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PRESS RELEASE (サービス)

2013年11月20日
富士通株式会社

クラウド利活用を高めるハイブリッドクラウドの取り組みを強化

富士通のクラウドにマイクロソフトのクラウドOSに対応したサービス・プロダクトをフルラインナップで用意

当社は、お客様のクラウドファーストニーズに対応した製品・サービス群を体系化した「FUJITSU Cloud Initiative(フジツウ クラウド イニシアチブ)」の継続的な取り組みとして、マイクロソフト コーポレーション(本社:米国ワシントン州レドモンド、CEO:スティーブ・バルマー、以下、マイクロソフト)のクラウドOSビジョンを実現するプラットフォームサービスやプロダクトを、すべてのクラウド形態の領域(注1)でラインナップをそろえるとともに、パブリッククラウドとプライベートクラウドを柔軟に組み合わせて構築できるハイブリッドクラウドへの取り組みを強化します。

これにより、お客様は、マイクロソフトの共通テクノロジーで運用されるこれらのプラットフォームサービス間で、柔軟かつ迅速なクラウドシステムの構築が可能になります。また、当社は、すべてのクラウドプラットフォーム環境を統合的に運用管理できるサービス・ツールを活用し、ハイブリッドクラウドに対応した最適なICT環境の構築と運用を実現することで、お客様のビジネスをサポートします。

[関連リンク] FUJITSU Cloud Initiative

昨今、お客様がビジネス環境の変化に迅速かつ柔軟に対応しながら成長し続けるために、既存ICT環境を活かしながら最適なクラウドを組み合わせるハイブリッドクラウドの活用が注目されています。

当社は、お客様に最適なクラウドサービスを提供するため、クラウドに関わる製品・サービス群を、2013年5月14日に「FUJITSU Cloud Initiative」として体系化いたしました。今回、マイクロソフトの提唱する、パブリッククラウド、サービスプロバイダ クラウド、プライベートクラウドにおいて首尾一貫したプラットフォームを提供するクラウドOSビジョンに対応したプラットフォームサービスやプロダクトを当社から提供するとともに、これらのプラットフォームを活用したハイブリッドクラウドへの取り組みを強化いたします。これにより当社は、従来のクラウドサービスに加えて、マイクロソフトのテクノロジーを活用したサービスを強化し、お客様のビジネスに最適なICT環境を、企画・構築から運用までワンストップで提供していきます。

新サービス・プロダクトについて

図1. 「Fujitsu Cloud Initiative」体系図
図1. 「Fujitsu Cloud Initiative」体系図

  1. パブリッククラウドサービス「FUJITSU Cloud PaaS A5 for Windows Azure(フジツウ クラウド パース エーファイブ フォー ウィンドウズ アジュール)」 【強化】

    2011年8月より当社データセンターから提供してきたWindows Azureベースのパブリッククラウドサービス 「FUJITSU Cloud PaaS A5」を、今後新設されるマイクロソフトの国内データセンターへ統合し、サービス強化を行います。これにより、お客様は、多地域に展開されるグローバルデータセンターのWindows Azure最新機能と、当社の日本語による24時間サポートやアプリケーション、ミドルウェア、運用サービスといった24種類の付加価値サービスを同時に利用することができます。

    また、マイクロソフトのデータセンターと当社データセンター間に新たなネットワークを敷設し、パブリッククラウドサービスである 「A5 for Windows Azure」と当社のプライベートクラウドサービスをハイブリッドに連携して利用することが可能になります。そのため、お客様は基幹システムと「A5 for Windows Azure」のサービスとの連携が、スムーズかつスピーディに実現できるようになります。

    図2. 「FUJITSU Cloud PaaS A5 for Windows Azure」構成図
    図2. 「FUJITSU Cloud PaaS A5 for Windows Azure」構成図

  2. プライベートクラウドサービス「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted A5+ for Windows Server(フジツウ クラウド イアース プライベート ホステッド エーファイブプラス フォー ウィンドウズ サーバ)」 【新規】

    マイクロソフトのWindows Server 2012 R2とシステム管理ソフトウェアSystem Center 2012 R2に対応したプライベートクラウドサービスを当社データセンターから提供します。Hyper-Vベースの仮想環境を、仮想マシン単位または物理マシン単位に月額定額で利用可能です。また、パブリッククラウドでは実現できない、セキュリティポリシーや、専用線接続などの柔軟なシステムカスタマイズ、お客様固有の運用などへの対応を実現します。

