お知らせ
2013年4月8日
株式会社富士通研究所
富士通株式会社
富士通セミコンダクター株式会社
富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社
「平成25年度科学技術分野の文部科学大臣表彰」の「科学技術賞」および
「第45回市村産業賞」の「貢献賞」を受賞
文部科学省では、科学技術に関する研究開発、理解増進などにおいて顕著な成果を収めた者について、その功績を讃えることにより、科学技術に携わる者の意欲の向上を図り、我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的とする科学技術分野の文部科学大臣表彰を定めています。
また、新技術開発財団では、我が国の科学技術の進歩、産業の発展に顕著な成果をあげ、産業分野の進展に多大な貢献をされた個人またはグループを表彰する市村産業賞を定めています。
このたび富士通グループでは、以下の通り受賞しました。
受賞者および受賞技術
[文部科学大臣表彰 科学技術賞 開発部門 受賞者]
本部門は、我が国の社会、経済、国民生活の発展向上などに寄与し、実際に利活用されている画期的な研究開発、もしくは、発明を行った者を対象としています。表彰式は、平成25年4月16日(火曜日)に文部科学省にて行われます。
受賞者 | : | 中川章(富士通研究所 メディア処理システム研究所 部長) 大塚竜志(富士通セミコンダクター アドバンストプロダクト事業本部 プロジェクト課長) 宮坂秀樹(富士通 セキュリティソリューション本部 第一技術部長) 渡部康弘(富士通研究所 プラットフォームテクノロジー研究所 主任研究員) 小林俊輔(富士通九州ネットワークテクノロジーズ 第一開発統括部) |
案件名 | : | 「デジタル映像の符号化LSIと伝送装置の開発」 |
[市村産業賞 貢献賞 受賞者]
本賞は、優れた国産技術を開発することで、産業分野の発展に貢献・功績のあった技術開発者またはグループを対象としています。贈呈式は、平成25年4月25日(木曜日)にホテルオークラ東京にて行われます。
受賞者 | : | 中川章(富士通研究所 メディア処理システム研究所 部長) 大塚竜志(富士通セミコンダクター アドバンストプロダクト事業本部 プロジェクト課長) 宮坂秀樹(富士通 セキュリティソリューション本部 第一技術部長) |
案件名 | : | 「デジタル映像伝送装置の開発」 |
[文部科学大臣表彰 科学技術賞 開発部門および市村産業賞 貢献賞の受賞技術]
地上デジタル放送や大画面テレビの普及などに伴い、映像コンテンツの高精細(HD : High Definition)化が進む一方、FTTHなどの公衆IP網の高速化・低価格化も進み、HD映像を低レート・高品位・低コストで記録・伝送する技術が強く望まれていました。そこで、人間の視覚特性を利用した「H.264対応高品位符号化・低消費電力符号化処理回路技術」、IP網でのデータ誤りを高い能力で訂正可能な「FEC+ARQハイブリッド誤り訂正技術」、および複数の中継地点経由の映像伝送時に生じる色にじみを完全に抑止する「映像品質劣化抑止技術」を開発し、HD映像コンテンツを低レート・高品位・低コストで記録・伝送することを可能とする「H.264映像符号化LSI」、および「H.264業務用映像伝送装置」をいち早く実用化しました。本成果は、PC、カメラ、レコーダなどの様々な民生機器に適用され、誰もが簡単に高品位なHD映像を楽しめるようになりました。また、放送局では安価な公衆IP網経由でプロ用途のHD映像を低コストで伝送することが可能となり、幅広い分野においてHD映像の活用を可能としました。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 株式会社富士通研究所:
- 代表取締役社長 富田達夫、本社 神奈川県川崎市。
- 注2 富士通株式会社:
- 代表取締役社長 山本正已、本社 東京都港区。
- 注3 富士通セミコンダクター株式会社:
- 代表取締役社長 岡田晴基、本社 神奈川県横浜市。
- 注4 富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社:
- 代表取締役社長 井上進、本社 福岡県福岡市。
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
富士通株式会社
知的財産権本部 R&D情報統括部
044-754-3049(直通)
jusho@lip.fujitsu.com
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