PRESS RELEASE (サービス)
2010年12月16日
富士通株式会社
サントリーグループの業務システム基盤をプライベートクラウドに刷新
仮想化により、ICT運用の効率を大幅に向上し、CO2排出量を削減
サントリーグループのシステム開発・運用を担うサントリービジネスエキスパート株式会社(以下、サントリービジネスエキスパート)と株式会社サンモアテック(以下、サンモアテック)は、当社と共同で、サントリーグループにおける既存の業務システムが稼動するサーバの約6割のシステム基盤をプライベートクラウドに刷新する大規模なプロジェクトを開始、新規に構築したプライベートクラウド基盤に、第一弾として、一部業務のシステムを移行し、12月16日より、運用を開始しました。
当社は、最先端のICTを活用し、サントリーグループにおけるICT運用の効率を高め、ビジネス変化への柔軟かつスピーディーな対応を可能にするシステム基盤を整備しました。新基盤により、CO2排出の抑制が図られ、サントリーグループが推進する環境活動への貢献も期待できます。
サントリービジネスエキスパートは、本基盤を活用し、グループ各社の新規業務や業務拡張などに伴うシステム対応の迅速化を図ることで、各社の経営スピードの加速やビジネスチャレンジを支援し、ひいては、サントリーグループのビジネス競争力の強化につなげていく予定です。
総合酒類食品企業として、ウイスキーやビール、清涼飲料・健康食品をはじめ、外食・花事業など、多彩な事業を展開するサントリーグループは、消費者の味へのこだわりや健康志向の高まりなど、お客様のニーズにもとづく高品質の商品・サービスを提供しています。それらのビジネスを加速させるシステムについては、2009年のホールディングス化に伴い、グループ全体のシステム開発・運用を担うことになったサントリービジネスエキスパートが、各社のさまざまなチャレンジに柔軟かつスピーディーに対応できる高信頼でコストを抑えたICT基盤を検討していました。
このたび、サントリービジネスエキスパートは、当社と共同で、ブレードサーバ「PRIMERGY BX900」上に、仮想化ソフトウェア「VMware」を搭載したプライベートクラウド環境を構築しました。そこに、既存環境で稼働しているWEB、アプリケーションなどのサーバを移行するプロジェクトを、同社の子会社でサントリーグループのITインフラ基盤を担うサンモアテックと共同で開始、第一弾として、一部業務のシステムを移行し、12月16日より、運用を開始しました。
これにより、プライベートクラウドへの移行対象となるサーバ台数は現行の約5分の1へと大幅に集約されることとなり、コスト面、運用・品質面での向上が図られる予定です。また、サーバの電力消費量が削減されることにより、サントリーグループが推進するCO2削減などの環境経営に寄与することにもなります。
サントリービジネスエキスパートは、本基盤を活用し、各社の新規業務や業務拡張などに伴うシステム対応を迅速に行い、グループ各社の経営スピードの加速やビジネスチャレンジによる競争力強化を支援していきます。また、「VMware」で本システムの利用状況を見える化するとともに、さらなるICTリソースの最適化を図っていく予定です。
当社は、サントリーグループのプライベートクラウド基盤の稼働状況を見える化し、ピーク時を考慮した従来のICTリソースを最適化し、最小限のリソースでコストを抑えた運用を実現するための支援を行うとともに、保守を含めワンストップでサポートしていきます。
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以上
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