PRESS RELEASE (サービス)
2012年11月26日
富士通株式会社
株式会社富士通ゼネラル
ワタミ様 海外外食店舗システムを富士通のSaaSで構築
グローバルで経営判断の早期化を実現
ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:桑原豊 以下、ワタミ)様は、海外の店舗を対象に、富士通株式会社(以下、富士通)のフードサービス業向けSaaS型業務支援ソリューション「CloudStage F(クラウドステージ エフ)」(注1)を導入し、日本と同様の店舗運営や管理を実現しました。本年11月より順次、海外の71店舗を対象に展開していく予定です。
これによりワタミ様では、各店舗の従業員が行う発注作業などの業務効率化を実現するだけでなく、海外各店舗の売上や損益状況がリアルタイムに見える化されるため、本社側の経営層にとってスピーディーな経営判断が可能となり、経営強化を実現します。
背景
ワタミ様では、2000年に「和民(中國)有限公司」の設立を皮切りに、積極的に海外店舗展開を進めており、現在では香港を中心にアジアに71店舗を展開しています。海外展開が加速する一方で、各国店舗の受発注業務など一部のオペレーションにおいて日本のシステムが適用できないため、煩雑な運用となっていました。また、急速な海外展開を支える上で、言語や通貨単位が異なる現地運営会社と日本側とのシステム連携も課題でした。
このためワタミ様は、富士通のフードサービス業向けSaaS型業務支援ソリューション「CloudStage F」を導入し、海外全店舗で統一したクラウド基盤での店舗システムを構築しました。
システムの概要
本システムは、海外店舗からインターネットを介し、富士通の国内データセンターにあるフードサービス業界向けのクラウド環境「CloudStage F」(開発元:株式会社富士通ゼネラル)にアクセスするものです。システムは日本語、英語、中国語(簡体文字、繁体文字)に対応しており、各国にて発注・棚卸・売上管理などの業務を行います。
クラウドを活用したデータの一元管理により、海外各店舗では発注業務などがシステム化されることで現地の業務効率化を実現します。また、本社側の経営層では海外店舗の売上や損益状況をリアルタイムに把握することでスピーディーな経営判断が可能となり、経営強化につなげることができます。さらに、今後の海外エリアの拡大、店舗増設の際にもクラウド環境に接続することにより短期間でのシステム導入が可能となります。
ワタミ様では、本年11月に香港の各店舗にてシステムを稼働し、順次海外各国店舗へ展開していく予定です。
システムイメージ図
今後とも富士通は、ワタミ様の海外進出をICTの側面から積極的に支援し、国内外の店舗の最適な運用についてサポートしていきます。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
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