PRESS RELEASE （導入事例）

2014年2月18日
富士通株式会社

東邦銀行様、仮想デスクトップサービスを採用し、タブレット端末の機能を強化

行内システムとの連動により渉外支援機能を強化

背景

東邦銀行様は、東日本大震災からの復旧・復興に向けて、より多くのお客さまのニーズに対して質の高い提案を行うことを目指しています。

これまで、お客さまとの取引情報やコンタクト情報は厳重に管理され、外訪先ではお客さま情報を参照できず、外訪前に確認した情報のみで営業活動を行う必要がありました。また、パンフレットや提案書類、申込書類の持ち運びなどが営業担当者の負担となっていました。

システムの特長と導入効果

1. 外訪先で取引情報を参照可能

   東邦銀行様の営業担当者は、タブレット端末を利用して、外訪先で、お客さまの取引情報を参照することができます。万一のタブレット端末の紛失や盗難に備え、指紋認証と利用者ID・パスワード入力による認証に加え、タブレット端末に情報を残さない、仮想デスクトップ技術を採用しています。また、タブレット端末と東邦銀行様の行内システムとの間でやりとりされるデータは暗号化されており、万が一、不正に傍受されても元データの復元が難しい仕組みになっています。

   さらに、タブレット端末と行内システムの接続には、当社の企業向けネットワークサービス「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSⅡ（フジツウ マネージド インフラストラクチャー サービス フェニックス ツー）」を利用し、東邦銀行様専用のネットワークを構築することで、外部からの不正なアクセスを遮断しています。

2. スピーディーな対応を実現するモバイルプリンターでの印刷機能

   新規に、タブレット端末と携帯用モバイルプリンターを利用して、外訪先で各種金融商品の提案書や申込書、通帳・証書などの受取証を印刷できるタブレット端末用アプリケーションを開発しました。

   お客さまは、必要な書類を営業担当者からタイムリーに受け取ることができます。

3. 仮想デスクトップサービス提供基盤を東邦銀行様 システムセンター内に構築

   大切な行内システムのデータ処理は内部で行いたいという東邦銀行様のご要望に応えるため、当社の仮想デスクトップサービスを提供するためのサーバ群を、東邦銀行様システムセンター内に設置しました。

   当社の仮想デスクトップサービス運用センターから、24時間365日、この仮想デスクトップ基盤の運用・監視を行っているため、東邦銀行様は、運用・監視の業務負荷を削減できます。また、本サービスは、月額サービス型で提供されるため、投資コストの平準化も図ることができます。

注釈

注1 仮想デスクトップサービス：

端末のデスクトップ環境をネットワーク越しに提供するサービス。

注2 CRMシステム：

顧客情報の管理・分析システム。

関連リンク

• DaaS（仮想デスクトップサービス）紹介サイト
• 企業向けネットワークサービス「FENICS」紹介サイト

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