PRESS RELEASE
2011年6月15日
特定医療法人 康和会 札幌しらかば台病院
富士通株式会社
札幌しらかば台病院、診察待ち人数案内システム「呼びだし君」を本格稼働
低消費電力のカラー電子ペーパーを活用し、待ち人数表示や診察案内を実施
特定医療法人 康和会 札幌しらかば台病院(所在地:北海道札幌市豊平区、院長:遠藤 高夫、以下、札幌しらかば台病院)と富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已 以下、富士通)は、カラー電子ペーパーを活用した診察待ち人数案内システム「呼びだし君」を共同で構築し、このたび本稼働をさせました。
本システムは、電子ペーパーを搭載した電子カードホルダー、富士通独自の無線通信を利用し、診察室や検査室などを案内する電子カルテシステムと連携させたもので、外来の患者様一人ひとりに対し、受付から診察時の呼出し、会計までの案内情報を、きめ細かに配信します。
これにより、患者様は待ち人数情報などをリアルタイムに把握することができ、従来、受診する診察室の近くで待機する必要があった患者様が、病院内の無線通信エリア内であれば、自分の好きな場所で待ち時間を過ごすことができます。特定の場所で待機することなく、待ち時間に対するストレスを和らげ、アメニティの向上にもつながります。
札幌しらかば台病院は、患者様に向けたサービス向上や、ICT化による業務の効率化だけでなく、ホルダー充電の簡素化など省電力化、コスト低減も実現しました。
診察待ち人数案内システム「呼びだし君」の概要
札幌しらかば台病院 電子カードホルダー
(画面はイメージ)
札幌しらかば台病院では、より外来サービスの向上を推進するために、診察待ち人数案内システム「呼びだし君」を富士通と共同で構築し、4月より本稼働をさせました。
本システムは、低消費電力のカラー電子ペーパーと無線機能を搭載した電子カードホルダーを電子カルテと連動させ、外来患者様一人ひとりに待ち人数情報などを配信し、待ち時間に対する不安を軽減する富士通の「外来患者案内ソリューション」をベースにしています。電子カードホルダーの充電は1週間に1回と省電力を実現、ICT運用コストの低減も可能にしました。
札幌しらかば台病院は、今回あわせて順番案内システムとして大型ディスプレイも設置し、患者様の案内をよりスムーズに行うなど業務効率も向上させています。
なお、総務省が2010年度に行ったユビキタス健康医療技術推進事業において、札幌しらかば台病院が検証フィールドとなり、本システムを実証実験した結果、診察室への呼込み時間が半分以下と大幅に短縮される効果が出ております。
今後の方向性
札幌しらかば台病院は、外来診療だけでなく入院病棟への導入も検討されており、病院全体で本システムを活用し、より患者様へのサービス向上を目指します。
富士通は、患者様サービスの向上、医療従事者の業務軽減、環境への負荷軽減などを目的として、本ソリューションの機能拡張を進めてまいります。
富士通「外来患者案内ソリューション」の特徴
- 簡単受付を実現
電子カードホルダーの背面にIC型診察券を挿入するだけで、自動で電子カルテシステムと連携し、受付が完了します。
- きめ細かな案内情報の確認が可能
電子カードホルダーの画面には、「今日の予定」「呼出状況」「お知らせ」の表示項目があり、メッセージ表示に加え音と振動にて、患者様へきめ細かな案内を行います。
- 病院の環境貢献活動を支援
本システムは、電子カードホルダーの表示部にカラー電子ペーパーを採用しているため、表示状態での消費電力は0ワット(w)に近く、1週間に1回の充電で利用ができます。また、電子カードホルダーの受付機能によって再来受付機を削減できるため、受付機に必要な電力などが削減でき、省エネ、CO2の削減に貢献します。さらには、本システムは富士通の電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-GX」と連携することにより、従来、紙で手渡していた診察の予定票を電子カードホルダーに表示させることで、紙の削減に繋がり、環境にやさしいシステムとなっています。
商標について
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以上
関連リンク
本件に関するお問い合わせ
富士通株式会社
ヘルスケアソリューション事業本部 ヘルスケア営業支援統括部
03-6252-2572(直通)
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