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PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

2012年3月16日
富士通株式会社

解析・シミュレーションの性能検証において、
「PRIMERGY」最新モデルで従来の約2倍の性能向上を実証

実証結果に基づく「解析分野別アプリケーション性能向上試算キャンペーン」を展開

当社は、2012年3月7日にインテル社より発表された最新CPU「インテル® Xeon® プロセッサー E5-2600 製品ファミリー」搭載のPCサーバ「PRIMERGY」において、解析アプリケーション実行性能が従来モデル(注1)と比較して、PCサーバ1台あたり最大約2倍となることを実証し、本日、検証結果を公開しました。

また、既存PCサーバを最新CPU搭載の当社PCサーバ「PRIMERGY」に入れ替えた場合に、アプリケーション実行性能がどのくらい向上するかを解析分野別に試算する「解析分野別アプリケーション性能向上試算キャンペーン」を本日より実施します。

解析アプリケーションを使ったPCクラスタシステムの導入を検討しているお客様は、導入前に性能向上を確認できるため、業務効率改善の指標となり、お客様要件に最適な最新のPCクラスタシステムを効率的に導入することができます。

[関連リンク] PCクラスタ紹介サイト

CAEや解析、シミュレーションは、製造、化学、金融などの産業界において、コスト削減や開発期間の短縮、環境負荷低減などの点から、適用分野が拡がってきており、流体解析、電磁波解析、衝突解析、落下解析、構造解析など各解析用のアプリケーションを活用したPCクラスタシステムを導入するお客様が増加しています。

当社は、「PCクラスタ性能検証センター」において、解析アプリケーションベンダー様と共同で当社のハードウェアと解析アプリケーションの動作検証、性能検証を実施し、解析アプリケーションごとに最適なハードウェア構成と検証結果を公開しています。解析アプリケーションを使ったPCクラスタシステムの導入を検討しているお客様は、公開された検証結果を解析効率の指標としていただくことで、お客様要件に最適な最新のPCクラスタシステムを効率的に導入することができます。

最新のPCサーバ「PRIMERGY」による解析アプリケーション実行性能検証結果の公開について

今般、「PCクラスタ性能検証センター」(富士通トラステッド・クラウド・スクエア内(東京都港区)、2010年7月開設)において、3月7日にインテル社より発表された最新CPU搭載のPCサーバ「PRIMERGY」による解析アプリケーション実行性能検証を実施し、従来モデルと比較して、PCサーバ1台あたり最大約2倍の性能向上を実証しました。

5年前のインテル® Xeon® プロセッサー 5100番台を搭載したモデルと比較した場合、解析分野別に約7~12倍の性能向上が見込めます。

[各解析アプリケーション実行性能検証結果注2

  • 非構造格子系汎用三次元熱流体解析システム「SCRYU/Tetra」(開発および販売元:株式会社ソフトウェアクレイドル)
    : 従来モデルと比較して最大約1.7倍
  • 非線形動的構造解析ソフトウェア「LS-DYNA」(開発元:米国LSTC社、国内販売元:富士通株式会社など)
    : 従来モデルと比較して最大約1.7倍
  • 電磁波解析ソリューション「Poynting for Microwave」(開発および販売元:富士通株式会社)
    : 従来モデルと比較して最大約2.1倍

その他のアプリケーションについても、性能検証を行い次第、結果を公開しています。

[PCクラスタ性能検証センターについて]

当センターの設備はインターコネクト(計算ネットワーク)として使用するInfiniBand FDRをはじめとした最新のハードウェアと、オープンソース・ソフトウェアを含む、PCクラスタに最適なOS・ミドルウェアで構成されています。また、性能検証の実施にあたっては、システムインフラの専任技術者によるサポートを用意しています。

「解析分野別アプリケーション性能向上試算キャンペーン」について

「解析分野別アプリケーション性能向上試算キャンペーン」は、最新CPUによる性能検証結果を元に、お客様が使用する既存PCサーバを、最新CPUを搭載した当社PCサーバ「PRIMERGY」に入れ替えた場合に、PCサーバ1台あたりの実行性能がどのくらい向上するか(注3)を解析分野別に試算するサービスです。

専用ホームページにて流体解析、構造解析、衝突解析、化学計算などの解析・シミュレーションの分野と、現在使用するPCサーバの導入時期を入力すると、アプリケーション実行性能において見込まれる性能向上の試算結果(注3)が送付されます。

本サービスにより、システム導入前に、どのくらいの性能向上が見込めるかがわかるため、業務効率改善計画策定の参考指標の一つとすることができます。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 従来モデル:
2011年2月に販売開始した「PRIMERGY RX300 S6」(CPU:インテル® Xeon® プロセッサー X5690(3.46GHz/6コア)×2、PCサーバ1台あたり12コア)。
注2 各解析アプリケーション実行性能検証結果:
注1)の従来モデル(PCサーバ1台あたり12コア)と「PRIMERGY RX200 S7」(CPU:インテル® Xeon® プロセッサー E5-2690(2.90GHz/8コア)×2、PCサーバ1台あたり16コア)との比較結果。詳細は 解析アプリケーション性能検証結果 にレポートを掲載。
注3 実行性能がどのくらい向上するか / 試算結果:
解析分野別のアプリケーション実行性能の傾向をベースに、PCサーバ単体における参考指標を提示させていただくもので、お客様システムの性能向上を保証するものではありませんのでご注意ください。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。