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PRESS RELEASE （環境）

2013年4月17日
富士通クオリティ・ラボ株式会社
富士通株式会社

製品含有化学物質の法規制情報提供サービスを開始

電気・電子製品などの製造業では、世界各国における製品含有化学物質に関する法規制の強化により、製品含有化学物質情報の適切な管理、法規制に適合した製品の提供や情報開示が求められています。しかし、グローバルな製品含有化学物質の法改正動向を常時監視しつつ、難解な法規制を解釈して管理の仕組みに反映することは、企業にとって大きな負担となっています。

そこで、富士通がこれまでグローバルにビジネスを展開する中で培ってきた、製品含有化学物質法規制の最新情報の収集や、新たな規制化学物質への対応方法のノウハウを活用し、富士通クオリティ・ラボが、製品含有化学物質の法規制に関する情報をサービスとして提供します。

本サービスを、現在、富士通クオリティ・ラボが提供しているCMS（含有化学物質管理システム）診断・構築支援サービスや分析サービスと、富士通が提供している製品環境情報管理ソリューション「PLEMIA M3/ECODUCE（エコデュース）」、REACH規則対応グリーン調達支援ソリューション「PLEMIA M3/FGeeMS（エフジームス）」に組み合わせることにより、お客様の製品開発から出荷までの製品含有規制化学物質の管理全般を富士通グループがワンストップでサポートします。

本サービスの特徴

1. 各国の製品含有化学物質法規制情報を一覧で提供

   グローバルな最新の製品含有化学物質の法規制情報を容易に把握できるよう、各国版RoHS法/REACH規則（EU、中国、韓国、ほか）を中心とした各国の法規制概要を一覧にして提供します。

2. REACH認可候補物質のリスクマップ一覧を提供

   半年に1回以上追加される、REACH認可候補物質に各種情報（CAS番号（注3）、対象物質を含む部材の情報、提出国など）を付加し、電気・電子製品における含有情報とリスク情報を一覧にして提供します。

3. 製品含有化学物質法規制の改正情報と具体的な対応方法の情報提供（法改正時）

   製品含有化学物質法規制の改正情報と、その具体的な対応方法について、富士通グループの対応を例として追加し提供します。

4. Q&Aサービス

   提供する情報に関したご質問にお答えします。

株式会社 セガ様による先行導入事例

株式会社 セガ（本社 東京都品川区、代表取締役社長COO 鶴見 尚也）様は、2013年2月から先行して一部のサービスのご利用を開始されました。それにより、製品含有化学物質のグローバルな法規制情報について一元的な対応に役立てていただいております。

株式会社 セガ 品質保証部長 長谷川 誠司様のコメント

本サービスにより、富士通の全世界でのモノづくりの知見を活かした製品含有物質のグローバルな法規制情報を提供いただくことで環境コンプライアンスを確保し、安心安全なモノづくりに大きく貢献いただいております。

提供価格（税別）

月額 15万円より

販売目標

3年間で30社

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 RoHS指令：

欧州連合（EU）域内で上市される電気電子機器について、製品に含有する6物質－鉛（Pb）、カドミウム（Cd）、水銀（Hg）、六価クロム（Cr6+）、ポリ臭化ビフェニル類（PBB類）、ポリ臭化ジフェニルエーテル類（PBDE類）－の含有を禁止する指令。

注2 REACH規則：

欧州における化学物質の総合的な登録・評価・認可・制限の制度。

注3 CAS番号：

国化学会の一部門であるCAS（Chemical Abstracts Service）が運営・管理する化学物質登録システムから付与される化学物質に固有の数値識別番号。

関連リンク

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