PRESS RELEASE （サービス）

2012年9月14日
富士通株式会社

研究者業績情報を低コストで短期公開できるSaaS型「Ufinity 研究者業績サービス」提供

国内初、日本最大の研究者業績データベース「ReaD&Researchmap」から、研究者総覧を作成

2010年6月の学校教育法施行規則などの省令改正による大学設置基準強化に伴い、各大学は、2011年4月から自学の研究者や教員が有する学位および研究業績に関する情報をホームページなどで公開することが義務付けられました。そのため各大学では、自学の研究者の研究業績を公開するシステムの構築が急務になっていますが、専門のノウハウをもつ人員の確保やコスト面などに課題がありました。また研究者は、業績情報を、「ReaD&Researchmap」と所属大学のデータベースに登録する必要がありました。

これら研究活動に直結しない負荷を軽減し、大学および研究者が、教育や研究に専念できる環境を提供するため、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所（以下、国立情報学研究所）により、大学ごとに研究業績のデータベースを構築するのではなく、「ReaD&Researchmap」に登録されている研究者の業績情報から所属する研究者情報を抽出し、自学のホームページで容易に公開できるアプリケーションが開発されました。当社は、同アプリケーションを手軽に低コストでご利用いただけるよう、国内最高水準の当社データセンターから、SaaS型サービス「Ufinity 研究者業績サービス」として提供いたします。

本サービスの特長

1. 日本最大の研究者業績データベース「ReaD&Researchmap」のデータを活用

   国立情報学研究所が開発し、独立行政法人科学技術振興機構（以下、科学技術振興機構）が運営する「ReaD&Researchmap」を活用できる国内初のサービスです。これにより、大学独自の研究者業績データベースの構築や運用が不要になり、データを一元管理できるとともに、スピーディーに研究者の業績情報を公開できます。また、研究者は、業績情報の登録や更新を二重に行う必要がなく、優れた入力インターフェースにより、作業負荷を大幅に軽減できます。

   
   システム概要図
   拡大イメージ

2. 初期費用をかけず、すぐにサービスを利用可能

   本サービスは、国内最高水準の当社データセンターで運用する安心・安全なSaaS型サービスです。大学は、サーバなどのハードウェア機器の導入やシステム構築が不要なため、初期費用を抑えてサービスを開始できます。また、当社がシステム運用や保守、セキュリティ対応、データのバックアップなどを行うため、大学におけるシステム管理の負荷を大幅に軽減できます。

3. 大学専用の研究者業績情報サイトを簡単に作成可能

   各大学の研究者業績情報サイトにあわせて、学部、学科など公開情報の設定が可能です。また、さまざまなデザインやレイアウトを用意しているため、大学の方針やイメージに合ったサイトを容易に作成できます。

「ReaD&Researchmap」 について

「ReaD&Researchmap」は、国立情報学研究所が開発し、科学技術振興機構が運営する、国内最大の研究者の研究業績データベースで、22万件におよぶ情報が登録されています。

国内外の文献情報データベース（注1）から、自身の執筆論文リストの抽出を可能にするなど、データ入力を支援するさまざまな仕組みが用意されています。

販売価格、および提供時期

販売価格、および提供時期

製品名	販売価格（税別）	提供時期
Ufinity 研究者業績サービス	月額 4万5,000円	9月14日

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

注1 国内外の文献情報データベース：

国立情報学研究所が運営する国内最大の学術情報データベースであるCiNiiや、人文科学、社会科学、自然科学の全分野における主要論文誌をカバーするWeb of Science （科学技術振興機構が運営するJ-GLOBALを通じて取得可能）。

関連リンク

• 「Ufinity 研究者業績サービス」紹介サイト

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