PRESS RELEASE
2013年2月19日
日本電気株式会社
富士通株式会社
アジア主要都市をつなぐ光海底ケーブル
「Asia Submarine-cable Express」の建設を完了
このたび、日本電気株式会社(以下、NEC)と富士通株式会社(以下、富士通)は、日本とフィリピン、香港、マレーシア、シンガポールを結ぶ、総延長約7,800kmの大容量光海底ケーブルシステム「Asia Submarine-cable Express(アジア・サブマリンケーブル・エキスプレス、以下、ASE)」の当初予定していた全ての区間の建設を完了しました。
本システムは、NTTコミュニケーションズ株式会社(日本、以下、NTTコミュニケーションズ)、Philippine Long Distance Telephone Company(フィリピン・ロング・ディスタンス・テレフォン・カンパニー、フィリピン)、Telekom Malaysia Berhad(テレコム・マレーシア・ブルハド、マレーシア)、StarHub Limited(スターハブ・リミティッド、シンガポール)より2011年1月に受注したものです。
【 ASEルート図 】
拡大イメージ
昨年8月に建設を完了し、すでにサービスを開始している日本、フィリピン、マレーシア、シンガポール間に加え、今回の香港への接続をもってアジアの主要都市を結ぶ大容量(40Gbps、最大15Tbps)の海底ケーブルシステムとして、NTTコミュニケーションズをはじめとする通信事業者のサービスに活用されます。
本システムは、NECが海底機器(海底ケーブル、海底中継装置、OADM分岐装置)、海底監視装置と給電装置を、富士通が波長多重伝送端局装置とネットワーク監視装置を供給しました。
ASEは最新の40Gbpsデジタルコヒーレント伝送技術(注1)を適用し、アジア各国におけるインターネットデータの増加や、スマートデバイスの急激な普及にともなうデータ通信の大容量化にも十分対応しうる通信容量を確保しています。また、通信事業者のクラウドサービスにも活用されるなど高品質かつ低遅延の専用線サービスとして利用される予定です。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 デジタルコヒーレント伝送技術:
- コヒーレント受信とデジタル信号処理を組み合わせた次世代光伝送方式。偏波多重や位相変調などの変調方式により周波数利用効率を向上させるとともに、大幅な受信感度向上を実現する。
本件に関するお問い合わせ
日本電気株式会社
海洋システム事業部
03-3456-5916(直通)
富士通株式会社
ネットワークプロダクト事業本部 海外ビジネス事業部
044-754-3866(直通)
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。