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各位

会社分割（簡易新設分割）による子会社設立に関するお知らせ

当社は、本日開催の取締役会において、平成24年8月1日を効力発生日として、携帯電話端末用モデムを中心としたアクセスネットワーク開発事業を、会社分割により新たに設立するアクセスネットワークテクノロジ株式会社に承継することを決議いたしましたのでお知らせいたします。

なお、本会社分割は、当社単独の簡易新設分割であるため、開示事項・内容を一部省略して記載しています。

記

1. 会社分割の目的

   ユビキタス社会の進化、クラウド領域の進展に伴い、ICT市場は社会インフラとしてのネットワークに比重が移行しつつあります。特にユビキタスフロントとしてのインターフェースではモバイル系が主流となり、無線系技術の重要性、多様性が増しております。昨今のスマートフォン市場の急激な拡大やデータ通信量の増大に伴い、ネットワークの進化は必須となり、今後、ＬＴＥが普及し、さらには第4世代/第5世代へと移行していく予定となっております。こういった背景の下、携帯電話、基地局等の関連プロダクトへの需要が高まっており、当社が長年培って参りました無線系技術に関する重要性も増してきております。

   このような事業環境を踏まえて、このたび、当社はグローバル市場で無線系技術を必要とするお客様にご提供できるよう関連技術開発分野を簡易新設分割により分割し、新会社を設立することといたしました。

   新会社では、他社との協業による事業領域拡大を含めたさまざまな可能性を検討しつつ、強い無線系技術を新会社として広くご提供するとともに当社として市場競争力ある製品をグローバル市場に提供してまいります。

2. 会社分割の要旨
   1. 分割の日程

      取締役会での決議日 ： 平成24年6月21日

      分割予定日（効力発生日） ： 平成24年8月1日（予定）

      本分割は、会社法第805条の規定により、株主総会の承認を得ることなく行います。（簡易新設分割）

   2. 分割方式

      当社を分割会社とし、本分割により設立する新設会社を承継会社とする新設分割（簡易新設分割）です。

   3. 分割に係る割当の内容

      新設会社は本分割に際し普通株式2,112株を発行し、そのすべてを当社（分割会社）に割り当てます。

   4. 分割により減少する資本金

      本分割により資本金の減少はありません。

   5. 分割会社の新株予約権および新株予約権付社債に関する取扱い

      当社（分割会社）は新株予約権および新株予約権付社債を発行しておりません。

   6. 新設会社が承継する権利義務

      新設会社は本分割に際し、専ら、携帯電話端末用モデムを中心としたアクセスネットワーク開発事業を遂行する上で必要と判断される当該事業に係る資産、負債、契約上の地位その他の権利義務（ただし、従業員との労働契約及びこれに付随する権利義務を除く。）を承継いたします。

   7. 債務履行の見込み

      効力発生日以降における当社および新設会社が負担すべき債務については、履行の見込みに問題がないものと判断しております。

3. 分割当事会社の概要

   分割当事会社の概要一覧

   	分割会社 （平成24年3月31日現在）		新設会社 （設立時点（予定））
   (1) 商号	富士通株式会社		アクセスネットワークテクノロジ株式会社
   (2) 事業内容	ソフトウェア・サービス、情報処理および通信分野の製品の開発、製造、販売およびサービスの提供		携帯電話端末用モデムを中心としたアクセスネットワーク事業の開発、機器設計、製造等
   (3) 設立年月日	昭和10年6月		平成24年8月（予定）
   (4) 本店所在地	神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号		神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号
   (5) 代表者の役職・氏名	代表取締役社長 山本 正已		代表取締役社長 坂田 稔
   (6) 資本金	324,625百万円		52,800千円
   (7) 発行済株式総数	2,070,018,213株		2,112株
   (8) 純資産	966,598百万円（連結）		105,600千円（予定）
   (9) 総資産	2,945,507百万円（連結）		210,000千円（予定）
   (10) 決算期	3月31日		3月31日
   (11) 大株主及び持株比率	富士電機株式会社	10.38％	当社（分割会社）	100%
   	ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー	5.08%
   	日本マスタートラスト信託銀行株式会社（信託口）	4.59%
   	日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社（信託口）	4.33%
   	富士通株式会社従業員持株会	2.24%

   (12) 分割会社の最近3連結会計年度の業績

   	富士通株式会社
   連結会計年度	平成21年度	平成22年度	平成23年度
   売上高（億円）	46,795	45,284	44,675
   営業利益（億円）	943	1,325	1,053
   経常利益（億円）	711	1,078	911
   当期純利益（億円）	930	550	427
   1株当たり当期純利益（円）	45.21	26.62	20.64
   1株当たり年間配当金（円）	8.00	10.00	10.00
   1株当たり純資産（円）	386.79	396.81	406.42

4. 分割する事業部門の概要
   1. 分割する部門の事業内容

      携帯電話端末用モデムを中心としたアクセスネットワーク開発事業

   2. 分割する部門の経営成績（平成24年3月期実績）

      分割する部門の経営成績（平成24年3月期実績）

      	通信プラットフォーム部門（a）	当社実績額（b）	比率（a／b）
      売上高	- 億円	21,242億円	- ％

      なお、携帯電話端末用モデムを中心としたアクセスネットワーク開発事業は、研究開発段階にあるため、売上はありません。

   3. 分割する資産、負債の項目および金額（平成24年8月1日予定）

      分割する資産、負債の項目および金額（平成24年8月1日予定）

      資産		負債
      項目	帳簿価額	項目	帳簿価額
      流動資産	10百万円	流動負債	104百万円
      固定資産	200百万円	固定負債	- 百万円
      合計	210百万円	合計	104百万円

5. 会社分割後の当社の状況

   会社分割後の当社の状況一覧

   (1) 商号	富士通株式会社
   (2) 事業内容	ソフトウェア・サービス、情報処理および通信分野の製品の開発、製造、販売およびサービスの提供
   (3) 本店所在地	神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番1号
   (4) 代表者の役職・氏名	代表取締役社長 山本 正已
   (5) 資本金	324,625百万円
   (6) 決算期	3月31日
   (7) 当社の状況	本分割で、携帯電話用モデムを中心としたアクセスネットワーク開発事業が新設会社に承継されることを除き、変更はありません。
   (8) 業績に与える影響	新会社は当社の完全子会社であるため、連結業績に与える影響はありません。 また、単独業績に与える影響は、軽微となる見込みです。

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