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PRESS RELEASE (サービス)

2012年7月12日
富士通株式会社

クラウドサービス「FGCP/S5」を新たに西日本リージョンより提供開始

災害対策に適したICT環境構築を短期間で実現

当社は、世界5ヶ国および東日本リージョンにおいて提供しているパブリッククラウドサービス Fujitsu Global Cloud Platform 「FGCP/S5」を、7月12日より西日本リージョンから新たに提供開始します。

西日本リージョンから「FGCP/S5」を提供することで、お客様は、自社のシステムやデータを東西日本に分散するなど、災害対策向けのICT基盤としての活用が可能となります。

今回、西日本リージョンからの「FGCP/S5」提供にあわせ、「FGCP/S5」のシステムテンプレートに搭載している各種バックアップソフトを利用し、当社の要員がバックアップ環境の構築、運用支援を実施する「バックアップ構築・運用支援サービス」を提供開始します。これにより、お客様は、自社の事業規模に応じたバックアップ環境を、これまでよりも柔軟かつ短期間で構築することが可能です。

また、東・西日本リージョン「FGCP/S5」では、既存仮想サーバの最高スペックの2倍および4倍に相当する高性能の仮想サーバを提供します。これまでビッグデータ(膨大なデータ)の処理に複数台の仮想マシンを必要としていたものが、1台の仮想マシンで賄うことができるようになります。

当社では、西日本リージョンからの「FGCP/S5」提供を記念し、「FGCP/S5」の料金が最大4割引となるキャンペーンを12月末まで実施します。

クラウドサービスは、インターネット経由でサーバなどのICTインフラをオンデマンドに利用できるサービスとして、高い拡張性や運用コスト軽減などが期待されています。また、近年では、企業の事業継続対策のICT基盤としても注目されています。こうした中、当社は、海外5ヶ国に加え、お客様から要望の高かった西日本リージョンからの「FGCP/S5」提供を実現しました。

東西「FGCP/S5」による冗長環境・バックアップ環境の短期構築

自社内にデータをもつお客様が、災害対策として富士通のクラウド環境へ容易にバックアップを行うことができます。また、東日本リージョンのサービスを利用しているお客様が西日本リージョンへの冗長化やバックアップ、東西両拠点での分散処理を行えるなど、さまざまなシーンで本サービスを利用することが可能になります。

東西「FGCP/S5」による冗長環境・バックアップ環境のイメージ

「FGCP/5」を活用したバックアップサービスの提供

当社では、西日本リージョンからの「FGCP/S5」提供にあわせ、東西の「FGCP/S5」を活用した「バックアップ構築・運用支援サービス」を提供開始します。

本サービスでは、お客様の拠点から東西「FGCP/S5」へ、もしくは東西「FGCP/S5」間でバックアップを行う際、当社の要員が、「FGCP/S5」のシステムテンプレートに搭載された各種バックアップソフトを活用し、バックアップ側のリージョンの設定から一括バックアップ、差分バックアップの設定などを行い、お客様環境に合わせたバックアップセンターの構築および日々のバックアップ運用をご支援します。

これにより、お客様は、事業規模に応じたバックアップ環境を短期間で構築できるだけでなく、業務の拡大・縮小時でも柔軟に対応することが可能です。

「FGCP/S5」では、今後バックアップソフトの拡充を図るとともに、アカマイ・テクノロジーズ合同会社(注1)が提供するネットワーク経路切替え機能なども組み合わせることで、ネットワーク障害対策も含めた統合的な災害対策支援サービスを順次提供していきます。

(お客様の活用事例)

  • 全国均一な上下水道管理サービスの提供(メタウォーター株式会社様)

    上下水道の情報管理業務を行う自治体向けICTインフラを、東日本「FGCP/S5」を利用してサービス提供中。西日本の自治体からの要望を受け、西日本「FGCP/S5」を活用した事業拡大を検討中。

上記お客様のほか、製造、流通、金融、文教などの分野において約1,000システムが稼働しています。

今回当社では、既存の「FGCP/S5」をご利用のお客様に対し、災害対策などを強力に支援してまいります。

(社内のサービス基盤としての活用事例)

  • ビックデータ利活用基盤

    農業や医療、交通分野などにおいて、大量のセンシングデータを収集、蓄積、分析し、将来予測などを行うビッグデータ向け「データ活用基盤サービス」の相互バックアップ環境を構築するため、東・西日本リージョンを組み合わせて活用することを検討中。

  • SaaSのサービス基盤

    SaaS型で顧客管理や問合せ管理・商談管理などが実現できる「CRMate」を、お客様が安心安全に利用できるよう、西日本リージョンを活用した冗長化環境を構築予定。

西日本リージョン開設記念キャンペーン

西日本リージョン開設を記念して、西日本だけでなく、東日本から提供する「FGCP/S5」についても、2012年12月末まで仮想サーバ料金が最大で4割引となるキャンペーンを実施します。
(東西「FGCP/S5」を新規にお申し込みいただいたお客様で、東西先着各100社様までが対象となります)

東・西日本リージョン「FGCP/S5」サーバスペック拡張

現在、「FGCP/S5」で提供している4種の仮想サーバに加え、既存の最高スペックの2倍、4倍に相当する高性能な仮想サーバ「ダブル・ハイ」「クアッド・ハイ」の2種を追加します。

これによりスケールアップ型の業務ソフトや膨大なデータ処理を必要とする業務にも柔軟に対応することが可能になります。

東・西日本リージョン「FGCP/S5」サーバスペック

「FGCP/S5」今後の展開

今回の西日本からの「FGCP/S5」提供開始やサーバスペックの拡張に加え、日本を含めた世界7拠点からオブジェクト単位でデータ保存が可能な高信頼なオブジェクトストレージサービスを提供開始します。(2012年10月より先行トライアルを実施)これにより、大容量のデータ保管や、お客様データのバックアップがより柔軟かつ安価に行えるようになります。

「FGCP/S5」提供拠点

当社では、国内最高水準のサービスを提供する東日本リージョンを起点に、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、シンガポールの6ヵ国のリージョンより、同品質でセキュアな「FGCP/S5」をグローバルに提供してまいりました。今般、クラウドサービス利用の高まりを受け、西日本にあるリージョンを含む合計7つのリージョンから「FGCP/S5」を提供いたします。

提供価格

提供価格一覧
サービス名 価格(税別)
FGCP/S5 1時間あたり25円から(1仮想サーバ、エコノミータイプ)
キャンペーン価格
1時間あたり15円から(1仮想サーバ、エコノミータイプ)
バックアップ構築・運用支援サービス 月額費:19万円から [初期費は個別見積]
(「FGCP/S5」、バックアップソフト、ネットワーク、導入運用作業含む)
  • キャンペーン価格については、東・西日本「FGCP/S5」を新規にお申込みいただいたお客様が対象となります。

販売目標

2013年度末までに、3,000社(東日本・西日本「FGCP/S5」合計)

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 アカマイ・テクノロジーズ合同会社(本店:東京都港区):
世界78カ国に展開するサーバ群によって構成されるアカマイ独自のネットワークにより、Webコンテンツなどの配信を加速するサービスを提供。当社は正規販売代理店に登録され、FENICS Web高速配信サービス powered by Akamaiとして同社のサービスを提供中。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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