PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)
					2011年11月16日
					富士通株式会社
				
プライベートクラウド基盤運用管理ソフトウェア
「ServerView Resource Orchestrator V3」をグローバルに販売開始
				
				
				
				
				当社は、プライベートクラウド基盤の運用管理ソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator V3(サーバービュー リソース オーケストレーター ブイ3)」を、本日よりグローバルに販売開始します。本製品は、これまで提供していたServerView Resource Orchestrator V2に対し機能強化を行ったものです。
本製品は、物理/仮想が混在した多階層システムを、あらかじめ用意されたテンプレートに従い一括で自動配備します。物理/仮想サーバ、ストレージ、ネットワーク機器の自動設定に加え、これまで手作業だったファイアーウォールの設定も自動的に行います。これらの機能は当社のパブリック型クラウドサービス「FGCP/S5」(注1)で採用しているものと同等の簡便な操作(セルフポータル)で利用できます。
また、複数の顧客や部門間で共有するマルチテナントのプライベートクラウド環境については、ファイアーウォールを用いてICTリソースをシングルテナント単位に分離することによりセキュリティを強化できます。さらに、お客様のプライベートクラウド環境の運用形態に応じて3製品および1オプションから選択できるため、最適な管理・運用を支援します。
本製品を導入することで、容易かつセキュアにプライベートクラウド環境を構築でき、運用管理の負荷を大幅に軽減します。また、必要に応じてサーバをはじめとするICTリソースの迅速な割り当て、変更ができ、業務のスムーズな立ち上げ、業務内容変更にともなうICTリソースの柔軟な拡縮が行えます。
ICTコストの最適化を目的にプライベートクラウドを導入する企業が増える中、当社は2010年より、プライベートクラウド環境の構築・運用を支援するソフトウェアを提供してまいりました。今般、物理/仮想サーバが混在した多階層システムのいっそうの運用効率化や、セキュリティ確保などのニーズに対応する新製品を提供します。当社は今後も、プライベートクラウド基盤技術および製品の強化を行ってまいります。
本製品の特長
- 物理/仮想が混在した多階層システムを一括で自動配備
						
標準的なICTリソースの組み合わせをあらかじめテンプレートとして用意しており、物理/仮想が混在した多階層システムを、テンプレートに従い一括で自動配備します。物理/仮想サーバ、ストレージ、ネットワーク機器の自動設定に加え、これまで手作業だったファイアーウォールの設定も自動的に行うため、運用管理の負荷の軽減とヒューマンエラーの低減を図ることができます。
								 - ICTリソースをシングルテナントごとに管理・運用しセキュリティを強化
						
物理/仮想サーバ、ストレージ、ネットワーク機器などのICTリソースを、複数の顧客や部門間で共有するマルチテナントのプライベートクラウド環境については、ファイアーウォールを用いてICTリソースをシングルテナント単位に分離することにより、セキュリティを強化します。
 - お客様の要件に合わせて3製品
1オプションをラインナップ
						お客様のプライベートクラウド環境の構築要件・ニーズに合わせて以下の3製品および1オプションから選択できるため、最適な管理・運用を支援します。
								- 集約:「ServerView Resource Orchestrator Express V3」
								
- 部門ごとに分散したサーバを集約して一元管理
 
 - 仮想化:「ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3」
								
- サーバの容易な拡張と可用性の実現
 - ServerView Resource Coordinator VEの後継製品
 
 - 標準化・自動化:「ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3」
								
- 新規業務や業務変更に速やかに対応し、ICTリソースを有効活用
 - ServerView Resource Orchestrator V2、クラウドインフラ マネージメント ソフトウェアの後継製品
 
 - 災害対策 :「ServerView Resource Orchestrator DRオプションV3」(「ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3」用)
								
- 災害時にプライベートクラウド環境の運用サイトの状態(定義)を待機サイトに展開し、継続運用
 
 
 - 集約:「ServerView Resource Orchestrator Express V3」
								
 - 利用シーンに合わせた直感的な操作性
						
物理/仮想の混在により操作対象が複雑化する中、本製品は、利用シーンに合わせた直観的な操作で申請や変更などが行えます。カスタマイズ性に優れており、「スマートなテクノロジー」により利用者に対して簡単な操作性のセルフポータルを提供します。
 
販売価格、および出荷時期
| 製品名 | 標準価格(税別) | 出荷時期 | |
|---|---|---|---|
| 集約 | ServerView Resource Orchestrator Express V3 | サーバライセンス 5万円  | 
							2011年11月16日より | 
| 集約/仮想化 | ServerView Resource Orchestrator Virtual Edition V3 | サーバライセンス 18万円より  | 
						|
| 集約/仮想化/ 標準化・自動化  | 
							ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3 | サーバライセンス 23万円より  | 
						|
| 災害対策 | ServerView Resource Orchestrator DRオプション V3 | サーバライセンス 56万円  | 
						|
・上記は管理対象サーバ1台あたりの価格です。管理サーバへのインストールは無料です。
動作環境
| 動作OS/VM | |
|---|---|
| 管理サーバ | Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 Windows Server 2003 R2 (*1) Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86, for Intel64) Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86, Intel64)  | 
						
| 管理対象サーバ | Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 Windows Server 2003 R2 Windows Server 2003 (*1) Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86, Intel64) Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86 , for Intel64) Red Hat Enterprise Linux AS (v.4 for x86, v.4 for EM64T) Red Hat Enterprise Linux ES (v.4 for x86, v.4 for EM64T) VMware vSphere 5 VMware vSphere 4/4.1 VMware Infrastructure 3 (*1) Windows Server 2008 R2 Hyper-V Linux仮想マシン機能 (*2) Citrix XenServer 5.5, 5.6 (*1) Citrix Essentials for XenServer 5.5, Enterprise Edition (*3) Oracle Solaris 10 (*4)  | 
						
(*1) ServerView Resource Orchestrator Virtual EditionおよびServerView Resource Orchestrator Expressが対象です。
(*2) Red Hat Enterprise Linux 5またはRed Hat Enterprise Linux 6に含まれる仮想マシン機能です。
(ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition はRed Hat Enterprise Linux 6のKVMが対象です。)
(*3) 他社製サーバのサポート機種は、お問い合わせください。他社製ブレードサーバは、サポート対象外です。
(*4) ServerView Resource Orchestrator Virtual Editionのみ対象です。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 FGCP/S5:
 - サーバやストレージなどのICTインフラを一括して、当社のデータセンターからネットワーク経由で仮想的に提供するもので、お客様が利用用途に合わせ、オンデマンドで利用できるパブリック型のクラウドサービス。99.99%の高い稼働率を保証しており、企業の基幹システムでの利用にも耐え得る高い信頼性を確保している。 2011年6月に「オンデマンド仮想システムサービス」から名称を変更。
 
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
							富士通コンタクトライン
							
 0120-933-200
							受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
						
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