PRESS RELEASE
2011年3月2日
宮崎県
富士通株式会社
鳥インフルエンザ防疫対策支援システムの構築・稼働について
宮崎県で続発する高病原性鳥インフルエンザ(以下、鳥インフルエンザ)の発生を受け、富士通株式会社(以下、富士通)は、昨年の「口蹄疫復興支援システム」に引き続き、「鳥インフルエンザ防疫対策支援システム」を構築しました。
本システムでは、宮崎県が行っている養鶏農家情報などの一元管理や日々の死亡鶏の羽数報告・取りまとめなどに関する情報集約の迅速化、さらには、進捗管理の効率化や各種情報の共有体制の強化などを図り、鳥インフルエンザの早期発見・早期通報によるまん延防止に資するものであり、現在、一部稼働し、段階的な運用を開始しています。
なお、本システムは、宮崎県ですでに使用している「口蹄疫復興支援システム」と同じく、富士通のSaaS(注1)型「CRMate(シーアールメイト)」を利用して短期間で構築されました。
システムの概要
- 宮崎県内の全養鶏農家(100羽以上の所有)情報をデータベース化し、各農場の毎日の死亡鶏情報などの情報集約を支援するクラウドシステム。
- ネットワークを介してアプリケーションを提供するSaaS型で構築(添付資料参照)。
- 養鶏関係者(注2)などが本システムを活用して、農場ごとの死亡鶏状況日報を県に直接報告することにより、より迅速で正確な情報集約とともに、家畜保健衛生所などにおける異常鶏の早期発見などが可能。
- 今後は、農場や埋却予定地などの地図情報なども同時に検索できるよう、付加情報の拡充などを行っていく予定。
運用開始日
平成23年2月中旬から一部稼働開始し、段階的に養鶏関係者などの利用者を拡大していく予定です。
SaaS型「CRMate」について
SaaS型「CRMate」は、顧客情報管理・問い合わせ管理・商談管理の機能を備えたサービスであり、SaaS型サービスの特長を活かし、短期間、低価格でシステムの構築を実現します。テンプレートを応用することにより顧客情報管理以外にも活用できることから、2010年には、厚生労働省の新型インフルエンザ罹患情報管理サービスや、宮崎県の口蹄疫復興支援システムなどにも導入されています。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
添付資料
- PDF 鳥インフルエンザ防疫対策支援システムの概要(47.5KB / A4・1ページ)
以上
注釈
- 注1 SaaS:
- Software as a Serviceの略。ネットワークを利用してアプリケーション機能をサービスとして提供するサービス形態。
- 注2 養鶏関係者:
- 農協や採卵鶏および肉用鶏を取り扱う企業および団体など。
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本件に関するお問い合わせ
富士通コンタクトライン
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受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)
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