PRESS RELEASE

2011年10月18日
富士通株式会社
日本マイクロソフト株式会社

三菱重工業株式会社 長崎造船所様が、基幹システムのデータウェアハウスとして、
富士通版 「Microsoft® SQL Server® Fast Track Data Warehouse」 を採用

32TBまで対応するデータウェアハウスシステムを導入

富士通株式会社 (本社：東京都港区、代表取締役社長：山本 正已、以下 富士通)と日本マイクロソフト株式会社 (本社：東京都港区、代表執行役 社長：樋口 泰行、以下 日本マイクロソフト) は、三菱重工業株式会社 長崎造船所 (以下、三菱重工長崎)様が、基幹システムのデータを統合するデータウェアハウスシステムとして、富士通版の「Microsoft® SQL Server® Fast Track Data Warehouse（以下 SQL Server FTDW）」を採用したことを発表します。

三菱重工長崎様では、従来、基幹システムに蓄積された、設計情報データなどを利用する際、現場の従業員から依頼を受けたシステム部門が、その都度複数の基幹システムから必要情報を抽出し、要望された形式に整え現場に提供していました。年間約300件におよぶ依頼は、システム部門にとっては高負荷な作業であり、現場においてはタイムリーな情報入手が困難であることが課題となっていました。

三菱重工長崎様は、この課題を解決する為、3TB以上ある基幹システムのデータを「SQL Server FTDW」に統合するとともに、マイクロソフトが提唱する概念「セルフ サービス BI」の環境を実現しました。これにより、現場の従業員自身が必要なデータを抽出・加工・分析できるようになり、迅速な意思決定や業務効率の向上の実現を目指しています。

三菱重工長崎様は、富士通版の「SQL Server FTDW」のパフォーマンス性能や信頼性の高さ、コストを抑えた導入に加えて、富士通によるワンストップのサポート体制を評価し、採用を決定しました。本ソリューションは、高価な専用製品ではなく、普及価格帯の標準製品の組み合わせで構成できるため、他社のデータウェアハウスアプライアンスと比較して、約4分の1のコストで導入を実現しました。

三菱重工長崎様では、長崎造船所の購買部門、プロジェクト管理部門、監査部門の3部門で本システムの利用準備を進めており、今後、他の地域の拠点や、三菱重工業株式会社の他部門での利用も検討しています。

富士通と日本マイクロソフトは、引き続きITの側面から、三菱重工長崎様を支援していきます。

富士通版 「SQL Server Fast Track Data Warehouse」 について

富士通版 「SQL Server FTDW」は、「Microsoft SQL Server 2008 R2」 のデータウェアハウス機能に最適化された富士通製ハードウェアの事前検証済み構成と、データウェアハウスの設計・構築に関するベストプラクティスを組み合わせたソリューションです。GUI管理ツール、ETLツール、BI基盤を標準搭載している 「SQL Server 2008 R2」と高いパフォーマンス性能を誇る富士通のPCサーバ「PRIMERGY」およびストレージシステム「ETERNUS」を組み合わせたソリューションにより、投資効果の最大化を実現します。詳細は下記Webサイトを参照ください。
「富士通版 SQL Server Fast Track Data Warehouse」

セルフ サービス BI について

セルフ サービス BI は、システム部門や専任担当者の協力を得ることなく、企業内の誰もが自分自身で自由に様々なデータを加工・分析できる理想的な状態を表す、マイクロソフトが提唱する概念です。SQL Server 2008 R2 が提供する「PowerPivot」の機能により、ユーザーは、Microsoft Excel® や Web ブラウザーなどの誰もが簡単に利用できるツールを使って、セルフ サービス BI を行うことができます。詳細は下記Webサイトを参照ください。
「セルサービス BI とは何か？」

商標について

• Microsoft、SQL Server、Excel は、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
• その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。

関連リンク

• 富士通が提供するマイクロソフト製品のSIソリューション

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