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PRESS RELEASE

2011年4月7日
富士通株式会社
株式会社図研

富士通と図研、プリント回路基板の解析・設計システムでパートナー契約を締結

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已、以下、富士通)と株式会社図研(本社:横浜市都筑区 代表取締役社長:金子 真人、以下、図研)は、このたび、電子機器の主要な電子部品であるプリント回路基板(注1)の解析・設計システムにおいてパートナー契約を締結いたしました。

本契約により両社は今後、富士通の解析システム「SignalAdviser-SI」と図研の「CR-5000/BD-Viewer Advance」(注2)、続いて「CR-5000/Board Designer」(注3)とのシームレスな連携を実現し、新たなサービスを提供開始します。

図研の設計システムを利用しているお客様は、豊富な導入実績を持つ富士通の解析システムを容易に利用することができます。また新たに導入を検討しているお客様は、両社の強みを活かした使いやすい環境を短期間で構築することが可能になります。

なお、富士通の解析システム「SignalAdviser-SI」は、富士通アドバンストテクノロジ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:大畑 道信)が開発しています。

デジタル家電や自動車用の電子機器・製品などの製造にあたっては、短納期で高品質な製品の開発を実現させるために、設計の初期段階で、主要な電子部品であるプリント回路基板を、電磁波・熱・強度・振動などさまざまな切り口から解析し、その信頼性を検討する必要があります。

両社は、プリント回路基板の解析・設計システムの販売・開発において、富士通の解析分野で持つ強みと、図研の設計分野で持つ強みを融合し、お客様のいっそうの利便性向上を図ることで合意しました。

富士通の解析システム「SignalAdviser-SI」と図研の「CR-5000/Board Designer」との連携イメージ

富士通の解析システムについて

富士通の解析システム「SignalAdviser-SI」は、プリント回路基板上を流れる電気信号の高速化に伴い、顕在化するノイズ問題を解決するために、コンピュータ設計で培ったノウハウをベースに開発、2002年に販売を開始しました。これまでに約140社という豊富な導入実績を有します。解析結果だけでなく電磁ノイズ削減の具体的な対策方法案も出力する「設計アドバイス機能」、ギガヘルツを超える高速伝送まで解析対象とする独自開発の高精度かつ高速なシミュレーション・エンジンなどを特長としています。

図研の設計システムについて

図研は、1978年に国産初のプリント回路基板用CAD/CAMシステムを開発して以来、常に最先端の設計・実装・製造技術に対応したシステムの開発を推進してきました。「CR-5000」シリーズは、エレクトロニクス製品分野のみならず、スマートフォンなどの通信機器、エレクトロニクス化が急速に進む自動車などの輸送機器、機能と安全性が求められる医療機器、そして航空・宇宙産業や各種産業機器など、幅広いモノづくり分野における世界のリーディングカンパニーで採用されています。

販売目標

2011年度に両社で30セット

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 プリント回路基板:
集積回路、抵抗器、コンデンサーなど多数の電子部品を固定し、その部品間を配線で接続することで電子回路を構成する板状の部品。
注2 「CR-5000/BD-Viewer Advance」:
「CR-5000/Board Designer」のレビュー環境向けビューワシステム。
注3 「CR-5000/Board Designer」:
図研の代表的なプリント回路基板設計システム。
注4 連携モジュール:
図研の設計データから富士通の解析システムにあるいはその逆の変換を行うプログラム。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社
産業ビジネス本部 PLMビジネスセンター PLM推進部
電話 03-6252-2305(直通)

株式会社図研
営業本部 デザインソリューション営業部
電話 045-942-1911(直通)


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