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PRESS RELEASE (サービス)

2012年4月16日
富士通株式会社

アプリケーションフレームワーク「INTARFRM Rapid Edition V4」機能強化

ビジネス環境の変化にスピーディーに対応できる柔軟性と保守性に優れたアプリケーション開発を実現

当社は、お客様のICTシステムの成長開発を支えるため、設計、開発、実行、保守などの機能を有するアプリケーションフレームワーク(注1)「INTARFRM Rapid Edition(インターファーム ラピッドエディション)」の機能を大幅に強化し、本日より販売を開始します。

新製品は、画面項目など変更の可能性が高いアプリケーション動作に必要な情報を外部ファイルで管理・編集する仕組みを採用しています。また、アプリケーションの画面レイアウトをユーザーが容易に変更できるセルフカスタマイズ機能を搭載し、アプリケーションを柔軟に変更できる機能を強化しました。これにより、アプリケーションの段階的な拡充や変化への対応スピードを加速させることができます。

また、マイクロソフト社の統合開発環境「Visual Studio®」との連携を強化し開発効率を高めるとともに、新たに当社クラウド実行環境「FGCP/A5 Powered by Windows Azure™(注2)」に対応しました。

昨今、お客様のビジネス環境の変化はめまぐるしく、お客様には、その変化に対応した柔軟性の高いシステムを、クラウドやパッケージなどさまざまな形態を選択しながら最適に、かつ低コストで構築することが求められています。また、既存システムの運用保守費用がICT投資の約8割を占めるといわれており、その削減が課題になっています。

当社は、これらの課題を解決するため、当社グループのシステム開発における豊富な経験とノウハウを結集したアプリケーションフレームワーク「INTARFRM」において、機動力重視型のアプリケーションフレームワークに位置づけられる「INTARFRM Rapid Edition」を大幅に強化しました。今回の機能強化によりお客様のビジネス環境の変化へのスピーディーな対応が可能となり、お客様のビジネスの成長を加速させます。

新製品の特長

  1. 変更に強いアプリケーション基盤により、段階的拡充や変化追従のスピードを加速
    画面イメージ
    • アプリケーション開発において、環境に依存して変更される情報(注3)や業務仕様変更の可能性が高い情報(注4)を外部ファイルで管理する仕組みを提供します。これにより、ソースコードを修正することなくアプリケーションの動作を変更できます。
    • 専用の編集画面で誰でも簡単にアプリケーション画面のレイアウトを変更できるセルフカスタマイズ機能を新たに搭載しています。これにより、従来必要であったソースコードの修正やコンパイル、実行モジュールの配備といった専門のスキルを要する作業が不要になります。
    • 画面、業務ロジック、データベースアクセスからなるアプリケーション構造をさらにデータ処理のプロセスごとに階層化したことで、最小限必要な箇所のみの修正で対応できるため、修正時の影響範囲を極小化できます。また、フロントとサーバ間の通信インターフェースを公開したことにより、スマートフォンやタブレットPCといった技術進化が早いフロント技術に対応したアプリケーションをタイムリーに開発できます。
  2. クラウド環境での開発の生産性と品質を向上

    新たに、当社のクラウド実行環境である「FGCP/A5 Powered by Windows Azure™」に対応しました。これにより、お客様は、クラウド環境に求められるセキュアなWindowsアプリケーションを容易に開発できます。クラウド環境では一般にローカルファイルへのデータ書き込みができないため、通常ローカルファイルで管理するログ情報などをクラウド上のデータベースで管理できるようにしました。

  3. 利便性向上により開発作業をスピード化
    画面イメージ

    マイクロソフト社の「.NET Framework4(注5)」に対応した最新の統合開発環境「Visual Studio 2010」との連携を強化しました。これにより、使い慣れた「Visual Studio®」上で、外部ファイルの呼出しや雛形ソースコードの自動生成などの「INTARFRM」の機能を利用することができるため、アプリケーションの開発や変更を効率的に行えます。

今後、当社は、お客様やパートナー様向けに、本製品に関する教育サービスを提供します。

また、ライフサイクル重視型 の「INTARFRM Professional Edition」についても、今後、順次、機能強化を図り、幅広いラインナップを提供してまいります。

今回提供するソフトウェア製品は、5月17日(木曜日)、18日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2012」でご覧いただけます。

販売価格、および出荷時期

販売価格、および出荷時期一覧
製品名 価格(税別) 出荷時期
INTARFRM Development Facility Rapid Edition V4 12万円 4月末
INTARFRM Runtime Rapid Edition V4 30万円から
INTARFRM Runtime on Cloud Rapid Edition V4 30万円から

販売目標

「INTARFRM」シリーズ全体として、2013年度末までに2万5,000ライセンス(当社の決算期は3月末日です。)

動作環境

[サーバ] Microsoft Windows Server 2008 R2 環境のサーバ
[クライアント] Microsoft Windows XP および Windows 7 が動作するPC/AT互換機

日本マイクロソフト株式会社様からのコメント

日本マイクロソフトは「INTARFRM Rapid Edition V4」の販売開始を歓迎いたします。昨今、ビジネス環境の急激な変化に伴い、システム開発においてもますます柔軟、かつ迅速な対応が求められています。最新の 「Visual Studio 2010」 および 「.NET Framework 4」 に対応している本製品は、ソースコードの自動生成、画面レイアウトの容易な変更などの機能に加えて、「Windows Azure Platform」の活用によりクラウドとオンプレミス双方のメリットを享受できることから、システム開発における課題に対応できるものと期待しています。今後も日本マイクロソフトは、富士通株式会社様とともに、日本のお客様の ITシステム開発を支援していきます。

日本マイクロソフト株式会社 執行役 デベロッパー&プラットフォーム統括本部長 大場 章弘氏

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 アプリケーションフレームワーク:
アプリケーション開発において、開発量の削減と標準化のために用いるもの。狭義のアプリケーションフレームワークは、アプリケーション開発に使用されるクラスやライブラリの集まり。広義のアプリケーションフレームワークは、アプリケーションの制御構造、アプリケーション開発の方法論やドキュメンテーション、作業体系や開発ツールなどを含むことが多い。「INTARFRM」は広義のアプリケーションフレームワークの範囲について製品・サービスとして提供する。
注2 「FGCP/A5 Powered by Windows Azure™(エフジーシーピーエーファイブ パワード バイ ウィンドウズ アジュール)」:
当社が提供する国内唯一の「Windows Azure Platform」を使ったクラウドサービス。
注3 環境に依存して変更される情報:
データベースの接続情報やログの出力先情報など
注4 業務仕様変更の可能性が高い情報:
画面表示用語や入力項目の種別情報など
注5 「.NET Framework(ドットネット フレームワーク)」:
マイクロソフト社の 「.NET Framework」は、XML Web サービスとアプリケーションの構築、導入、および実行のためのプラットフォーム。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


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