このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. 大垣共立銀行様、手のひら静脈認証によるATM運用を開始

PRESS RELEASE (サービス)

2012年9月26日
富士通株式会社
富士通フロンテック株式会社

全国初!通帳・カードレスを実現

大垣共立銀行様、手のひら静脈認証によるATM運用を開始

富士通株式会社(以下、富士通)と富士通フロンテック株式会社(以下、富士通フロンテック)(注1)は、株式会社大垣共立銀行(本社:岐阜県大垣市、頭取:土屋 嶢、以下:大垣共立銀行)様の通帳・カードレスな生体認証ATMシステム(注2)を構築しました。

大垣共立銀行様は、高い認証精度を誇る富士通の手のひら静脈認証技術を活かし、通帳やキャッシュカードがなくてもATMの金融サービスが利用できる国内初のしくみを9月26日より運用開始されます。

本システムは、万が一の災害時にもサービス継続を可能とし、ATMを利用されるお客様の利便性を向上させるものです。

富士通グループは、今回の構築で培ったノウハウを活かし、今後も手のひら静脈認証を用いた利便性とセキュリティを兼ね備えたサービスを提供していきます。

[関連リンク] 手のひら静脈認証

導入の背景

大垣共立銀行様は、「地域に愛され、親しまれ、信頼される銀行」という基本理念のもと、金融機関初となる多くのサービスを展開されています。東日本大震災時には、通帳やキャッシュカードを紛失された方が必要な資金を即座に引き出せなかったことを業界の課題と捉え、通帳・キャッシュカードなどの本人と口座とを紐づけるモノがなくても利用できる金融サービスが必要と考えられました。

そこで、富士通は高い認証精度を誇る手のひら静脈認証技術を活用し、大垣共立銀行様と共同で通帳・カードレスな生体認証ATMシステムを構築しました。

ATM画面写真
提供:大垣共立銀行様

本システムの特徴

  1. 通帳・カード不要のATMサービス

    手のひら静脈認証で本人確認を行うことで、ATM利用者は通帳・カードがない場合でもATMで金融サービスを受けることができます。

    事前に手のひら静脈データを登録しておくことで、日常のATM利用時には、生年月日情報の入力、手のひら静脈認証、暗証番号入力の3ステップで、お引き出し、お預け入れ、残高照会の取引が可能になります。

  2. 高い認証精度を誇る手のひら静脈認証

    手のひら認証技術は認証精度が高いだけでなく、体内情報を用いることによる偽造の難しさ、手をかざすだけの簡単な操作性、外的な影響を受けにくい安定的な認証方式という特徴があります。

    • 指や手の甲に比べ、静脈パターンが複雑かつ安定しており、本人拒否率0.01%、他人受入率0.00008%以下という高い認証精度とあわせて高信頼のセキュリティを実現。
    • 指紋のように表面の摩耗や乾燥など体表の影響をほとんど受けることなく、スムーズな登録・照合が可能です。
    • 非接触であるため衛生的であり、自然な操作性を実現。


    【 システムイメージ 】

  3. 災害時の金融サービス継続

    東日本大震災では通帳やキャッシュカード、運転免許証などの本人確認資料を持たずに避難された方への金融サービス提供が大きな課題となりましたが、災害時に通帳やキャッシュカードを紛失されたお客様もATMサービスを利用することができます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 富士通フロンテック株式会社:
本社:東京都稲城市、代表取締役社長:利根 廣貞。
注2 大垣共立銀行様のATMシステム:
富士通と沖電気工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川崎 秀一)との共同開発によるソフトウェア「UNISONATM+」(ユニゾンATMプラス)にて構築されております。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。