PRESS RELEASE （サービス）

2012年8月13日
富士通株式会社

量販店の基幹業務全般をサポートするMDソリューション販売開始

ポータル機能、アラート機能により、迅速な意思決定とアクションを支援

近年、少子高齢化や金融危機による消費者の買い控え、外国資本や他業種からの参入による競争激化など、量販店を取り巻く環境は厳しさを増しており、不良在庫や機会損失を最小限に抑え、消費者のニーズにタイムリーかつ迅速に対応できる店舗運営が求められています。

しかし、これらの店舗運営を支えるMDシステムは、発注や販売、在庫管理など業務ごとに個別に構築されているケースが多く、また、各々のシステムが肥大化、複雑化しているため、アプリケーションの保守やメンテナンスに多大な労力や費用、時間を要しています。また一方で、M&Aや事業提携、新業態や新規事業への参入など、事業規模の拡大や事業戦略に合わせて、システム対応を迅速化していく必要があります。

当社は、上記の課題を解決するため、大型チェーンストアでのシステム構築実績をもとに、大規模量販店向けに、「MD業務の効率化・合理化」、「現場力強化と業務精度向上」、「意思決定の迅速化」の実現に貢献し、成長企業を支えるICT基盤としてMDソリューション「Tomorrowchain」を開発しました。

本ソリューションの全体イメージ

本ソリューションの特長

1. 迅速な判断とアクションを支援するポータル機能およびアラート機能を装備

   現場業務を強力に支援し、業務の精度と効率の向上につなげるポータル機能とアラート機能を装備しています。

   担当する売場や業務に応じてあらかじめ担当者ごとのポータル画面を設定します。ポータル画面には、業務に必要な連絡事項が適宜表示されます。また、アラート機能を備えており、各担当者は、アラートに対する具体的なアクション情報を確認できます。たとえば、発注業務に際し、過去の発注実績や商品の属性、天候や気温、特売商品の納品日や発注推奨数などの発注支援情報をわかりやすく表示することにより、最適な発注に向けたサポートを行います。

2. 基幹業務、ならびにMDサイクルをトータルにサポート

   情報分析テンプレートにより、特売や販促施策などを一週間単位で計画するスーパーや量販店特有のMDサイクルを効率的にサポートします。これにより、予算達成状況を週単位で確認し、施策の有効性をこまめに検証しながら適宜見直しを行い、タイムリーな品揃えを実現するとともに賞味期限が短い商品を確実に販売するなど、戦略的な販売活動を強化し、機会損失を最小限に抑えることができます。

3. M&Aによる事業拡大や新業態にも対応

   複数法人や複数業態の管理を行えるため、M&Aや新業態の立ち上げなど、お客様の事業拡大を強力にサポートします。基本的な管理項目を共通化することで、法人や部門単位の計画や実績を容易に参照できます。また、法人ごとにデータ入力の可否が設定できるため、別法人によるデータ入力などを防止できます。

販売価格、および出荷時期

販売価格、および出荷時期

商品名	販売価格（税別）	出荷時期
基幹MDソリューション	個別見積	8月22日

販売目標

2015年度末までに100億円 （関連ソリューション・サービス含む）

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

• 「Tomorrowchain」紹介サイト

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