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PRESS RELEASE

2010年9月16日
富士通株式会社
CA Technologies

富士通とCA Technologiesがソフトウェア分野で戦略的協業

お客様ICTシステムに向けた両社の運用管理製品の強化、
およびクラウドビジネスに向けた新たなパートナーシップを締結

富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山本 正已、以下、富士通)と、CA Technologies(本社:米国ニューヨーク州アイランディア、会長兼CEO:ウィリアム・マクラッケン)は、お客様ICTシステムに向けた両社運用管理製品の強化、およびクラウドに向けた戦略的協業を推進することで合意しました。

本協業により、マルチベンダ環境のICTシステムの運用管理を強化するために、両社の持つソフトウェア製品を相互に補完します。また、両社製品を組み合わせることで、業務プロセスの観点でお客様ICTシステム・アプリケーションの稼働・性能状況を見える化する新たな運用管理を実現します。今後、両社はクラウド環境での協業を拡大してまいります。

本協業の第1ステップとして、富士通とCA Technologiesの間で相互製品のOEM契約を締結しました。

富士通はアプリケーション性能管理ソフトウェア市場でリーダーと位置付けられている(注1)CA Technologiesの「CA Application Performance Management (CA APM)」を、本日より日本市場で販売開始します。

CA Technologiesは富士通の業務プロセス監視・分析ソフトウェア「Interstage Business Process Manager Analytics」を、「CA Business Process Performance Analytics(CA BPPA)」ブランドとしてワールドワイドに提供します。

富士通は、「CA APM」をお客様に提供することにより、アプリケーションの状況を見える化し、ICTインフラで発生した問題を早期に特定し、重要な問題を優先的に解決します。また、「CA APM」と富士通の統合運用管理ソフトウェア「Systemwalker(システムウォーカー)」の組み合わせで、SOA(注2)ソフトウェア「Interstage(インターステージ)」や他社SOA環境上で構築されたアプリケーションの管理を強化します。

CA Technologiesは、「CA BPPA(Interstage Business Process Manager Analytics)」の業務プロセスの見える化機能により、CAサービスアシュアランス製品のポートフォリオを強化します。また、「CA BPPA」により、ビジネス管理者やアプリケーション管理者は、業務プロセスの見える化・プロアクティブなSLA管理を実現し、ビジネスに影響のある問題をすぐに解決することで、高品質なサービスを継続的に提供することができます。

「CA APM」と「CA BPPA (Interstage Business Process Manager Analytics)」の組み合わせにより、お客様はさまざまな環境において、業務プロセス、アプリケーション・トランザクション、ICTインフラレスポンスにわたるより広く深い分析をリアルタイムに行うことができ、今後クラウド環境に展開していきます。

今回OEM契約により提供する製品について

「CA Application Performance Management (CA APM)」

  1. 製品概要

    「CA APM」は、アプリケーションを利用するエンドユーザの視点でアプリケーション処理性能を見える化することで、エンドユーザの満足度維持と業務サービスの安定提供の両立を支援するアプリケーション性能管理ソフトウェアです。

    • エンドユーザレスポンスを可視化:従来の稼働監視だけではわからなかったWebサービスのレスポンス劣化を、エンドユーザ側のレスポンス状況を可視化することで予兆を検知できます。
    • Webアプリケーションのオンライントランザクションを可視化:アプリケーションの性能状況を、エンドユーザ視点から業務アプリケーションにいたるまでをトランザクション単位で把握できます。
    • 業務アプリケーション内の処理性能のボトルネックを可視化:アプリケーション内部のクラス・メソッドの呼び出し関係とその時間のリソース使用率を見える化することで、業務アプリケーションの処理とICTインフラリソースの関係を把握し、問題箇所を特定できます。
  2. 販売価格、および出荷時期
    製品名 販売価格(税別) 動作OS(管理サーバ) 出荷時期
    CA APM 9 プロセッサライセンス 162万5,000円 Windows Server 2008,
    Windows Server 2003,
    Red Hat Enterprise Linux 5,
    Solaris10, Solaris9
    2010年
    10月末日

