PRESS RELEASE
2011年3月4日
富士通株式会社
富士通フロンテック株式会社
リシュモン様、手のひら静脈認証技術を採用した入退室システムを導入
世界で初めて静脈認証の非接触入退出装置を数千人規模で運用開始
スイスの高級宝飾品大手Compagnie Financière Richemont SA(本社:スイス、社長:Johann Rupert、以下、リシュモン) 様は、同社のセキュリティを強化するため、富士通株式会社(以下、富士通)の手のひら静脈認証装置「PalmSecure(パームセキュア)」を搭載した入退出管理システムを導入し、高級ブランド製品を扱う約数千人の従業員の入退出管理を対象に、1月より、運用を開始しました。
リシュモン様は、高精度な本人認証を行える手のひら静脈認証装置を導入することで、本社オフィスへの不審者の侵入を確実に防止するとともに、万が一の盗難発生時の早期対応を行える仕組みを構築しました。
なお、数千人を対象に非接触手のひら静脈認証技術を搭載した入退出管理システムを暗証番号などと併用することなく運用するのは世界で初めてです。
【 共連れ防止対応ドア 】
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リシュモン様は、カルティエ、ヴァンクリーフ・アーペル、ピアジェ、モンブラン、ダンヒル、ヴァシュロン・コンスタンタンなどを保有する3大ブランドホールディングのひとつで、全世界で高級宝飾品の販売を行っています。リシュモン様は、お客様に高品質なブランド製品を提供するために、セキュリティ対策を強化しており、指紋認証技術を搭載した入退室管理システムをいち早く導入し、高級ブランド製品を扱う施設への不審者の侵入の防止に取り組んできましたが、乾燥や手荒れで認証できないケースがあるなど、認証精度に課題がありました。
リシュモン様は、今回さらにセキュリティを強化するため、一人ずつしか通り抜けできない共連れ防止対応のドアを採用し、1月から運用を開始し、従業員の入退出管理を厳格に行っています。
【 「PalmSecure」を採用したシステム 】
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また、リシュモン様は、ドアの強化に合わせて、入退出管理についても、完全非接触の手のひら静脈認証入退出装置に刷新、「PalmSecure」を搭載したSensometrix ( 本社:スイス、社長:Nicolas Rebetez、以下、センサーメトリックス) 社製の入退室管理システム「SensoBox SensoBrain(センサーボックスプラスセンサーブレイン)」を導入することで、セキュリティ体制を強化しました。
「SensoBox SensoBrain」は、「PalmSecure」を搭載したセンサーメトリックス社製の入退室管理システム「SensoBox」に同社が開発したアクセラレーターソフト「SensoBrain」を搭載することで、認証対象規模の拡大を図ったものです。これにより、最大千人までしか識別できなかった識別規模を拡大することが可能になりました。
富士通とセンサーメトリックス社は、2010年3月に、手のひら静脈認証技術を使った数万人規模の本人認証の技術開発について協業を開始し、欧米をはじめインドやアジア各国でビジネスを展開しています。富士通は、今後も、入退室管理システムや金融セキュリティシステムをはじめとするICTソリューションの提供を通じて、お客様の課題を解決し、お客様の企業価値向上に貢献していきます。
センサーメトリックス社について
スイス、ジュネーブに本社を置く生体認証入退出装置、および認証性能向上のためのブースターソフトを開発、販売している会社。現在は、富士通の手のひら静脈認証装置や手のひら静脈認証入退出装置のブースターを開発・販売しており、これまでに欧州、北米などで販売実績がある。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
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