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PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2013年11月25日
富士通株式会社

オンプレミスと複数のパブリッククラウドのハイブリッド環境を管理できる統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker Centric Manager V15」をグローバルに販売開始

当社は、ICTシステムの運用ライフサイクルを統合管理するソフトウェア「FUJITSU Software Systemwalker Centric Manager(フジツウ ソフトウェア システムウォーカー セントリック マネージャー) V15」を、本日よりグローバルに販売開始します。

本製品は、システム全体のICT資産情報と監視情報を統合管理するソフトウェアです。従来のオンプレミス環境、プライベートクラウド環境、および複数のパブリッククラウド環境を組み合わせてシステムを構築するハイブリッド環境において、ソフトウェアの導入からシステムの監視、対処までをワンストップで運用管理します。本製品では、スマートソフトウェアテクノロジー(注1)に基づいたフィルタリングとポータル画面を提供します。これらにより、大量の監視メッセージが発生しても重要度の高いメッセージのみを確認でき、また、カスタマイズ可能なポータル画面により、お客様の運用スタイルに合わせた最適な運用作業を行えます。

また、AR統合基盤「FUJITSU Software Interstage AR Processing Server」と連携し、機器の運用状態の確認や、監視メッセージに応じた作業手順をスマートデバイスに表示させることで、機器が設置されている現場の運用作業を効率化できます。

さらに、垂直統合型 仮想化・プライベートクラウド基盤「FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks」と連携し、クラウド全体の統合運用管理を提供します。

ICT資産を有効活用するため、仮想化やプライベートクラウドによるサーバ集約を進めるお客様が増えています。用途に応じて複数のパブリッククラウドを組み合わせるマルチクラウド環境を想定した監視やICT資産管理を統合して運用管理することが求められています。

ハイブリッドクラウド管理の全体像

本製品の特長

  1. ハイブリッドクラウド環境全体の稼働状況を把握し、管理者の負担を軽減します
    1. ハイブリッド環境での統合運用管理
      • マルチクラウド、ハイブリッドクラウド環境のICT資産を一元管理できます。システム全体で使用されているソフトウェア情報に加え、オンプレミス環境・プライベートクラウド環境では、サーバやストレージなどのハードウェア情報を自動収集し、使用するICT資産全体を可視化します。
      • パブリッククラウドのサーバ状況を外部ネットワークからリアルタイムに監視するときに、メールを利用した通知と組み合わせることでVPN(Virtual Private Network)による常時接続を不要にしました。

      ハイブリッド環境の統合運用管理コンソール

    2. スマートソフトウェアテクノロジーによる運用作業時間の短縮
      • 監視テンプレートによる不要な監視メッセージの抑止と、類似メッセージの集約を行うスマートソフトウェアテクノロジーにより、通知される監視メッセージの数を削減します。これにより大量のメッセージが発生するような状況における運用管理作業時間を短縮します。当社データセンターの事例では、監視メッセージの調査時間を1/7に削減できました。
      • ポータル画面により、重要度別・機器別・種別などで集計された監視メッセージを発生イベントの状況として一目で把握でき、簡単な運用操作を実現するスマートオペレーションにより、イベントの詳細情報を確認する作業をナビゲートします。ポータル画面は、お客様の運用に合わせてカスタマイズできます。

      全体状況を把握するポータル画面

  2. 作業現場に情報を提供して確実で効率的な作業を行えます
    - FUJITSU Software Interstage AR Processing Serverと連携 -

    Interstage AR Processing Server(AR統合基盤製品)と情報連携(注2)することにより、スマートデバイスを用いて、監視センターではなくデータセンターの現場で作業を行えます。

    スマートデバイスによる現場作業支援

    • スマートデバイスを機器にかざすことで、監視情報を確認できます。機器状態と業務レベルへの影響を現場ですぐに確認でき、適切に対処できます。
    • 現場の作業内容をエビデンスとしてその場で記録できます。これにより、保守履歴(カルテ)保存や別担当者へ作業の申し送りを行えます。
  3. 垂直統合型製品を含めたシステム全体の安定運用を支えます

    システム内の垂直統合製品と連携して、業務アプリケーションやネットワーク機器などを含む、業務システム全体の稼働状態を統合運用管理できます。当社の垂直統合製品「FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks(仮想化・クラウド基盤)」、「FUJITSU Integrated System HA Database Ready(垂直統合型データベースシステム)」には、監視するための設定があらかじめ組み込まれており、設置直後から連携して統合運用管理が可能です。

製品の販売価格、および出荷時期

製品の販売価格、および出荷時期
製品名 販売価格(税別) 出荷時期
FUJITSU Software Systemwalker Centric Manager Standard Edition
プロセッサライセンス V15
50万円より 2013年11月より
FUJITSU Software Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition
プロセッサライセンス V15
100万円より
FUJITSU Software Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition
プロセッサライセンス V15
700万円より
FUJITSU Software Systemwalker Centric Manager クライアントライセンス V15 2万円より

動作環境

動作環境(OS)
  動作OS
運用管理サーバ Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2/ Windows Server 2012
Solaris 9 / Oracle Solaris 10 / Oracle Solaris 11
Red Hat Enterprise Linux 5 / 6(for x86 / for Intel64)
業務サーバ Windows Server 2008 / Windows Server 2008 R2/ Windows Server 2012
Solaris 9 / Oracle Solaris 10 / Oracle Solaris 11
Red Hat Enterprise Linux 5 / 6(for x86 / for Intel64)
AIX
HP-UX
クライアント Windows 8 / Windows 7/ Windows Vista
動作環境(クラウド)
  クラウド
業務サーバ FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5
FUJITSU Cloud PaaS A5 for Windows Azure
Windows Azure Platform
ニフティ クラウド
アマゾン ウェブ サービス

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 スマートソフトウェアテクノロジー:
ハードウェアやソフトウェアの状況を自ら判断し、より簡単・安心に使うために最適化を図る当社独自の技術。
注2 Interstage AR Processing Server(AR統合基盤製品)と情報連携:
連携サンプルプログラムはソフトウェア技術情報サイトにて公開。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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