PRESS RELEASE

2013年2月27日
富士通株式会社

高松市様、統合型パッケージにより構築期間3割短縮、税システム一斉稼働

住民情報ソリューション「MICJET 税務情報」で、ユニバーサルデザインの納税通知書に対応

背景

高松市様では、これまで汎用機システムとオープン系システムが混在しており、頻発する法改正などに伴う業務プログラムの改修により、システム構成とデータ連携が複雑化していました。また、各業務担当課で個別に導入したシステムは部分最適となっており、リソースの全体最適化と運用・保守費用の削減が課題でした。

高松市様はこれらの課題解決に向け、2010年3月に「高松市情報システム最適化計画」を策定して住民情報システムの段階的な再構築に着手し、2011年5月からの税システム再構築において、当社の住民情報ソリューション「MICJET 税務情報」の導入を決定されました。

住民情報ソリューション「MICJET 税務情報」の特長

1. 短期構築と一斉稼働を可能にする統合型パッケージソリューション

   全ての税務業務に対応可能な統合型パッケージのソリューションであり、データベースや共通機能を一元化しているため、税システム全体での短期構築が可能であり、全ての税務業務で一斉に本格運用を開始できます。

   今回、高松市様では、本ソリューションを導入し、カスタマイズを最小限に抑えることで、従来の当社実績と比較し、構築期間を3割短縮し、約16カ月で構築を完了しています。

2. 大都市の税務業務に必要な機能を標準装備

   大都市の税務業務で必要となる大量データのバッチ処理機能や例外的な税務事象に対応するレアケース処理機能が標準装備されています。また、当社は人口100万人規模の複数の政令指定都市をはじめ、中核市や特別区など人口30万人以上の多数の団体様の税システム運用をサポートしており、運用サポートにおいて、定期的にお客様の声を反映し、機能改善を行っています。

   今回、高松市様では、標準装備のバッチ処理機能を利用して、従来手入力で行っていた税金の還付・充当処理作業を自動化し、過誤納整理事務の負荷を大幅に軽減しています。

3. 税法改正に伴う職員様の負荷とシステム改修費用を軽減

   当社は税務業務に関する法改正情報をいち早く入手し、本システムの標準的な法改正対応モジュールを提供しています。法改正に伴う税システム改修要件定義の負荷や、システム改修費用を軽減します。

4. 自治体のニーズに応じた各種書類フォーマットを適用可能

   各自治体のニーズに応じた各種通知書フォーマットを利用することができます。今回、高松市様は、新税システムの稼働にあわせて市・県民税と固定資産税の2種類の納税通知書フォーマットをリニューアルしました。これらの通知書の高齢者や色覚障がい者などにも使いやすい配色や文字の大きさなどを考慮したデザインが認められ、自治体では初めて、ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会のUCDA認証「伝わるデザイン」を取得しました。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 UCDA認証：

一般社団法人ユニバーサル コミュニケーション デザイン協会（UCDA）の発行する認証制度。重要な通知物などを「わかりやすさ」の観点から第三者の客観的基準で評価し、UCDA 認証委員会による審査で認められた対象物に発行される。

関連リンク

• 高松市様サイト
• MICJET製品紹介サイト
• 当社自治体ソリューションサイト

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