PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
2011年11月9日
富士通株式会社
プライベートクラウドのスピーディーな導入を実現する統合製品「DI Blocks」を販売開始
当社は、お客様のシステム統合やシステム再構築に際し、プライベートクラウドを段階的にスピーディーに導入することができるプライベートクラウド統合製品「DI Blocks (Dynamic Infrastructure Blocks)(ディーアイ ブロックス)」を、本日よりグローバルに販売開始します。
本製品は、プライベートクラウドの構築・運用に必要となるサーバ、ストレージ、ネットワーク機器などのハードウェアや、これらのリソースを管理する仮想化技術を含むソフトウェアにより構成されています。
お客様は、簡単な操作でリソースを柔軟に活用することで、新しいサービスを、利用者に短期間で提供開始することができます。また、プライベートクラウドのスピーディーな導入により、ビジネスを取り巻く環境の変化に素早く対応し、市場における競争力向上を実現します。
なお、日本では、プライベートクラウド統合製品としては2011年6月に「Cloud Ready Blocks」を販売開始しております。
近年、ビジネスを取り巻く環境の変化に迅速に対応するために、最適化された既存の複数かつ複雑なシステムから、豊富なコンピュータ資源を要求に応じて柔軟かつ自動的に割り当てることが可能なプライベートクラウドの導入を検討するお客様が増えています。しかしながら、プライベートクラウド導入には事前の検証、設計、構築に時間や工数がかかることや、運用に不安があることなどから、導入に踏み切れないお客様も多いのが実状です。
このような状況に対応するため、当社は、プライベートクラウドの構築・運用に必要となるサーバ、ストレージ、ネットワーク機器などのハードウェアや、これらのリソースを管理するソフトウェアを含む仮想化技術により構成された「DI Blocks」を販売開始します。あわせて、コンサルティングサービス、運用サポートサービス、インテグレーションサービスおよびライフサイクルサービスを提供することで、お客様はプライベートクラウド環境を迅速に構築し、安心して運用することができます。
本製品の特長
- プライベートクラウドをスピーディーに導入・構築
事前検証済のシステム構成を採用し、必要なハードウェア(サーバ、ストレージ、ネットワーク機器など)が提供されるうえ、クラウド管理ソフトウェアや仮想化ソフトウェアがあらかじめインストールされており、必要な機能も設定されているため、機器搬入から稼働までの期間をこれまでの数週間から数日間に短縮します。
また、システムの拡大や縮小の要求に応じて、サーバ、ストレージ、ネットワーク機器などのリソースの割り当てを数分以内に変更することができるため、データセンター型システムに最適です。
- プライベートクラウド管理ソフトウェアによる安定稼働の実現
当社のプライベートクラウド管理ソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」とあわせて提供することにより、物理・仮想両方にまたがるリソースの効率的な管理や割り当て、見える化を実現し、当社アライアンスパートナーであるマイクロソフト社やヴイエムウェア社の仮想化技術と連携します。
なお、「ServerView Resource Orchestrator」は当社のパブリック型クラウドサービス「FGCP/S5」(注1)と共通の最新技術を採用しています。
製品構成について
DI Blocks Entry | DI Blocks Standard | |
---|---|---|
管理サーバ | PRIMERGY RX200 | PRIMERGY RX200 |
業務サーバ | PRIMERGY BX900 / BX924 blades(4~18枚) | PRIMERGY BX900 / BX924 blades(4~72枚) |
ストレージ | ETERNUS DX90(3.6~144TB) | ETERNUS DX440(3.6~518TB) |
スイッチ | Brocade FWS 648G | Brocade VDX6720 |
管理ソフトウェア | ダイナミックリソース管理ソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」 | |
ストレージ管理ソフトウェア「ETERNUS SF Storage Cruiser」 | ||
オペレーティングシステム | Red Hat Enterprise Linux 5.x | |
Microsoft Windows Server 2008 R2 SE/EE/DCE | ||
Microsoft Windows Server 2008 SE/EE | ||
Microsoft Hyper-V on Windows Server 2008 R2 EE/DCE | ||
VMware vSphere 4 (ESX) | ||
VMware vSphere 4.1, 4.1U1 ESX, ESXi |
出荷時期
2012年1月から
商標について
記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 FGCP/S5:
- サーバやストレージなどのICTインフラを一括して、当社のデータセンターからネットワーク経由で仮想的に提供するもので、お客様が利用用途に合わせ、オンデマンドで利用できるパブリック型のクラウドサービス。99.99%の高い稼働率を保証しており、企業の基幹システムでの利用にも耐え得る高い信頼性を確保している。 2011年6月に「オンデマンド仮想システムサービス」から名称を変更。
本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン
0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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