PRESS RELEASE （導入事例）

2013年9月27日
富士通株式会社

千葉銀行様の住宅ローン推進支援ツールが稼働

タブレット端末で、いつでもどこでも、詳しい個別返済プランの提案が可能に

千葉銀行様は、個人向けの住宅ローンにも積極的に取り組んでおり、店舗に来店するお客さまのほか、住宅販売の現場などのお客さま先に訪問し、住宅ローンのご相談などに対応されています。しかし、お客さまのご要望が多様化しているため、ライフプランに合わせた返済提案を作成する場合は、営業店舗に帰り、パソコンでシミュレーションした結果を印刷して再度お客さま先に持参する必要がありました。

また、すべての営業担当者が一定のスキルでお客さまに説明できるような従業員のノウハウ共有の方法を検討していました。

今回、当社と当社グループの株式会社富士通アドバンストソリューションズ（以下、FASOL、注1）は、どこへでも持ち運び可能な、職員が活用するタブレット端末用の住宅ローン推進支援ツールを開発しました。

システムの特長と導入効果

1. どこでも住宅ローン相談対応が可能

   通信環境が整備されていない場所でも使用できるため、イベント会場、住宅展示場などで店舗窓口と同様の住宅ローン相談対応が可能となります。

2. 住宅ローン相談対応の品質向上

   最新の住宅ローン説明コンテンツと各種のシミュレーション機能を搭載しているため、お客さまのご要望に応じて、営業担当者は、タイムリーな住宅ローンの説明とシミュレーション結果を提示することができます。また、営業担当者の提案スキルの底上げも期待できます。

3. 導入と運用管理が容易

   本システムは銀行の基幹システムとは別のシステムとしてデータセンターで一元管理され、金融機関の基幹システムに接続する必要が無く、個人情報の入力も不要なため、短期間で構築し、容易に導入できます。また、商品情報、金利情報などのコンテンツの最新化やシステム保守も、効率的に行うことができます。

主な機能

本システムは、住宅ローン説明コンテンツ機能とシミュレーション機能で構成されており、住宅ローンの相談開始から返済プランの提案までを支援します。

1. 住宅ローン説明コンテンツ機能

   (1) 住宅ローン関連情報

   ：

   住宅ローン商品、金利、諸費用などの一覧表や、ローン手続きの流れ図など、お客さまへの説明に使用するコンテンツを、タブレット画面に表示します。コンテンツには、営業担当者向けのコンテンツ活用マニュアルも含まれており、営業担当者の提案スキルの向上をサポートします。

2. シミュレーション機能

   以下のシミュレーション機能には、お客さまの従来の返済プランと、借り換えのシミュレーション結果を比較し、差額を表示する機能も備えており、営業担当者を強力に支援します。

   (1)ローン新規	：	新規借り入れ、MIXペア（注2）、元金均等、金利比較など、様々な借り入れ条件で、お客さまに最適な返済プランを試算します。
   (2)借換試算	：	予定表の内容に沿った入力と、各種費用や手数料などを考慮した試算を行い、借り換え前と借り換え後の参考差額を表示します。
   (3)繰上返済試算	：	繰り上げ返済した場合の、返済期間の短縮や返済額の減少などの試算を行います。
   (4)保証料試算	：	一括前払保証料や返戻保証料の試算を行います。
   (5)ローン控除試算	：	ローン控除（減税）額の試算を行います。

注釈

注1 株式会社富士通アドバンストソリューションズ：

本社 神奈川県横浜市、代表取締役社長 宮田 一雄

注2 MIXペア：

2種類の返済方式を組み合わせたローン（MIXローン）と夫婦や親子などの組み合わせによるローン（ペアローン）

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