PRESS RELEASE （導入事例）

2014年2月26日
富士通株式会社

ヤマトホールディングス様、グローバルで会計システムを刷新

国内31社、海外10社で共通会計システムを導入、ガバナンス強化の実現へ

背景

ヤマトHD様では、アジア向け宅配の強化や大型物流拠点の新設など、継続した事業の拡大、海外への積極展開を行ってきました。さらなる成長戦略として2011年度より開始された長期経営計画「DAN-TOTSU 経営計画2019」では、事業成長に直結する財務、ICT、人事、CSRそれぞれの機能強化を推進し、グループガバナンスの強化を掲げています。この長期経営計画の実現に向け、拡大するグループ各社においてこれまで個々に構築・運用されていた会計を中心とした基幹システムをグローバル共通のグループ統一会計システムに刷新しました。

グループ統一会計システムについて

ヤマトHD様は、まず、当社と共同で2012年10月に国内グループ31社において、グループ統一会計システムに刷新を行っています。

その後、海外グループ5地域（アメリカ、マレーシア、タイ、上海・香港・台湾、シンガポール）10社に展開すべく、各拠点への導入作業を開始し、2013年10月に中国でも運用を開始しました。

2014年1月にシンガポールにおける本稼働をもって、グループ統一会計システムの導入が完了しました。

ヤマトHD様は、SAP社の会計パッケージ「SAP ERP 6.0」を導入し、グローバルで共通の会計システムにすることで、アジア展開戦略、新規事業、重点事業の進捗把握など、ガバナンスの強化を実現するとともに、統一された基盤を活用したグループ内シェアドサービスの拡大により運用コストの削減を目指します。

当社は、SAPのグローバルパートナーとして、SAP製品のサポート力やお客様のグローバル進出に対応できる人材育成を強化していることから、ハードウェア、ミドルウェア、アプリケーションからシステム構築、運用・保守まで全てを行っています。また、国内のみならずグローバルに展開するヤマトHD様に対して、国内・中国圏は日本で、英語圏（欧州、アメリカ、シンガポール、マレーシア、タイ）はインドにおけるサポートセンターにて効率的にサポートをしています。

今後、ヤマトHD様では、グループの会計業務の標準化、効率化を図り適正な運用コストを実現する一方、グループ事業戦略の可視化およびスピード向上を図っていきます。

当社は、今後も、ICTの側面からグローバルに、ヤマトHD様のビジネス創出と成長戦略実現に向け、継続的な支援を行っていきます。

ヤマトHD様、経営戦略・IT戦略担当 執行役員 小佐野豪績様からのコメント

このたび、グループ統一会計システムの構築、導入・展開から運用保守までを、SAPのグローバルパートナーである富士通の展開チーム、基盤チームなど総合サポート力により、確実に実施できたことで、安定した会計システムのグローバル展開を実現することができました。また、稼働後も運用保守チームにより適切なサポートをいただき、信頼できるパートナーとして、支援いただいております。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

• ヤマトHD様Webサイト

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