    図3. 「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted A5+ for Windows Server」構成図
    図3. 「FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted A5+ for Windows Server」構成図

  3. プライベートクラウド基盤 「FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks(フジツウ インテグレーテッド システム クラウド レディー ブロックス)」 【強化】

    プライベートクラウドの実装における複雑さとリスクを軽減するMicrosoft Private Cloud Fast Trackに準拠した垂直統合型プライベートクラウド基盤 「Cloud Ready Blocks」を、マイクロソフトのWindows Server2012 R2とSystem Center2012に対応させ、商品を強化いたします。

    お客様先にプライベートクラウド環境を構築するにあたり、必要なハードウェアやソフトウェアをあらかじめパッケージ化することで導入期間を大幅に短縮するほか、インフラ統合管理による運用自動化により、運用コストを大幅に削減できます。

    また、パブリッククラウドサービス 「A5 for Windows Azure」、プライベートクラウドサービス「Private Hosted A5+ for Windows Server」および、プライベートクラウド基盤「Cloud Ready Blocks」に実装するハイブリッドクラウド機能により、業務アプリケーション資産のデータバックアップやDR(Disaster Recovery)環境のスムーズな構築を実現します。

  4. 「FUJITSU Cloud エンタープライズコミュニケーションサービス」 【新規】

    全社員が共通の情報ツールを利用することで、シームレスな情報共有、コミュニケーションの活性化、ノウハウ・スキル共有を図ることが可能な「グローバルコミュニケーション基盤」のプライベート型クラウドサービスを 「エンタープライズコミュニケーションサービス」として新たに提供いたします。

    マイクロソフト製品であるExchange/SharePoint/Lyncのクラウドサービスに、システム運用やサポート、メールアーカイブやスパム対策などのオプションサービスを合わせて提供するほか、富士通グループ全体の社内実践に基づき新たに開発した運用効率化、利便性向上、スマートデバイス利用に貢献するツール群を追加し、導入から運用までをワンストップで提供します。

    本サービスは、当社の新たなプライベートクラウドサービス「Private Hosted A5+ for Windows Server」上で運用されており、データの所在やシステム信頼性を意識するお客さまにも安心してご利用いただけます。

    図4. 「FUJITSU Cloud エンタープライズコミュニケーションサービス」構成図
    図4. 「FUJITSU Cloud エンタープライズコミュニケーションサービス」構成図

  5. 「FUJITSU Cloud Integration Service マルチクラウド統合監視サービス」 【新規】

    パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスなどの多様なプラットフォームやマルチベンダーによるクラウド環境の統合監視、統合運用を実現する「マルチクラウド統合監視サービス」を新規に提供します。

    当社のクラウドサービスはもちろん、マイクロソフトを初めとした主要なクラウドサービスやオンプレミス環境まで、幅広いITリソースの一元的な監視・運用を実現します。サーバやネットワーク稼働状況、CPU・メモリの利用状況など150種類以上の監視項目に対応しています。

エンドースメント

マイクロソフトは富士通様のクラウドOSビジョンへのコミットメントを歓迎します。クラウドOSは、クラウド、ビッグデータ、モバイルデバイスそして強力なアプリケーションが重要になる時代に、前衛的なビジネスの推進に欠かせない統一的なプラットフォームの提供を目指したマイクロソフトのビジョンです。富士通様のインテグレーションとアプリケーション開発サービスおよび、マイクロソフト プラットフォームをベースにした富士通様のソリューションにより、お客様のハイブリッド クラウド コンピューティングの導入と利点の活用が促進されるものと期待しています。

マイクロソフト コーポレーション
サーバー & ツールズ マーケティング グループ
コーポレート バイスプレジデント
沼本 健

販売価格、および提供開始時期

販売価格、および提供開始時期
サービス名 販売価格(税別) 提供開始時期
FUJITSU Cloud PaaS A5 for Windows Azure 未定 マイクロソフトの国内データセンターからのサービス提供時期と同時
FUJITSU Cloud IaaS Private Hosted A5+ for Windows Server 月額121,100円から 即日*
FUJITSU Integrated System Cloud Ready Blocks 990万円から 即日*
FUJITSU Cloud エンタープライズコミュニケーションサービス 個別見積 即日
FUJITSU Cloud Integration Service マルチクラウド統合監視サービス 月額250,000円から
(10サーバ監視)
2013年12月

*Windows Server2012 R2対応は2014年2月予定

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 すべてのクラウド形態の領域:
パブリッククラウド、プライベートクラウド(ホステッド)、プライベートクラウド(オンプレミス)。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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