PRESS RELEASE (サーバ)
2014年5月12日
富士通株式会社
運用効率化に向けPCサーバ「PRIMERGY」のラインナップを強化
新デザイン設計に基づき、ユーザビリティを向上した4モデルを販売開始
当社は、最新のインテル社製CPUを搭載した「FUJITSU Server PRIMERGY(フジツウ サーバ プライマジー)」(以下、「PRIMERGY」) 4モデルを5月12日より国内にて販売開始します。
新しい4モデル、1WAYタワー型サーバ「PRIMERGY TX1310 M1」、2WAYタワー型/ラック型サーバ「PRIMERGY TX2540 M1」、2WAYラック型サーバ「PRIMERGY RX2520 M1」、4WAYラック型サーバ「PRIMERGY RX4770 M1」は、導入から運用、保守時における効率的かつ確実な操作の実現に向け、今回新たに策定したデザインガイドラインに基づき設計しました。このガイドラインは、当社グループの国内外の技術者1000名以上のノウハウを集約し、運用改善に向け、安全性や効率性などの基本6項目とドライバなどの工具の適用有無や視認性など80要素の指標(注1)により体系化したものです。これにより、オペレーションパネルの視認性向上やお客様の構築作業時に直感的な操作をしやすくするなど、ユーザビリティ向上を実現しました。
また、従来、当社のコンテナ型データセンターや垂直統合商品など高度なICT基盤にて提供している運用管理ソフトウェア「FUJITSU Software ServerView Infrastructure Manager」(以下、「ServerView Infrastructure Manager」)を2014年7月よりPCサーバ「PRIMERGY」向けに提供します。本ソフトウェアは、サーバやストレージなどのICT機器から空調や電源設備などのファシリティ機器までを統合的に管理し、より効率的な運用を実現します。
今般、複雑化、高度化するサーバシステムにおいて、いっそうの運用コスト軽減と効率化が求められる中、当社PCサーバ「PRIMERGY」は、運用の効率化と省力化に継続的に取り組み、お客様の運用コストの軽減に貢献します。
[関連リンク] PCサーバ 「FUJITSU Server PRIMERGY」
今回販売開始する新モデル「PRIMERGY RX4770 M1」は、5月15日(木曜日)・16日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催する「富士通フォーラム2014」でご覧いただけます。
運用効率化への取り組み
- 新デザイン設計によるユーザビリティの向上
今回販売開始する4モデルは、導入から運用、保守時における確実な操作の実現に向け、当社グループの国内外の技術者1000名以上のノウハウを集約し、運用改善に向けた基本6項目と80要素の指標により策定した新デザインガイドラインに基づき設計しました。
例えば、稼働状況を目視するオペレーションパネルにおいて、今回ステータスアイコン自体を拡大、点灯させることにより、視認性向上を実現しました。また、ドライブカバーやハードディスクのベゼルなど、導入時や保守作業時に操作する部位のデザインを共通化し、同一ラック内に複数のサーバが設置されている環境においても、直感的に操作できるようにユーザビリティを高めました。本デザインは今後当社が発売するPCサーバ「PRIMERGY」に順次適用予定です。
視認性向上への取り組み例
オペレーションパネルにおけるステータスアイコンの拡大、点灯
- ICT機器・ファシリティ機器の統合管理による運用工数削減
当社独自の運用管理ソフトウェア「ServerView Infrastructure Manager」は、様々なシステムやファシリティが混在する高度なICT基盤における運用負担の削減ニーズに応え、サーバ、ストレージなどのICT機器から空調や電源設備などのファシリティまでを統合的に管理し、より効率的な運用を実現します。
また、お客様が業務の拡大などに応じてサーバを増設する際に、ネットワークに接続されたサーバを自動検出するとともに、各種設定が自動化されたことにより、従来手作業で行っていた作業を大幅に簡略化し、増設時に要した作業工数の削減を実現します。
新製品の特長
- 1WAYタワー型サーバ「PRIMERGY TX1310 M1」
インテル社CPU「Celeron®」「Pentium®」「Core™ i3」に加え、最新CPU「インテル® Xeon® プロセッサー E3-1200v3製品ファミリー」を採用しました。これにより、お客様は幅広いCPUラインナップからお客様のニーズに応じたCPUを選択可能です。
- 2WAYタワー型/ラック型サーバ「PRIMERGY TX2540 M1」
