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PRESS RELEASE (導入事例)

2013年6月3日
富士通株式会社

ゆうちょ銀行様の第5次業務系システム構築を開発効率化ツール「BAGLESⅡ」で支援

大規模基幹系システムの開発において業務ノウハウを可視化し、設計・構築期間を短縮

当社は、株式会社ゆうちょ銀行(本社:東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長:井澤 吉幸(注1)、以下「ゆうちょ銀行」)様の第5次業務系システム構築において、当社の開発効率化ツール「BAGLESⅡ(バグレスツー)」を提供し、顧客サービスの向上を目的としたシステム更改を支えました。ゆうちょ銀行様は、1990年の第3次業務系システム構築以来、20年以上継続して「BAGLESⅡ」を利用されています。

本ツールは、日常の銀行業務用語で作成した表形式の業務仕様書(BAGLES定義書)からプログラムを自動的に生成し、プログラミング言語COBOLによる開発と比べ、大幅に生産性を向上させます。

また、業務仕様とプログラム構造を可視化しながらスピーディーに高品質な大規模システムの開発ができ、将来にわたりメンテナンスが容易になると同時に、業務仕様書による業務ノウハウの継承も実現します。

ゆうちょ銀行様は、今後のエンハンス開発を見据え、第5次業務系システムにおいても「BAGLESⅡ」を採用されました。

「BAGLESシリーズ」紹介

「BAGLES(注2)シリーズ」は、1983年の「BAGLES」提供開始以来、80件以上の導入実績を誇るシステム開発効率化ツールです。ゆうちょ銀行様には、メインフレーム用ラインナップの最新版である「BAGLESⅡ」をご利用いただいています。2007年には、オープンプラットフォーム(Linux、Solaris、Windows)用の「Open BAGLES(オープンバグレス、注3)」も提供されており、「表形式で業務内容を記述することで、プログラムや管理ドキュメント群を自動的に生成する」という特長を発展的に継承しています。

「BAGLESシリーズ」は、以下の特長を備えており、これまでのCOBOLによる開発と比べ、最大30%以上の生産性向上を実現します。

  1. 業務ノウハウとプログラム構造の可視化により業務ノウハウ・プログラム仕様を継承
  2. プログラム自動生成により人的ミスを排除し、安定稼働のための品質を確保
  3. 業務仕様書からのプログラム自動生成により開発工程を短縮し、ビジネスのスピードアップ化に対応
  4. プラットフォームや言語スキルに依存しないシステム開発環境を提供
  5. 業務仕様書とプログラムの一体化により、メンテナンス負荷を軽減

これらの中で、お客様から最も高い評価を受けている特長は、「業務ノウハウの継承」であり、ゆうちょ銀行様においても、業務仕様書を通じ、業務ノウハウを確実に継承しています。

当社は、今後もBAGLESの各種機能の強化・拡充を継続し、BAGLESを通じ、お客様の真のビジネスパートナーとなるよう、努めてまいります。

「BAGLESシリーズ」の特長

  1. 業務ノウハウの継承

    お客様が業務で使用している用語を使って作成した業務仕様書からプログラムを100%自動生成するため、誰でも容易に業務仕様、およびプログラム構造を理解でき、業務ノウハウを容易に継承できます。

    業務仕様書のイメージ
    業務仕様書のイメージ

  2. 安定稼働のための品質確保

    業務仕様書からプログラムを自動生成するため、プログラム作成時の人的ミスを排除します。業務仕様書は一般的な開発プロセスの設計要素に対応しており、フォーマットと記述形式が決まっているため、漏れのない、標準的な設計と開発が可能です。

  3. ビジネスのスピードアップ化への対応

    業務仕様書からプログラムを自動生成するため、プログラミング工程をカットでき、業務仕様書は可読性が高くレビュー効率が向上します。

  4. プラットフォームや言語スキルに依存しないシステム開発環境を提供

    業務仕様書からプログラムを自動生成するため、高度な開発言語スキルは不要であり、プラットフォームや言語スキルに依存しない業務システム開発を実現します。

  5. メンテナンス負荷の軽減

    業務仕様書とプログラムが完全に一致しており、業務仕様書は可読性が高いため、メンテナンスも容易です。また、影響検索機能やコンペア機能により、メンテナンスの負荷を軽減します。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 取締役兼代表執行役社長:井澤 吉幸:
井澤 吉幸の正式な表記は、「 」です。
注2 BAGLES:
Business Application Generator's Library for Extensive Supportの略。最初の製品であるBAGLESは、1983年に当社より提供開始。
注3 Open BAGLES:
当社と株式会社富士通アドバンストソリューションズ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:宮田 一雄)が共同で開発した大規模基幹系システム構築向け開発ツール。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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