PRESS RELEASE （システムプラットフォーム）

2014年2月19日
富士通株式会社

ビッグデータ活用でビジネスを加速、データウェアハウス新製品
「Symfoware Analytics Server」販売開始

高性能で導入しやすい、オープンな統合型データベース

本製品の特長

1. 欲しい情報をすばやく得られる、高性能なクエリエンジン

   様々な状況や、多様な顧客の嗜好をタイムリーに分析し、すばやくビジネスに活かすため、現場でも簡単にデータ活用できる仕組みを提供します。本製品は、列(カラム)単位で格納しデータアクセス可能なカラムストア方式を採用し、当社独自の高速クエリエンジンを搭載しています。これにより、ストレージへのアクセスを最小化し、従来比で最大500倍の性能を達成しました。従来、数時間かかっていた大量データの集計処理を、わずか数秒で処理できます。

   データベースシステムは一般的に、性能を維持するために定期的なチューニング作業が必要なため、システム管理者の大きな負担になっていました。本製品の高速クエリエンジンは、当社独自の「スマートソフトウェアテクノロジー」（注2）に基づいてハードウェアリソースを自動認識し、最適なメモリ割り当てを行う「スマートチューニング」技術を搭載しています。導入直後から最高性能を発揮するため、システム管理者の負担を軽減するなど、日々データが増加するビッグデータの活用に最適なデータベースです。

2. 現場が使いやすい、GUIツールとオープン・インターフェース

   データの準備や分析は、GUIやテンプレートを用いて直感的に行えます。データの抽出条件、分析の観点を自在に変更して現場で試行錯誤ができ、さらにそのフローの蓄積もできます。データ活用の各機能ではPostgreSQLをはじめとするオープン・インターフェースを採用しており、それに準拠したERPや帳票作成といった数百種類のツール、アプリケーションパッケージとつなぐことができ、お客様要件に合った柔軟な情報活用を実現します。お客様が使い慣れた分析ツールをそのまま利用できるので、導入後すぐに使うことができます。

   
   GUIツールによるデータの準備

3. 導入期間を短縮する、統合型データベース

   本製品は、データの蓄積から活用まで、情報活用に必要な以下の一連の機能を統合したデータベースです。導入時の作業が大幅に軽減され、インストールから稼働まで約1時間で簡単に実施できます。

   • 受注売上やPOSデータなど、大量の業務データを蓄積
   • 現場独自のデータを取り出し、マスタに結合
   • 抽出条件や分析観点を自在に変更可能な統計解析、予測分析

製品の標準価格、および出荷時期

製品の標準価格、および出荷時期

製品名		標準価格（税別）	出荷時期
Symfoware Analytics Server Standard Edition V12	コアライセンス	980万円より	2014年2月より順次

動作環境

動作環境

製品名	動作OS
	サーバ	クライアント
Symfoware Analytics Server Standard Edition V12	Microsoft Windows Server 2008 R2 Red Hat Enterprise Linux 6 *	Microsoft Windows Server 2012 Microsoft Windows Server 2008 R2 Microsoft Windows 8.1 Microsoft Windows 8 Microsoft Windows 7 Red Hat Enterprise Linux 6 * Red Hat Enterprise Linux 5 * Oracle Solaris 11 * Oracle Solaris 10 *

*動作環境の詳細はお問い合わせください。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 最高で従来の500倍：

当社モデルにおける実測値。6億件(100GB)の注文明細レコードを対象に、顧客マスタ結合して売上上位を抽出。従来約6時間の処理を約40秒で完了。

注2 スマートソフトウェアテクノロジー：

ハードウェアやソフトウェアの状況を自ら判断し、より簡単・安心に使うために最適化を図る当社独自の技術。

関連リンク

• 「Symfoware Analytics Server」紹介サイト

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