「CA Business Process Performance Analytics (CA BPPA)」

(Interstage Business Process Manager Analytics)

  1. 製品概要

    業務の実行情報(イベント)やログを用いて、業務プロセスの実行状況と異常をタイムリーに監視し、即座に分析するソフトウェアです。業務プロセスの活動状況を分析することで、業務改善のための具体的なポイントが明確になり、業務プロセスの最適化および、継続的な業務改善を支援します。

富士通株式会社 ミドルウェア事業本部長 新田将人のコメント

富士通製品とCA Technologies製品の組み合わせにより、両社の運用管理製品はさらに充実し、競争力のあるものになります。「CA APM」は、アプリケーションの性能問題をプロアクティブ、リアルタイムに監視し、性能問題の要因を特定・解決します。これにより、お客様が提供するアプリケーションの性能品質を確保します。また、富士通の「Interstage Business Manager Analytics」は、「CA APM」を補完し、アプリケーションと業務プロセスの性能状況を見える化します。

CA Technologies サービス・アシュアランス・カスタマー・ソリューションズ事業部 ジェネラル・マネージャ クリス・クックのコメント

CA Technologiesと富士通は新製品や新しいサービスビジネスの機会を生み出すために、長らく協力してきた歴史があります。この協業は、サービス品質の見える化やエンドユーザレスポンスの管理といった、IT・ビジネス管理の重要な課題を解決するものです。本協業により、両社は市場に合ったソリューションを提供していきます。

両社コメント・ビデオメッセージ

Systemwalkerトピックス」をご覧ください。

CA Technologies について

CA Technologies (NASDAQ: CA) は、メインフレームをはじめ、物理環境から仮想環境、クラウドに至るまで、あらゆるIT環境における専門知識とノウハウを有するITマネジメント・ソフトウェア/ソリューション・ベンダです。CA Technologiesは、IT環境を管理し、安全確保のための手段を提供することで、お客様がITサービスを柔軟に行えるよう支援しています。CA Technologiesの革新的な製品とサービスは、IT組織にとって不可欠な洞察力とコントロール能力を提供します。フォーチュン500 の多くの企業が CA Technologiesの製品/サービスを活用し、絶えず変化するITエコシステムを管理しています。CA Technologiesの詳しい情報については、米 CA TechnologiesのサイトCA Technologies(日本)のサイト をご覧ください。またツイッターについては、CA Technologiesのツイート をご覧ください。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

  注1 リーダーと位置付けられている:
出典 Gartner, Inc. "Magic Quadrant for Application Performance Monitoring" by Will Cappelli, February 18, 2010
マジック・クアドラントの免責条項
本マジック・クアドラントは、2010年よりガートナーが著作権を有しており、その許諾を得て再掲したものです。マジック・クアドラントは、特定の時点や期間における、特定の市場を図式的に表現したものです。これは、ガートナーの採用した定義に基づいて、当該市場向けの基準に特定のベンダーを当てはめた場合の評価をガートナーが分析したものです。ガートナーは、マジック・クアドラント内に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また「リーダー」クアドラント内に位置付けられたベンダーのみを選択するようテクノロジの利用者に助言するものではありません。マジック・クアドラントの用途はリサーチ・ツールに限定されており、特定の行為に導く意図を有しておりません。ガートナーは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の保証を行うものではありません。
  注2 SOA:
Service Oriented Architecture(サービス指向アーキテクチャー)
情報システム全体をサービスの集まりとしてとらえ、ハードウェアやOS・言語に依存せず、標準的なインターフェースを持った再利用可能なソフトウェア部品の組み合わせによって、自由に連携・利用できるシステム構造を規定するソフトウェアアーキテクチャー。

関連リンク

本件に関するお問い合わせ

富士通株式会社
富士通コンタクトライン
電話: 0120-933-200
受付時間: 9時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く)

CA Technologies
CA ジャパン・ダイレクト
電話: 0120-702-600
受付時間: 平日9時~17時30分
E-mail: JapanDirect@ca.com


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