2WAYタワー型/ラック型サーバ「PRIMERGY TX2540 M1」は、消費電力あたりの性能向上を実現したインテル社最新CPU「インテル® Xeon® プロセッサー E5-2400v2製品ファミリー」を搭載しています。4コアから10コアまで幅広いCPUラインナップを揃え、中堅企業・大企業における部門サーバから基幹サーバまで幅広くお客様のニーズに応じたCPUを選択可能です。
- 2WAYラック型サーバ「PRIMERGY RX2520 M1」
2WAYラック型サーバ「PRIMERGY RX2520 M1」は、厚さ2Uの筐体に3.5インチハードディスクを12本搭載可能とすることで、最大48テラバイト(以下、「TB」)のストレージ容量を実現し、より大容量のストレージを必要とするクラウド環境やファイルサーバ用途に最適です。
- 4WAYラック型サーバ「PRIMERGY RX4770 M1」
インテル社最新の15コアCPU「インテル® Xeon® プロセッサー E7-8800/4800v2製品ファミリー」の搭載により、従来製品に比べ2倍の性能向上(注2)を実現しています。高性能な15コアのプロセッサの選択により、最大60コアを1台のサーバで搭載可能となり、企業の基幹業務に求められる大規模な仮想化システムなど幅広い用途、性能に対応します。
また、ビッグデータのように大容量のデータを基にしたデータ分析へのニーズが高まる中、従来製品に比べ3倍の容量の6TBのメモリ搭載により、インメモリソリューション(注3)における高速データ処理を実現し、お客様のビジネス競争力を創出する新たな領域でのデータ利活用に貢献します。
新製品ラインナップ
- 1WAYタワー型サーバ「PRIMERGY TX1310 M1」
- 2WAYタワー型/ラック型サーバ「PRIMERGY TX2540 M1」
- 2WAYラック型サーバ「PRIMERGY RX2520 M1」
- 4WAYラック型サーバ「PRIMERGY RX4770 M1」
新モデル名称
モデル名称によるシンプルな機器選定の実現
今回発表する製品より、筐体タイプや製品レンジ、世代だけではなく、CPUソケット数やCPU種類などの製品構成要素に応じたモデル名称を採用しました。これにより、お客様における要件に合わせた機器選定をシンプルにしました。
要素 | 筐体タイプ | CPUソケット数 | CPU種類 | 製品レンジ | 世代 |
---|---|---|---|---|---|
意味 | ラック | 4WAY | Intel社Xeon E7 製品ファミリー |
ハイエンド | 1世代目 |
表記名称 | RX | 4 | 7 | 70 | M1 |
新モデルの希望小売価格、および提供開始時期
製品名 | 仕様 | 希望小売価格(税別) | 提供開始時期 |
---|---|---|---|
1WAYタワー型サーバ PRIMERGY TX1310 M1 |
Celeron G1820(2.70GHz/2コア) × 1 2GB LV-Unbuffered DIMM × 1 |
70,000円 | 2014年 6月上旬より |
2WAYタワー型/ラック型サーバ PRIMERGY TX2540 M1 |
Xeon E5-2403v2(1.80GHz/4コア) × 1 4GB LV-Registered DIMM × 1 |
239,000円 | 2014年 5月中旬より |
2WAYラック型サーバ PRIMERGY RX2520 M1 |
Xeon E5-2403v2(1.80GHz/4コア) × 1 4GB LV-Registered DIMM × 1 |
425,000円 | 2014年 6月中旬より |
4WAYラック型サーバ PRIMERGY RX4770 M1 |
Xeon E7-4850v2(2.30GHz/12コア) × 2 8GB LV-Registered DIMM × 4 |
2,744,000円 | 2014年 7月上旬より |
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 基本6項目と80要素の指標:
- 導入から運用、保守時におけるユーザビリティ向上に向けて、PCサーバPRIMERGY共通の事項として安全性や効率性などの6項目、タワー型・ラック型などの筐体別にドライバなどの工具の適用有無や視認性など80要素を抽出し、ユーザビリティの基準を定義。
- 注2 従来製品に比べ2倍の性能向上:
- インテル社公表値(英語のみ)
- 注3 インメモリソリューション:
- ハードディスクを利用せず、メモリのみでデータ処理を行うことにより、膨大なデータの高速処理を実現するソリューション。
関連リンク
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