お知らせ
2010年12月1日
富士通株式会社
「モーダルシフトによる輸送CO2排出量の削減活動」で
平成22年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞
当社は、このたび「モーダルシフト(注1)による輸送CO2排出量の削減活動」で、環境省による平成22年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞しました。
本表彰は、環境省による地球温暖化対策を推進するための一環として平成10年度から毎年、地球温暖化防止月間である12月に、地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人または団体に対し、その功績をたたえるため表彰されるものです。
今回の表彰は、当社が環境負荷の少ない輸送手段で輸送する「モーダルシフト」を積極的に取り入れ、輸送CO2排出量を大幅に削減した点が高く評価されました。
当社の取り組みとして、製品輸送では2004年度からお客様の希望納期に応じてCO2排出量の少ない輸送方法を選択できる「輸送モード選択システム」を開発しました。さらに鉄道輸送を拡大するため、JRコンテナに合うパレット(貨物運搬用の台)サイズへの見直しなどを行い積載効率を上げました。
また、部材調達では国土交通省よりスーパー中枢港湾(注2)から内陸への鉄道サービスの充実を図る「鉄道モデル事業」の参画要請を受け、港から工場までJR貨物様と共同で20フィート海上コンテナ、40フィート海上コンテナを利用した鉄道輸送を開始しました。
これにより、当社は部材調達から製品輸送まで一貫したモーダルシフトを実現しました。この結果、輸送CO2排出量は2009年度ベースで8%削減を達成、さらに「平成18年度グリーン物流パートナーシップ推進事業」のモデル事業による積載効率向上の取り組みと合わせ、2009年度までにCO2排出量は2000年度比で45%削減を達成しました。
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 モーダルシフト:
- 輸送手段をトラックなどのCO2排出量の多い輸送手段から、鉄道、船などのCO2排出量の少ない輸送手段に変更すること。
- 注2 スーパー中枢港湾:
- 中枢国際港湾などの中から指定した、実験的、先導的な施策の展開を官・民連携の下で行う港湾。
関連リンク
- 平成22年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰について(環境省 報道発表資料)
- 物流における環境配慮
- 富士通の環境活動
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