PRESS RELEASE (サービス)
2012年6月14日
富士通株式会社
Interop Tokyo 2012「Best of Show Award」の3部門で特別賞を受賞!
2012年6月13日(水曜日)から6月15日(金曜日)まで開催の「Interop Tokyo 2012」において、当社グループの3つの製品およびソリューションが特別賞を受賞しました。
「Best of Show Award」は、Interop Tokyo 2012に出展した約300社のさまざまな製品やソリューション、サービスの中から、ICT業界の有識者による厳正な審査によって、最も優れた製品・ソリューション・サービスを表彰するものです。
当社グループでは、「P2Pライブ映像配信ソリューション」(ビデオコミュニケーション部門)、「地中熱採熱システム」(フロンティア・チャレンジ部門)、「Next Stream NXS7000X1」(ShowNet デモンストレーション部門)の3つの製品・ソリューションが特別賞を受賞しました。
P2Pライブ映像配信ソリューション
「P2Pライブ映像配信ソリューション」は、これまで大量の配信サーバやネットワーク帯域を必要としていた大規模なライブストリーミング映像配信を、独自の最新P2Pデータ転送技術(注1)により低コストに実現するソリューションです。特に近年需要の高まるイントラネット内でのライブ中継に対し、ネットワークの拡張を必要とせず、同時に数百から数千名規模でのリアルタイム視聴を可能としました。
また、本ソリューションは、当社内でのライブ中継基盤としても年間数十回の配信実績があります。
本Awardでは、「ビデオコミュニケーション部門」において、アプリケーションレイヤーマルチキャストを活用した大規模な一対多の映像配信を可能にしました。研究段階から当社が手がけ、自社でも活用している点が評価され特別賞を受賞しました。
【注釈】
- 注1 独自の最新P2Pデータ転送技術:
- 富士通研究所が開発した独自のP2P配信技術(特許取得済)。Application Layer/Level Multicast方式を採用しており、視聴PC間で動的かつ自律的に生成された仮想マルチキャストネットワーク上の最適経路を介して順次映像データをリレー転送。これにより、トラフィック集中によるボトルネックや業務通信との輻輳が発生しにくい配信を実現。
【本件に関するお問い合わせ】
富士通株式会社
サービスビジネス本部 映像ビジネス推進部
03-6424-6583
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
地中熱採熱システム
天候や昼夜に関係なく安定してエネルギーを得られる地中熱は、新しい再生可能エネルギーとして注目されています。この先進技術を導入・運用している富士通ファシリティーズ株式会社が提供する地中熱採熱クリーンシステムは、波付同軸二重管の採用により、従来の方式であるダブルUチューブ方式と比べて、短工期・低コストでの施工を実現します。富士通長野工場の敷地内一部にこの地中熱採熱管を埋め込み、そこで得た熱を24時間稼働している製造ラインのクリーンルーム空調設備に活用しています。
本システムの製造ラインへの導入が実証できたことで、今後この技術をデータセンターなどエネルギー安定供給が必要なさまざまな業種(形態)施設に展開し、BCP対策や、従来の化石燃料から自然エネルギーへの転換によるローカーボンや省エネ、節電といった環境負荷低減につなげていきます。
本Awardでは、「フロンティア・チャレンジ部門」において、地中熱を活用するということの現実的な解を提示していること、さらに、自社長野工場で使用しながら経済的効果を算定し、実際にコストを回収できている点が評価され特別賞を受賞しました。
【本件に関するお問い合わせ】
富士通コンタクトライン
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
Next Stream NXS7000X1
「Next Stream NXS7000X1」は、ワイヤ速度を実現するインターフェースカードと高速CPUを用い、ジェネレータ、キャプチャー(レコーダ)、ネットワークエミュレータや各種プロトコルエミュレーションなどの機能を提供しています。今回の提案は、ネットワークプロセッサによる10ギガフルレートパケットキャプチャー技術、収集した大量データを分析する技術、および、永年培ってきた分かりやすく見せる技術を使い、物理的・論理的な視点を同時に認識できる新しいネットワーク監視方式「三次元トポロジービュー(Ethernet OAMネットワーク監視)」です。ネットワーク監視の可能性が広がるソリューションを提供します。
本Awardでは、「ShowNet デモンストレーション部門」において、Ethernet OAMのビジュアライゼーションに真剣に取り組んでおり、ShowNetバックボーン全体に適応した結果を提示し、その有用性が示されていた点が評価され特別賞を受賞しました。
【関連リンク】
【本件に関するお問い合わせ】
富士通九州ネットワークテクノロジーズ株式会社
第四開発統括部 ソリューション部
092-852-8034(直通)
qnet-nxs@cs.jp.fujitsu.com
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。