solution 情報セキュリティ強化支援コンサルティング 個別見積 提供済
(新メニューについては本日より)
セキュリティ人材育成コース 34,000円~/講座
1社向けの研修については個別見積
本日より申込可能

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。