PRESS RELEASE
2010年7月21日
富士通株式会社
富士通初の「字幕入りTV-CM」を制作、7月23日より放送開始
ユニバーサルデザインの発展、普及を推進
当社はこのほど、主に聴覚に障がいのある方や加齢により耳の不自由な方にテレビコマーシャル(以下、TV-CM)内容をご理解いただき、かつお楽しみいただくため、当社製携帯電話「らくらくホン7」のTV-CMに字幕を入れて、7月23日(金曜日)より放映いたします。
富士通グループは、ユニバーサルデザイン(注1)の推進を企業の社会的責任のひとつと考え、ICT(情報通信技術)のユニバーサルデザインを推進するために、「利用できる人の拡大(アクセシビリティの向上)」と、「使いやすくするための工夫(ユーザビリティの向上)」に取り組んでおります。
今回のTV-CM制作はその一環として、一人でも多くの方に情報をわかりやすく発信していき、今後も、より良い製品やサービスをお客様に提供することで、「誰もが参加できるICT社会」を目指してまいります。
出演者やナレーションを文字で表示した字幕付きTV-CMは、日本においては字幕が映像表現上妨げとなる懸念や費用の問題などにより、一部の例外を除き実施されておりません。一方、TV-CMの字幕についての調査結果(注2)によると、TV-CMに字幕が「欲しい」と思っている消費者は、聴覚に障がいがある方は75%、ない方でも47%にのぼります。
今回の「らくらくホン7」では、TV-CMを4タイプ制作し、らくらくホンのイメージキャラクターである大竹しのぶさんの台詞や、音声に対応した字幕をオープンキャプション方式(注3)で表示しています。当社として、字幕付きのTV-CMは初めての試みであるため、TV-CM制作会社と協力しながらいくつかの字幕表示パターンを検証し、最も見やすく、かつ理解しやすいものとなるように工夫いたしました。
TV-CMは企業からの情報発信ではありますが、重要な生活情報です。当社は今回の放映の反響について調査しその結果を踏まえた上で、今後も一人でも多くの方に情報をお伝えすることができるようにTV-CM制作に取り組んでまいります。
TV-CM概要
放送開始 | : | 2010年7月23日(金曜日)より順次オンエア(全国) |
TV-CMタイプ | : | 「インターネットもあんしん」篇(15秒) 「インターネットも楽しい」篇(15秒) 「ウォーキングアプリ」篇(15秒) 「ますます使えるらくらくホン」篇(15秒) |
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
以上
注釈
- 注1 ユニバーサルデザイン:
- 特別な改造や特殊な設計をせずに、できる限り多くの人が利用できるように配慮した、製品、サービス、環境などのデザインのこと。
- 注2 TV-CMの字幕についての調査結果:
- 聴覚障害者・健聴者対象の調査は国際ユニヴァーサルデザイン協議会の「余暇のUDプロジェクト」が実施。回答者は聴覚障害者104人、健聴者が170人。
- 注3 オープンキャプション方式:
- 映画の字幕のように誰がいつ見ても字幕が見えるもの、特別な機械を使わなくても普通に見られる字幕のこと。
本件に関するお問い合わせ
マーケティング本部 宣伝部
電話: 03-6252-2247(直通)
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