お知らせ
2010年7月26日
富士通株式会社
セグメントの一部変更に関するお知らせ
7月9日に発表した中期経営計画にてお知らせのとおり、当社グループは、今後の成長シナリオとして、「真のグローバル化の加速」と「新しいサービスビジネスの創造(ヒューマン・セントリックなインテリジェント・ソサエティ(注1)の実現)」を掲げています。この経営方針に基づき、セグメントを以下のとおり一部変更しましたので、お知らせいたします。
なお、平成23年3月期(2011年3月期)第1四半期決算発表(2010年7月29日予定)より、過年度も含めて、新セグメントでセグメント情報を開示いたします。
セグメントの主な変更点
- 海外サービス事業
当社グループは、今後の成長の基軸として、ICTインフラをワールドワイドでサポートする体制を強化し、データセンター、サービスデスクなどのサービス基盤を拡大展開してまいります。従来、海外サービス事業は、「サービス」のうち、「ソリューション/SI」および「インフラサービス」に含めていましたが、「インフラサービス」の区分に集約して表示する方法に変更しております。
- オーディオ・ナビゲーション機器、移動通信機器および自動車用電子機器
当社グループが実現を目指す「ヒューマン・セントリックなインテリジェント・ソサエティ」において、オーディオ・ナビゲーション機器などは、パソコン/携帯電話とともに、人や組織の行動パターンから生み出されるさまざまな情報や知識をセンシングするユビキタス端末あるいはセンサーとして重要な製品となるものです。従来は「その他」セグメントに含めていましたが、新セグメントでは「ユビキタスソリューション」に区分変更しております。
新旧セグメントの対照表
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(※1) 従来、「その他」区分に含めていたセキュリティソリューション(情報システムおよびネットワーク設置工事)は、社内マネジメント区分に従い、新セグメントでは「インフラサービス」に区分変更しております。
(※2) 前連結会計年度に事業譲渡したHDD事業は、従来、「ユビキタスプロダクトソリューション」に含めていましたが、比較のための過年度の売上高および営業損益については、「その他/消去又は全社」に含めて表示しております。
新セグメントに属する製品およびサービスの種類
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新セグメントによる売上高および営業利益
添付資料1~6をご参照下さい。(131KB / 20100726.xls)
営業費用の配賦方法の変更について
クラウド時代を迎え、プロダクトとテクノロジーが支える総合サービスビジネスに変化していく中で、より適切な営業活動の費用回収管理を実施するため、営業費用の配賦方法を変更しております。この変更により、配賦される費用が、プロダクトでは減少し、サービスでは増加しました。
以上
注釈
- 注1 ヒューマン・セントリックなインテリジェント・ソサエティ:
- 誰もが複雑な技術や操作を意識せずに、ICT技術が創出する価値の恩恵を享受できる社会。
企業活動や生活の場、そして社会のさまざまな場に浸透する多様な情報端末やセンシング技術、高速大容量の無線ネットワーク技術が、人や組織の行動パターンなどから生み出される膨大な情報を収集し、今まで見えなかった人の行動やものの動きを見える化します。それをクラウド基盤やスーパーコンピュータなどのICT(Information and Communication Technology)インフラを活用して分析を行い、それぞれに有効なデータを提供することで、新たな価値やビジネスモデルの提供が可能となります。企業活動はもとより、医療、地球環境、エネルギー問題といった社会全体の課題に対する新しい発見と、高度なヒューマン・インターフェースにより、多くの人にICTの恩恵を提供できる人間中心の豊かな社会が実現すると考えております。
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。