このページの本文へ移動
  1. ホーム >
  2. プレスリリース >
  3. NTTドコモ様のモバイルワーカー向けクラウドサービス「モバイルセキュアデスクトップ」のICT基盤を構築

PRESS RELEASE (サービス)

2011年2月21日
富士通株式会社

NTTドコモ様の
モバイルワーカー向けクラウドサービス「モバイルセキュアデスクトップ」のICT基盤を構築

利用者拡大にも柔軟に対応できる基盤を実現

当社はこのたび、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:山田 隆持、以下、ドコモ)様が2011年2月17日より提供開始されているモバイルワーカー向けクラウドサービス「モバイルセキュアデスクトップ」を支えるICT基盤を構築しました。本サービスは、情報漏えいの懸念から、社外でのパソコン利用を厳しく制限されている企業のモバイルワーカー向けの新サービスであり、次世代通信方式LTE(注1)を活用した接続サービス「Xi(クロッシィ)®」からも利用することができます。

本ICT基盤は、当社が全体のシステムインテグレーションを担当し、当社のブレードサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」を活用して、拡張性の高い仮想化環境をドコモ様のデータセンターに構築し、データ集中管理など情報セキュリティ対策を講じたセキュアなICT基盤です。当社の設計技術により、「モバイルセキュアデスクトップ」の利用者拡大にあわせ、柔軟に拡張することができます。

当社は今後も、ドコモ様のパートナーとして本基盤の構築・運用などを支援し、「モバイルセキュアデスクトップ」の事業拡大に合わせた環境を提供し、サポートしていきます。

ドコモ様は、2020年企業ビジョン「スマートイノベーションへの挑戦」を掲げ、お客様のニーズに応えて新たなサービスを創造・提供されています。その一環として、モバイル通信方式において現在主流となっている3Gから、より高速かつ安定したインターネットサービスを実現できる次世代通信方式LTEを利用したサービス「Xi(クロッシィ)®」が、日本で初めて2010年12月24日から提供されており、「高速・大容量・低遅延」を活かしたより快適な通信環境を実現されています。

ドコモ様が提供の、モバイルワーカー向けの新たなクラウドサービス「モバイルセキュアデスクトップ」は、FOMA・固定網などの通信方式に加え、LTEも活用した高速通信を使用して、外出先、オフィスなどの場所を選ばずにパソコン・シンクライアント・タブレット端末からセキュアなデスクトップ環境で業務が行えるサービスです。「モバイルセキュアデスクトップ」サービスのうち、ファイルやアドレス帳を管理することができるストレージサービスは、スマートフォンや携帯電話からも利用することができます。

今回当社が構築したICT基盤は、ドコモ様のデータセンターに構築され、当社製品であるブレードサーバ「PRIMERGY」やストレージシステム「ETERNUS(エターナス)」に仮想化ソフトウェアを導入し、拡張性に優れた仮想化環境を実現しています。当社は、データセンターでのデータ集中管理やクライアント仮想化ソフトウェア利用によるセキュアな環境構築はもとより、サービス利用画面や利用者管理をはじめとした各種管理機能の設計・開発を含めて支援しました。また、柔軟に拡張できるように設計することで、「モバイルセキュアデスクトップ」の利用者拡大に対し、段階的に対応できます。

さらに、運用管理面においては、当社のシステム運用管理業務のアウトソーシングサービス「サーバLCMサービス」もあわせて提供しており、構築から運用まで、当社がドコモ様のサービスを全面的に支えています。

ドコモ様は、今後もさまざまなクラウドサービスのラインナップ拡充を順次計画されており、当社は、引き続きトータルモバイルソリューションカンパニーとして、ドコモ様のさらなる事業発展に貢献してまいります。

「モバイルセキュアデスクトップ」基盤の概要図

ICT基盤構成

  1. 高性能・高信頼なプラットフォーム製品を使用、可用性・運用性の高い基盤を実現
    • ブレードサーバ : 「PRIMERGY BX922」
    • PCサーバ : 「PRIMERGY RX300」
    • ストレージ : 「ETERNUS DX90」、「ETERNUS NR1000F 3140」
  2. クラウドサービス環境を実現するソフトウェア
    • クライアント仮想化ソフトウェア : シトリックス社「Citrix® XenDesktop®」(注2
    • 仮想化ソフトウェア : ヴイエムウェア社「VMware vSphere™」
    • OS : マイクロソフト社「Microsoft® Windows Server® 2008」

商標について

「Xi」「Xi/クロッシィ」「FOMA/フォーマ」は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモの商標または登録商標です。
Citrix®、XenDesktop®はCitrix Systems, Inc.またはその子会社の商標であり、米国特許商標局およびその他の国において登録されている可能性があります。
Microsoft、Windows Server は、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
VMware、およびVMware vSphereは、米国およびその他の地域における VMware,Inc. の登録商標または商標です。

その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

注1 LTE:
Long Term Evolutionの略称。標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)で仕様作成された次世代の移動通信方式。下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsの高速データ伝送が可能となる。ドコモ様がSuper3Gとして提唱したもので「3.9G」と位置づけられる。
注2 シトリックス社「Citrix® XenDesktop®」:
今回XenAppの機能とProvisioning Servicesの機能を主に活用。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

社会基盤営業本部 ドコモ営業統括部
電話 03-6252-2488(直通)


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。