PRESS RELEASE (システムプラットフォーム)

次世代テープドライブ対応のテープライブラリを販売開始

LTO Ultrium 5ドライブ搭載の「ETERNUS LT20、LT40、LT60」で設置スペース、データ格納時間、コストを削減

企業活動において、爆発的に増大するデータのバックアップはますます重要になっています。テープライブラリ製品は、基幹業務や重要なデータの災害対策や事業継続の面から、大企業だけでなく中堅中小企業のお客様のニーズも高まっています。当社は、より高速なバックアップ、省スペース、コスト削減に貢献するLTO Ultrium 5に対応した新製品を販売開始します。

LTO Ultrium 5は、カートリッジテープ1巻あたり3TB（注2）のデータを格納でき、毎秒280MB（注2）の高速転送が可能なテープドライブの最新規格です。

エントリーモデルの「ETERNUS LT20」は、1U（注3）の省スペースに8巻のカートリッジテープを搭載でき、24TBのデータを格納できます。

ミッドレンジモデルの「ETERNUS LT40」「ETERNUS LT60」は、テープドライブを最大2台、カートリッジテープをそれぞれ24巻、48巻まで搭載でき、72TB、144TBのデータを格納できます。また、1時間あたり2TBのデータバックアップが可能です。

本製品の特長

1. 大容量、高速伝送による設置スペースとコストの削減
   • LTO Ultrium 5は、LTO Ultrium 4の約2倍、LTO Ultrium 3の約4倍となる、カートリッジテープ1巻あたり最大3TBの記憶容量を持ちます。これにより総テープ数の削減を可能にし、設置スペース、コスト削減に貢献します。
   • 毎秒280MBのデータ転送が可能です。データ転送を効率よく行うスピードマッチング機能（注4）とデータのバッファ（注5）サイズの増大によりテープドライブ1台につき1時間あたり最大1TBのデータバックアップ、リストアが可能です。
   • サーバインターフェースはお客様のシステムに合わせて、SAS(最大転送速度毎秒6Gbit)、ファイバーチャネル（最大転送速度毎秒8Gbit）を選択できます。
   • 非稼働時は、自動的にスリープモードに切り替えることができます。稼働時に比べ約45％の消費電力を削減できます。
2. 暗号化機能や互換性によるセキュリティ向上
   • 一度書き込まれたデータを変更しないWORM(Write Once Read Many)機能や、256bitAES（注6）に対応した暗号化機能を備えており、データの改ざんや削除を防ぎます。
   • LTOの互換性により、LTO Ultrium 3の読み出し、LTO Ultrium 4の読み出し・書き込みを可能にしており、既存資産の活用が可能です。

販売価格

・SASインターフェース、LTO Ultrium 5テープドライブ1台搭載時

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

添付資料

PDF 製品仕様一覧（48.2KB / A4・1ページ）

PDF 製品ラインナップ（471KB / A4・1ページ）

注釈

  注1 LTO Ultrium 5：

テープドライブの規格LTOの第5世代。

  注2 3TB、毎秒280MB：

2倍圧縮の場合。

  注3 1U：

1Uは高さ44.45mm（1.75インチ）。

  注4 スピードマッチング機能：

サーバからのデータ転送レートに合わせて、テープドライブ回転を制御し、データ転送待ち時間を少なくする機能。

  注5 バッファ：

サーバからのデータを一時保存するメモリ。LTO Ultrium 5では256MB搭載。

  注6 256bitAES：

Advanced Encryption Standardの略。米国連邦情報処理標準の暗号化方式。

関連リンク

• ETERNUS 紹介サイト

本件に関するお問い合わせ

富士通コンタクトライン
電話： 0120-933-200
受付時間： 9時～17時30分（土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く）

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