PRESS RELEASE (サービス)
2010年9月30日
富士通株式会社
東京大学様における学内業務システムの共通基盤を構築、
効率的なICTの運用を支援
ブレードサーバ「PRIMERGY」を採用、TCO削減を実現
当社は、国立大学法人 東京大学(所在地:東京都文京区、総長:濱田 純一、以下、東京大学)様の、学内業務システムの共通基盤を、当社のブレードサーバ「PRIMERGY(プライマジー)」と仮想化ソフトウェア「Hyper-V 2.0」で2009年12月に構築しました。2010年3月には、さらなる共通基盤の性能強化のためブレードサーバ追加とメモリ増強作業を実施しています。また、2010年4月の新規業務アプリケーション構築にも活用することで、新たにハードウェアを追加投資することなく運用開始できるなど、効率的なICTの運用を実現しています。
本共通基盤は、学内ポータルサイト、ID管理などの5つのシステムの計26台のサーバを、4台に統合しました。統合により、サーバ台数の削減、セキュリティ対策のアップデートなどにともなう停止時間の短縮や、運用管理コストの低減が実現できます。
東京大学様は、今後本共通基盤を活用し、大学全体でのシステム最適化を図られる予定です。
従来全国の国立大学では、国立大学共通の業務アプリケーションを使用していましたが、2004年の国立大学の法人化にともない、各大学の特長をいかしたそれぞれの業務システムを構築するなど、情報システムのあり方も大きく変化しました。その結果、東京大学様においても、管理部門ごとに業務システムを個別に構築されていたことから、ハードウェアの種類や設置場所がバラバラであり、ハードウェアリソースの有効活用や管理部門別の運用管理の負荷などが課題となっていました。
東京大学様は、情報システム本部の主導で全学的な情報システムの基本方針を2009年に立て、計画的にシステムの導入・運用を行う取り組みをスタートさせました。その第一弾として、業務システムのインフラ刷新を行い、仮想化技術を用いた業務システムの共通基盤を構築、2009年12月に稼働させました。
本共通基盤は、当社のブレードサーバ「PRIMERGY BX620」5台と仮想化ソフトウェア「Hyper-V 2.0」を組み合わせて構築しました。学内ポータルサイト、共通ID管理システムなど5つのシステムが仮想化サーバに移行され、運用されています。本共通基盤により、5つのシステムで使用するサーバ台数の70%削減や、セキュリティ対策のアップデートなどにともなう停止時間の短縮や運用管理コストの低減を実現しています。
また、Hyper-V2.0の活用により、ライブマイグレーション(注1)の活用が可能となりました。共通基盤の機能強化のため2010年3月に実施したブレードの追加とメモリ増強作業の際に、業務システムのサービスを一切停止させることなく、リソースの増強を行うことができました。さらに、2010年4月の新規の業務アプリケーション構築の際に、本共通基盤を活用することでハードウェアの追加投資をすることなく、迅速かつ柔軟にサービスの提供を開始することができました。
東京大学様は、今後、現在稼働している他の業務システムだけではなく、新規のシステムについても可能な限り全て、この共通基盤に仮想化統合していく予定です。
当社は、これからもブレードサーバや仮想化技術をはじめ総合力を駆使し、東京大学様を支える基盤づくりに貢献していきます。また、教職員様・学生様向けのサービス向上へ貢献すべく、さまざまなICT活用の提案をしてまいります。
システム構成イメージ図
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以上
注釈
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